たーこいずの宝箱

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大好きなものへの愛を綴るブログ

名探偵コナン「SDB100+」感想

2022/4/13に発売された名探偵コナン「Super Digest Book 100+」の感想です。

 

なかなか発売されなかった100+!

待ちきれなくてLOVE+とかRECIPE+とか先に出ちゃった100+!

新一と蘭の恋の行方やボスの正体、RUMの正体、お茶会などなどが描かれた巻をまとめた100+!

ということで、盛りだくさんな内容で読みごたえがありましたね~!

 

では、以下ネタバレあり感想です。



 

リレーインタビュー

100巻記念ということで企画された新一役の勝平さんとコナン役のみなみさんのリレーインタビュー。

読み応えのある量で内容も濃いいいインタビューでした♡

 

"ここ最近の方が新一を初期の頃のように演じられるようになってきている"というのが好きなんです。

勝平さんは前々から新一の美化され続けるイメージにプレッシャーを感じていたというお話をされていましたけど、久しぶりに等身大な新一が長く登場するエピソードである「紅の修学旅行」があったのがよかったですよね。

新一ってキザな探偵っていう一面もあるけど、本当はホームズオタクで毛利蘭に恋してるただの高校生男子。そんなところが新一の魅力ですし、勝平さんのお声がさらにその魅力をましてくれるんです。

また修学旅行や水族館みたいに、等身大な新一が、等身大な新一を演じる勝平さんのお声が聴けるのを楽しみにしています。

 

"自分の味方の選別をし始めた感じ"というのは黒ずくめに近づけば近づくほど感じるところ。赤井さんとの距離感、安室さんとの距離感、世良ちゃんとの距離感...

RUMの正体にもそろそろコナンサイドが気づくでしょうし、どんどん核心に迫っている感じがしてワクワクします。

コナンは長く続いてほしいと思う反面、はやく最終回を見届けたいという思いもあるので...先生が元気なうちに、声優さんが元気なうちに最終回を迎えてほしいですね。

 

先生のコメント&質問への回答

私先生のコメントも字も好きなので、SDBでは先生への質問と同じくらいに楽しみにしてるんですよね~毎回裏話を教えてくださいますし。

今回は修学旅行編、海猿島編、さざ波編について言及されてます。

 

修学旅行をあんなにすてきなエピソードに仕立て上げ、さらにはただ恋愛が進展しただけではなくそれすら黒ずくめ関連と結び付けてしまうという手腕。流石すぎます。

ネクタイをひっぱるのは私も予想の斜め上でびっくりしたのですが、だからこそ蘭ちゃんだし流石先生だなぁと読むたび、見るたび思うんですよね。

アニメ版では先生がキスシーンの原画も担当されてますしね♡

 

海猿島の元となった猿島、いつか行ってみたいスポットに仲間入りしたわけですが、赤井さんが射撃したのって本当に遠いらしくて...実際に自分の目で見て体感してみたいです。

 

ではでは、大本命の質問コーナー!

 

一番最初の質問で、結構いろいろなところで言われる"新一を出して"というお願いに先生はコナンとして毎回出てる、とご回答。

先生、一貫してこの回答なんです。これが本当に嬉しくて。

新一=コナンであるから、そこは同一人物だからコナンとして出ている=新一として出ている。原作者がこの考えでいてくれる限り、軸がぶれることはないと思えてとても嬉しいんです。

もちろん、勝平さんのお声は聴きたいので新一としての電話シーンとか体が元に戻るとか過去編とかみたいですけどね笑

 

そして毎回ぶれない先生のご回答は、新一は蘭の全部が好きというもの。

これもうたまらん!最高!

蘭のつくる料理なら全部好きだし蘭まるごと全部好きだし一目ぼれしてからというものぞっこんだし新一の愛が深すぎて悶え死ぬ。

そして裏人気投票で一位になる新一と蘭、帝丹高校の名物夫婦は一位のカップルなんて萌えるしかない。

 

そんな二人はビックベンでの告白の後、ホテルまでひたすら無言だったそうで...

みたい!その二人みたい!!

翌日電話すらまともにできなかった二人ですから、もじもじして何も喋らず蘭の泊まるホテルまで案内したんだろうなぁ。好き。

 

新一と蘭が付き合ってる報告をした時のおっちゃんの反応が見たいと言い続けている私ですが、先生から小五郎は「まじか!?」英理さんは「でしょうね...」と正式にご回答が!

ぜひ原作で描いてくれ~!!ぜったいおっちゃんは飲んでたビールを吹き出すか、咥えてたタバコ落として火傷するかすると思うんだよなぁ。そして問答無用で一本背負い

報告をするのでもいいし、なぜか気づいちゃうでもいし、どっちのパターンも欲しい。

 

園子が蘭の水着姿を隠し撮りして新一に送るというのは過去に何度もやったことがあるという事実にまたもや悶えましたね。

しかも"何度も"ですよ?最高かよ...新一絶対蘭の水着フォルダに保存してんじゃん...

新一と蘭と園子のこの三人の関係が大好きなのでもう最高です。

この三人の過去エピソードがもっともっと見たい!

 

では話を新一と蘭から変えまして、絡繰箱の時キッドが置いていったスマホ、そしてキッドは優作さんに恩返ししたのか、これ私も似たような質問を送った記憶が。

私はキッドがこっそり工藤邸まで取りに来たとかかな~と思っていたのですが、赤井さんが処分したんですね。

そして恩返しはしてないキッド...こちらは予想通り。笑

もし優作さんとキッドが対面したら、キッドは速攻ピンチに追いつめられるだろうなぁ。見たい。

 

赤井さん関係で特に面白かったのは、チュウ𠮷は小さい頃からあんな兄に喧嘩は売れないと思う、という話。

確かにあんなお兄ちゃんに喧嘩を挑もうとは思わない😂

 

そしてきゅんとしちゃったのは、ジョディ先生との互いの第一印象が「態度がでかい男」「口うるさい女」...めっちゃ好き...

この2人の醸し出す大人な恋愛感が好きですが、この第一印象から恋人になったの大人な恋愛って感じで最高じゃないですか?(伝われ)

お互いいい印象を持っていなかったのに、チームとして仕事をしていく中で惹かれあっていくわけですよ...好き...

 

組織関連で興奮したのは、万馬券の事件が仕組まれたものだったと判明したことですね。

脇田が潜入するために板前をケガさせたとかかな...とは思っていましたが、まさか万馬券の事件を小五郎に解かせるために事件自体を仕組むなんて、怖...

流石RUM。本当、これからの展開が恐ろしいです。ぽろっとやらかして一気に窮地に立たされるとかありそうで怖い~!

 

最後に

冒頭でも言及したように、盛りだくさんな91~100巻。100+を見ながらうわ濃いな~と満足感に浸っておりました。

そしてそれはもちろん加速...!千速という魅力的すぎる新キャラも登場し、伊織さんの驚きの過去も明らかになり、着実に次の段階へと話が進んでいます。

私はそろそろお茶会の続きが読みたい...!流石に次のSDBが出るころには読めていますように。

 

では、お読みくださりありがとうございました!

 

アニメ名探偵コナン新ED「空っぽの心」感想

アニメ名探偵コナンのEDが2022/4/16日放送回より新しくなりました!

新曲はSARD UNDERGROUND「空っぽの心」

曲はもちろんのこと、もう映像が素敵でしたね~!!

 

では、以下感想です。コナン版のジャケットだけでも眼福~!

 

桜と言えば...

まずいきなり蘭のキス顔から始まるってどういう了見ですか!?最高です!!

スプーンにキスする蘭の横顔、しかも目は見えないということ素晴らしい構図...最高。

いきなり心を鷲掴みにされます。

 

そして窓を伝う雨がまるで蘭の瞳から零れ落ちた涙のように見える演出。

なんてあざとい...

その蘭の視線の先には雨の中サッカーボールを持つコナンがいるわけですよ。

 

雨の中桜が舞ってる~きれいだな~と思っていたら。なんと!

さくら組のちび新一が登場~!みんな大好きさくら組!!

ちび蘭の隣に高校生の蘭が、ちび新一の隣に高校生の新一がいるのいいですよね。

 

しかもその直後にあの日の新一が蘭の手を引っ張って駆けてくわけですよ。

ちび新蘭に心癒されきゅんとしたのもつかの間、悲しい現実に引き戻される。

けれどあの日の新一と蘭が虹を見る演出のおかげで、希望を感じられるのが救いです。

 

そして素敵なクライマックスは、さくら組で蘭が手作りした桜を、今の蘭が作っているという素晴らしい演出!

窓に折り紙で作った桜を貼り付けて、枯れ木に花が咲いたみたいにするの素敵だ~!本当に可愛い!乙女!

コナンの鼻についてる桜の花びらをとる蘭が可愛くて可愛くて...

 

大人になった蘭が桜を折り紙で作るなんてもう幸せな描写で心がほっこりしました。

前のEDは蘭が麗しすぎて目を奪われてしまいましたが、一転、今回のEDは可愛い蘭、ちび新蘭に心がぽかぽかする映像でした🌸

いやぁそれにしてもちび新蘭は可愛いなぁ。癒し。

 

歌詞

「私の謎は全て解き終わってるみたいね」などの歌詞は新蘭ぽくないですが...

だって蘭ちゃんは新一にとって厄介な難事件さんですからね!蘭という謎を新一が解き終わることはないのです!

 

努力と希望を語る 不精と不満を語る

まんまと罠にかかりました 愛の幻想

なんて、なんて詩的で大人な歌詞なの。

恋とか愛とか、確かに罠ですよね~いつのまにか落ちてて、幻のように消えちゃう。

でもその儚さがいいんですよ(誰目線)

 

でもしかし、やはり新蘭を感じさせるフレーズはちゃんとあります!

私的一番ぽいな~という歌詞は

君は美しい愛を絶え間なくくれるの

ですね!まあ新一の愛は美しいのかよくわかりませんが(むしろ重くて暑苦しい)(褒めてる)、絶え間ないというのは100%そのとおり。

なんたって出会ったその日からずっと毛利蘭に恋してますから♡

 

最後に

OPEDが変わるというお知らせの度に「えー!もう!?早くない?」と思い、新しい映像を見るたびに「うわぁ今回も素敵だ―!」となっている気がします。

まんまと踊らされてる。

 

今回のEDも変わってしまうまでの間に何度も見て心に焼き付けておきたいと思います🌸

うん、何度見てもやっぱり雨と桜もいい組み合わせだ!

 

では、お読みくださりありがとうございました!

 

「キングダム展―信―」感想

2022/4/23から始まった「キングダム展―信―」名古屋会場に行ってきました!

 

本当はネタバレ全開で思いの丈を綴りたいところですが、映画のように全国で一斉に見れるわけではないということ、また名古屋が3か所目とはいえ今後全国を周る予定ということから、ネタバレは極力せずに感想を書きたいと思います。

正直ネタバレなしでは全然感想を書けないと思うのですが、でもこの感情を言語化して残しておきたい衝動に駆られまして...

 

具体的なネタバレなしとはいえ、先入観なく鑑賞したいという方は閲覧ご注意ください。



 

 

圧巻の展示

いやぁ、もう想像以上でした。予想をはるかに超えてきました。

公式サイトにも載ってるインタビューにありますが、原作者の原先生が

本の形で読むのではなく、信の物語を会場で「体感」していただけたら

とおっしゃていたのは事前に知っていて、でも具体的に何を意味するのかよく分からなくて。

原画がずらっと並んでいるだけじゃなくて、ところどころ拡大した巨大な絵があったり、並べ方に工夫があったりするんだろうな~くらいの気持ちでした。

 

そしたら本当に「体感」する物語でした。

拡大した絵の側にその原画があったり、原画を漫画の一部にすることでストーリーにしていたり、書き下ろし原画を盛り込むことで単に「キングダム」のストーリーをなぞるのではなく「信の物語」になっていたり。

しかも壁の色にまでこだわりがあり、その場面ごとに相応しい色になっているんですよね。

目の動く順番どおりに絵が、文字が飛び込んできます。

 

さらに驚いたのは、視覚だけでなく聴覚までも体感できたということ。

正直、その音のブースに行く前から漏れ聞こえてしまってたのでそこは少し残念でしたが、しかし、「あの音が聞こえるってことはもしかして...」とはやる気持ちを抑えながら順番に見ていくというのもそれはそれで楽しかったです。

 

一番最初から目を奪われっぱなしでしたが、私的に熱くなったポイントをあえて挙げるなら、蛇甘平原、馬陽、合従軍のあの場面、そして呂不韋以降すべて(もはやポイントではない)でしょうか。

いや、でも飛矢の場面はらしさがあってよかったしキョウカイのところも胸が熱くなったし、若者3人のところはシンプルさがとてもよかったし...

全然絞れない。それくらい全部が素晴らしかったんですよ。

とっちらかりそうなのにメリハリがよくてぐいぐいと引き込まれます。

というか入り口入って一番最初の絵でもう引き込まれましたね。

 

しかし、やっぱり何と言っても私は呂不韋以降が素晴らしかったと思います。

あのシーンをあの形で入れたことで、今まで信の物語を追体験してきて興奮していた気持ちが、熱くなっていた気持ちが、さらに熱くなる一方、考えさせられ、胸をうたれ、キングダムの奥深さを感じました。

あの順番で、あの流れで展示を締めるのはすごく良いと思いました。

 

随所にちりばめられている書き下ろしも素晴らしかったです。

あの夜を終えた後のあの絵や、あれを受け継いだときの絵や...

特に最後のあの絵はぐっときましたね。あれを最後に持ってくるのか!と感動しました。

 

おまけと称し、ストーリー終了後に漏れてしまったと思われる原画を先生のコメント付きで見られたのも幸せでしたね。

 

なるべく人がいない状況でゆっくり見たいな、とあえて連休前の平日の中途半端な時間を狙って行ったのですが、それにしては案外人がいてびっくりしました。

流石に貸し切り状態にはならなかった😂

しかし人は多くなかったので、じっくりと見ることができました。

ショップでの買い物も終えて外に出たら、まるっと2時間が経過していて驚いたくらいです。完全に時間の流れを忘れて没頭してしまいました。

私が見ている途中で何人も何組にも追い抜かれたので(というか追い抜いてもらったので)私が単に見るのが遅いのかもしれませんが、追い抜いて行った人たちでも30分~1時間はかかったのでは。

それくらいに満足度が高かったです。

 

ちなみに、2人組が多かったですが正直会話が雑音になりますし、1人でじっくり見る方がよいかと思います。1人のお客さんも結構いらっしゃいました。私もぼっち参戦💪

 

センスのいいグッズたち

展示を見終わるとそのまま奇貨居くべしというお土産コーナーに。

これが素晴らしかったですね~

まず、呂不韋をテーマに「奇貨居くべし」と名付けるセンス。あっぱれ。

 

グッズについてはHPにも公開されていますので、その中でも私の心をくすぐったものを3つとプラスαを紹介したいと思います。

 

まず1つ目、ブロックメモ~サイ防衛編~

これは初見でセンスの塊だと思いました。

ブロックメモ自体を城に見立てて、四面を北壁、南壁、東壁、西壁とし、それぞれの将軍と場面を描いているのです。

そしてメモ自体は政の激とそれに沸く民の様子。

これは胸アツですし、面白いですし、みんなが大好きな場面ですし、キングダムならではだと感じました。

 

2つ目、騰のマスキングテープ

永遠に騰がファルファルしてます。完全にネタ。でも面白すぎて購入を即決。

マステの特徴を活かした面白いグッズだと思います。

 

3つ目、呂不韋の貯金箱

呂不韋が貯金箱になるって、めちゃめちゃお金がたまりそうじゃないですか。

ご利益もありそうですし。

しかも、今回のキングダム展のロゴが入ってるんですよね。私このロゴ好きで、王騎の飛矢となった信がフウキを討つあの場面。めちゃかっこいい。

このロゴオンリーのグッズも欲しかったな~

なんて思いながら手を伸ばしかけて、「7,700円」の字が目に飛び込んできて手を引っ込めました。

な、ななせんななひゃくえん!?貯金箱に!?

お金を貯めるためのものを買うのに浪費してちゃ本末転倒じゃない...?と思って購入は控えたのですが。

しかし、今ちょっと後悔しています。

それこそ「奇貨居くべし」、もう拝めないかもしれないグッズですし、ここは買っておくべきだったのでは...?

もう少し時間をおいてみて、それでもなお後悔がやまなければもう1回行くのもありだな、なんて思っています。(ネット通販始まったら即ポチってしまいそう)

 

そして、プラスα。

これはもちろん公式ビジュアルブックです。

家で開いてみて驚きました。まるで展示の追体験本。

展示そのままの展開で、書き下ろし原画をも見ることができます。

しかも先生の解説コメント付き。

こんな贅沢なことがあってもいいのか...

この本のおかけで、展示が終了してしまっても読んで楽しむことができそうです。

これは原画展いった方はマストですよ。

 

最後に

単純な私は鑑賞し終えてからもうキングダムが読みたくて読みたくて仕方ないのです。

しかし先にビジュアルブックを、と思い読んだらさらに漫画が読みたくなってしまって。

グッズも高価ですし、入場料も安いとは決して言えませんが、ものすごく満足度が高い展示でした。

そもそもキングダムの原作を読んだことはないという人にとってはそこまでの価値を見出すことができなかもしれないですが、原作ファンの方なら絶対に後悔しないと思います。

むしろ見に行かない方が後悔するかも。

 

では、お読みくださりありがとうございました!

 

公式サイトはこちら↓

kingdom-exhibit.com

名探偵コナン(サンデー22・23合併号)FILE1093「映え」感想

2022/4/27発売のサンデーに掲載されている名探偵コナンFILE1093「映え」の感想です。

シリーズ第3話にして解決編。

犯人は?毒を仕込んだトリックは?

そして、愛憎劇の結末は?笑

 

また扉絵が最高でした。このコナンの表情好きすぎる。

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

収穫祭の書

待っていました!映画「ハロウィンの花嫁」の青山原画を詰め込んだ毎年恒例「〇〇の書」!

今年は収穫祭と書いてハロウィンと読ませるこのかっこいいタイトル。なんと先生考案なのだとか。先生スーパー人間すぎませんか。

 

もういつまでも眺めていられるくらい最高でしたね...

一番びっくりしたのは佐藤さんの原画の多さ

キスシーン自体は原画ではなかったようですが、キス前の照れ顔や迫ってくる佐藤さんは先生の原画♡

まじで可愛くて最高です。

それに対するちょっと弱ってる高木刑事のこの絶妙な表情も最高です。

 

「〇〇の書」の好きなところは、こうやって原画が拝めるのはもちろんのこと、先生のコメントまで読めるところなんですよね。

 

先生と古谷さんの対談(前編)*劇場版「ハロウィンの花嫁」のネタバレを含みます

まず、先生お勧めのシーンでいきなり爆弾発言が!

なんと警察学校組の過去シーンは先生が全部セリフを考えたのだとか。

いやそれはびっくりしちゃいます。修正したわけででゃなく全部書いたなんて...

そりゃ違和感ないはずだ。だって原作者が考えてるんだもん。

めちゃめちゃいいシーンだったので納得です。

年々、先生が映画に携わる量が増えてる気がする...それは先生の善意なのかそれとも製作チームが原作をきちんと理解できていなからなのか...真相は怖くて知りたくない。笑

でも、だからこそ今年の映画は満足度が高いのかもなぁと。

 

カットになってしまったという7日間の事件解決シーン、ぜひ見たいですねぇ。

円盤に特典として入れてくれないかな...

 

萩原役の三木さんが「松田」と呼びかけるシーンを「陣平ちゃん」の方がいいと思うと訂正したというエピソードはどこか別のところでも読んだ記憶があるのですが、とってもいいエピソードですよね!

先生は観客が分からないかと思って松田にしていたけど、本当は陣平ちゃんにしたかったとおっしゃっていて、だからこそ声優さんからそんな提案をしていただけたなんて嬉しいです。

警察学校組の役の方なんてそれこそ警察学校編のアニメ化と今年の映画で最集合しただけで、それぞれ何十年も前に出たっきりじゃないですか。

だからこそ、声優さんがそこまで深く理解してくださっていたんだなと嬉しくて嬉しくて。

これからも、回想などでちらっと出てくれたりしたら嬉しいですね。

 

話が気になるところで終わってしまったので、後編楽しみにしてます!

 

宮本由美様の推理ショー

では本編の感想を。

 

コナンが電話で伝えた推理を白鳥警部や千葉刑事に伝えるという約束だったのに、由美タンは自分でもこれくらいなら出来るとノリノリ。

制止するはずの苗子ちゃんもノリノリで、小林先生は諦めモード。笑

由美タンはもちろんのこと、苗子ちゃんもノリノリなのがいいですよね~!

 

事件が起きたテーブルの隣の予約席に同じ配置で椅子をセットし、由美タンの指示の元向かって右に麻央、真ん中に純香、左に泰子を座らせます。

そして持ってこさせたマリトッツォを食べるよう指示。

由美タンと苗子ちゃんが食べると、しぶしぶ自分も食べる麻央と純香。

しかし、泰子は食べません

 

食べない理由は手に毒がついているからだと言い放つ由美タン。

その様子を車中で聞きながら、コナンは探偵団らに解説。

篤美が前かがみに椅子に座っていたのは、犯人があらかじめネジを緩ませておいたためにグラついていたのを、自分が太っているせいで壊したんだと勘違いし、我慢していたためなのだとか。

そして店内が暗くなった瞬間に隣の席の椅子とこっそり取り替えたというのです。

この時、音を立てず立ち上がるため持つ部分、つまり座面の横の真ん中部分に毒を仕込んでおいたため、そこを触ってしまった篤美の手に毒がつき、マリトッツォを食べたことで死んでしまったのです。

 

あらかじめ椅子のネジを緩め、あの時間に誕生日のサービスで店内が暗くなることを把握しており、さらには隣を予約席にしておくことができたのは、ウエイトレスの泰子だけ。

女子会時の写真はどれも篤美が右側に映っていたため、今回も篤美が右側に座ると予想し細工しておくことができたのだとか。

店内カメラには、入店直前に椅子を入れ替える泰子の姿も映っており、証拠もあります。

 

写真でいつも篤美が右側というのは気づいていたものの、それをトリックにつなげて考えることができず悔しい~!

椅子が最初からぐらぐらしてたら元々壊れていたと思いそうなものだけど、今までさんざん3人から太ってるとバカにされてたんですかね。

殺した理由や初回の探偵団への絡み方といい、本当に仲がいい感じはしない表面上の女子会って感じですね...

 

由美タンの推理ショーにホームズみたいだ!とテンションの高いチュウ𠮷が可愛い。

それを聞いてあきれ顔なコナン君も可愛い。笑

 

驚きの動機

篤美が毒のついた手で触れたものを触っていたら自分たちも死んでいたかも、と怒る2人。

しかし、泰子は「健弥を死に追いやった奴らなんてどーなったっていいってね!」とそうなっても構わないと思って犯行に及んだのだとか。

健弥とはザ・ナイトハーツの元メンバーで、彼女との交際がバレて脱退。

バレた理由は、健弥行きつけのお店を篤美が他のファンに教えたためそこで健弥と一緒にいるところを見られてしまったからで、その際他の2人もいたから許せなかったのだとか。

 

いや、逆恨みもいいとこ...ちょっとびっくりしちゃう動機ですね。

リークしたファンを殺したいと憎むならまだしも、よかれと思って行きつけのお店を他のファンに教えた篤美や、その場にいただけの2人を恨むのはちょっと理解に苦しみます。

だって泰子は付き合っていることを隠していたわけですよね?知らなかったんだから悪気がなかったというのは本当でしょうし。

まあ、悪気がなければなんでも許されるわけじゃないですけど...

やっぱり、この女子会怖すぎる。

 

ハートマークの意味

そして浮気問題の結末は?

彼女側は「今月の7日土曜日の夜、サプライズがあるから予定を空けておいて」とそれぞれ彼氏側に約束。

そして彼氏ズはハートマークを発見し、大切な日に違いないと胸を躍らせ、こちらも何かサプライズプレゼントを用意しなければと思い立ちます。

 

しかしいいアイデアが思いつかないため、白鳥警部はブランド物に詳しそうな由美タンを、チュウ𠮷は名人戦で送ってくれた苗子ちゃんを、千葉刑事は同じ小学校の卒業生である小林先生を頼ってプレゼント選びに協力してもらい、そのお礼として夕食をごちそうしていたとのこと。

そして問題のハートマークの日は、ザ・ナイトハーツのライブの日だったのです。

 

まさか私の迷推理が的中してしまった!笑

盛り上がる彼女ズを後ろからジト目で見る彼氏ズがちょっとかわいそう😂

どんなプレゼントを用意したのかも気になるところ。

それにしても、お礼の夕食がファミレスってのが彼女だけに夢中って感じがしていいですよねぇ。

末永くラブラブでいてください♡

「とんだ茶番ね...」とジト目な灰原が可愛かった。

 

最後に

今回は久しぶりにほのぼの日常回でほっと一息、という感じでしたね~!

3組もラブラブカップルが登場して微笑ましかったです。

 

しかし、やっぱり気になるのは組織関連!

コナンらはいつRUMの正体に気づくのか?

若狭先生の正体は?

伊織の過去が明らかになったことでどう物語が進展するのか?

まだまだ気になる謎ばかりですので、早く明らかになってほしいです!

 

では、お読みくださりありがとうございました!

劇場版名探偵コナン「ハロウィンの花嫁」感想

劇場版名探偵コナン第25作、「ハロウィンの花嫁」の感想です!

公開日である2022/4/15より2週間経ちましたので、ネタバレ感想を。

初見時にふせったーで感想はツイートしていますが、その後読ませていただいた皆様の感想を踏まえて2回目を見て、改めて咀嚼した感想になります。なのでふせったーに書いたものが多いです。

 

正直、そもそも諦めていた広報にはやっぱりがっかりさせられっぱなしで、新しい監督さんの"僕にしかできない新しいコナン"というコメント(まんまじゃないかもしれないけどこんな感じのコメントだった)には不安を覚えて、という感じだったので期待しないようにして観に行きました。

しかし、観てみたら!!めちゃくちゃいい映画だった!!!

 

「殺人ラブコメ」でちゃんと名探偵コナンだったし、どのキャラも愛されていたし、主役がコナンだったし、原作やこれまでの映画を最大限リスペクトしていたし...ここ数年で1番好きです。それくらい良かった。

記念すべき第25作目を飾るということ、そして大台の100億を超えるかもしれないということ、そんな重大な役目をこの作品になら託せる気がします。

監督さん、疑ってすみませんでした...(広報はもっとちゃんと仕事してほしい)

 

では、以下ネタバレあり感想です。いい映画なので絶対に映画を見てから読んでください!

 

 

佐藤さんと高木刑事

ではまずはやっぱり高木刑事と佐藤さんについて。

 

予告では佐藤さんがまだ松田の事を引きずっているような描写をしているように感じられて、若干心配していたんです。

揺れる警視庁で松田のことは吹っ切れて、もう前だけを向けている、今は高木刑事だけを見ていると思っていたから。そこにまだ佐藤さんが松田に対して何らかの想いや未練があるような描写はしてほしくなかった。

だからこそ心配していたんです。高木刑事との三角関係みたいに描かれちゃわないかなって。

しかし杞憂でした。

ただもう死神を見たくはない、あんな目にあわせた犯人を許さないという気持ちだけで、こだわるのは松田というよりも死神だった。

松田のことを思い出すよう言われてコナンと話しながら資料を見ていたときも、とてもカラッとしていた。そこに湿度はなかった。これがとてもよかった。

 

高木刑事も、まだ佐藤さんは松田の事...と少しは心配するんだけど、本気で佐藤さんはまだ松田が好きだと疑っているわけではないのがいい。

ここに2人の絆というか、今までいい関係を築いてこれたんだなってことが伝わる。

 

そしてすごく良かったのは、ちょっぴり不安になってしまった高木刑事の背中を押すのが他でもない白鳥警部であったということ。

「勝ち目がなかったのは僕だけだった」とあの白鳥警部が、佐藤美和子絶対防衛線のリーダーであった白鳥警部が言うのがたまらない。

そして、「取り返せばいい」とそう言って高木刑事を後押しする。

これ、とても重要なセリフだと思っていて。

白鳥警部は"佐藤さん"を取り返すため事件を取り返せばいい、そういう意味合いで言ったんだと思います。だって揺れるの時「殉職すれば振り向いてもらえる」と、そう言った彼だから。

しかし揺れるの時「ダメですよ忘れちゃ」と言った高木刑事は白鳥警部の言葉を聞いて、単に"事件"を公安から取り返せばいいと思った。

ここに佐藤さんをゲットできた男とできなかった男の差がありありと描かれていて、高木という男と白鳥という男の違いが明確になっていて、この点だけでもすでに製作者様方が原作を愛してくれていることが伝わってきます。

 

そして予告の時点からいいセリフだなと思っていた「僕が大好きで、恋焦がれているのは...!」のシーン。

まさか、ああいう文脈で発せられるセリフだとは思ってもみませんでした。めちゃめちゃいい文脈での言葉で、やっぱり名台詞かどうかってどんな場面でその言葉が発せられるかによるなと痛感した次第です。

普通、刑事を辞めてお嫁さんになろうかなって言われたら、たとえ佐藤さんが弱気になって言ってると気づいたとしても内心喜んじゃうじゃないですか。

でも高木刑事はそんな素振りも見せず、そのセリフを言うんですよ。高木刑事が好きなのは、恋焦がれているのは、尊敬しているのは、刑事である佐藤美和子であると明言するんです。

それは「ダメですよ忘れちゃ」を言った高木刑事そのもの。

このシーンだけでなく、本当に今回の映画は違和感のある言動がほぼなくて、原作そのままなのがとても幸せでした。

そんな風に高木刑事が佐藤さんの背筋を伸ばした後、でもお嫁さんになってくれるなら...とそれはそれで嬉しいという本音の部分を話そうとしたら、当の本人はもういないってのが最高ですよね。高木刑事と佐藤さんらしさがつまってます。

それにしても、高木刑事は佐藤さんのどんなところが好きになったのかって具体的には描写されてきていなかったと思うので、刑事としての佐藤さんが好きなんだと今回明言されて嬉しかったです。

 

そんな佐藤さんと高木刑事がいい関係性なのはいろんな場面で描かれていて、特に好きなのはプラーミャとの銃撃戦の場面ですかね。

佐藤さんが佐藤さんらしく突っ込んで撃ちに行った際、すぐさま高木刑事が援護に回るんですよね。上司と部下として培ってきた信頼関係が見て取れるようで。

佐藤さんの突っ込み具合を察してすぐ援護に回れるなんて、今まで場数を踏んでいて、佐藤さんならこうするだろうと予想できていたからじゃないですか。だからこそ、咄嗟に援護に回れるというのはとてもいい描写だと思いました。

そんな高木刑事が佐藤さんを守ろうとかばって上にかぶさり、重くて佐藤さんが動けないというのもまたいい描写でしたね~

今作はシリアスとコメディのバランスがとてもよかった。

 

そしてその際に受けたであろう銃弾によって高木刑事が負傷していたことに後から気づくというのがまたいい。

あんな体で高木刑事は佐藤さんが破れないドアを開けようと消火器を何度もドアにぶつけていたんですよ。最高かよ。

しかも、これって冒頭のシーンと被せてますよね。

訓練の結婚式で高木刑事が佐藤さんを守って撃たれたとき、訓練だと分かっていたにもかかわらず佐藤さんは死神を見てしまい、気分が悪くなってしまう。

しかし本物の銃弾を受けて負傷していたことが判明しても、死神を見ることはないんです。ここにこの短い間での佐藤さんの成長というか、変化がみられると思うんです。

映画で最初の状況と似たシーンをクライマックスに持ってきて、主人公の成長を感じさせるというのはよくある手法ですが、今回の高木刑事の負傷もこれに当てはまると思いますし、いい見せ方だと思いました。

 

その負傷によってもたらされたあのキスシーン、最高でしたね...

手術になると思うから、とねだって佐藤さんにキスしてもらうあのシーンはもう最高でした。

キスの角度が大人っぽくて、色気があってたまらなかったですね...

キス前の佐藤さんの青山原画の枚数にびっくりしてしまいました。先生ありがとうございます!

あのキスシーンがただニヤニヤしちゃうシーンになるのではなく、ニヤニヤしつつ感動してしまうシーンになったのは、これまで丁寧に2人の関係性を描いてきたから。

起き上がることのできない高木刑事に佐藤さんがキスするというのは原作でも描かれていましたが(古き傷跡と刑事の魂/命を懸けた恋愛中継)、今回そのシチュエーションで高木刑事からねだってキスしてもらうというのは逆転していてよかったですね~!

 

そしてそんなキスをのぞき見する少年探偵団の反応がとてもよかった!ザ・小学生という感じでとっても可愛かったです。

キスを真似するみんなが可愛くて可愛くて...私的には特に光彦が可愛かったですね。

命を懸けた恋愛中継でも2人のキスシーンを目撃した探偵団が、また目撃するというのはいいオマージュでした。

 

警察(除く警察学校組)

先ほど白鳥警部の話を出したので、次は警察について。

エピソードによっては無能扱いされてしまう警察ですが、今回は佐藤さんと高木刑事をはじめとして最初から最後まで事件に関わっていて、かっこいい姿が見られてよかったです。

 

先ほども話した白鳥警部と高木刑事が話すシーン、高木刑事と別れたあと小林先生から電話がかかってきて白鳥警部がご機嫌になる描写、最高でしたね!

正直あってもなくてもいいシーンじゃないですか。

だからこそ、入れてくれたのがとっても嬉しくて。

こういうちょっとした描写で満足度が跳ね上がるんですよね~!

小林先生とのラブを入れようと思いついてくださったのどなたですか!?ぜひお礼申し上げたい。

ストーリー展開上なくていいとしても、こうやって原作要素を盛り込んでくれる、ファンを喜ばせてくれる場面をちょこちょこはさんでくれるのは本当に嬉しいです。

単純なので、短くともこういうちょっとしたシーンで興奮しちゃうんです。満足度倍増しちゃうんです。ですから、スタッフの皆様ぜひ今後ともよろしくお願いします。

 

そういう意味合いでいくと、千葉刑事が帰還して苗子ちゃんがとびつくシーンもよかったですよね~!

ここで、みんなの前でも(同僚の前でも)ラブラブカップルな千葉苗と、仕事中はあくまで上司と部下な高佐の差が描かれていてニマニマしちゃいました。

いちゃいちゃな幼馴染カップル千葉苗と2人の時だけ恋愛ムードになる大人な高佐、どちらにも良さがある♡

 

そんな千葉刑事は普段なかなかかっこいいシーンを描いてもらえることが少ないですが、今回結局捕まってはしまったものの、大きい男を投げ飛ばすという見せ場があって嬉しかったです!

小五郎についてはまた後程書きますけど、今回ストーリー展開上カッコ悪く描かれるキャラというのがいなくて、キャラへの愛を感じてすごく嬉しかったんです。おそらくハロ嫁への評価が高いのはこういうところだと思います。

千葉刑事も健闘したんだから、捕まっても仕方ないよね、となる展開はとてもよかった。

 

あと千葉刑事に関しては、松田に変装した高木刑事を見た時「高木刑事何やってるんですか?」じゃなくて「松田さん?俺死んじゃった?」ってなったのが可愛かった😂

そう思ってもらえるくらい高木刑事の演技が上手かったってことですよね~!

柴犬とドーベルマンを足して2で割った感じとしか教えてもらえてないのにあんなに上手く演じられる高木刑事ポテンシャル高すぎる。マカデミー賞あげたい。

そして何より、高木刑事が演じてる松田を演じた高木渉さんがすごい。この方元太も演じてヤイバーもルパンも演じてるんですよ?声優さんってすごすぎる。

松田を演じてる際に高木刑事が言った言葉って、もちろん松田が言いそうなことを想像して言っていたとは思うんですけど、そもそも高木刑事は松田を知らないじゃないですか。

だからこそ、やっぱりハートが似ているんだろうなって。割と自分の思っていることをドーベルマン味増して喋っていたんだろうなって。本当に高木刑事すごいよ。美和子と幸せになれよ...

 

そんな高木刑事が千葉刑事を助けに松田に扮して地下へ行ったとき、千葉刑事の生存を確かめるためにカボチャを落とすのかっこよくありませんでした?

振動で意識があるかを確かめるというその技よ...流石刑事。高木刑事は捜一なんだと改めて突きつけられた。

至って冷静な高木刑事がホントかっこよかったです。

 

見せ場があったというのは風見もですよね。

自分のせいで降谷さんが首輪爆弾をつけられちゃって負い目を感じていたと思うんです。高木刑事見失って佐藤さんにひっぱたかれちゃったしね...(あのシーン最高でした😂バイトの子たちがビビッてたのも最高)

だから自分の頑張りで中和する方法を見つけて、降谷さんの爆弾を解体して、渋谷も中和することができた

それこそダメキャラとして描かれることの多い風見だけど、こうやって活躍する場面も描かれてよかったなと思います。

優秀な部下と降谷さんに言って貰えていたし...後で降谷さんから直々にお褒めの言葉がもらえるといいね。

 

冒頭の結婚式訓練シーンですが、結婚式で佐藤さんと歩くのは目暮警部だとばかり思っていたけど松本管理官!めっちゃ嬉しかった!

お久しぶりの松本管理官!みんな大好き松本管理官!

確かによくよく考えれば、立場的に目暮警部より松本管理官かも...と妙に納得してしまいました。

 

そして目暮警部にも私的に好きなシーンがあってですね。

ヒロの死に関して詳細は言えないと風見が言ったとき、佐藤さんと高木刑事はちょっと疑うというか、追及しようとしたじゃないですか。普通それが当たり前。

でも目暮警部は、今大事なのは千葉刑事だと諭して流したんですよね。

あれは経験値の差が出ているな~と。目の前の疑問や疑いを晴らすことだけに捕らわれず、やるべきことを優先順位をつけて行える大人な部分を感じました。

流石目暮警部。

そんな目暮警部、プラーミャの乱射の際に村中を助けたのは流石でした!

 

結婚式は元々潜入捜査だろうと予想していたのですが、捜査ですらなかった😂

しかし映画で結婚式なんで大イベントやってほしくないので一安心しました。やっぱり原作でやってほしいもの。

異次元で明かされた沖矢さんの正体とか、から紅で登場した紅葉など、やっぱりそこは原作で最初にやってほしかった~と思うのはしばしばなので...紅葉は一応原作で先に出てきてはいたけど、謎の女状態でしたからね...てか映画見てないと未だにキャラ掴みづらいような。

原作とリンクするというのは必然でしょうし興奮するけど、重要なポイントはやっぱり原作でやってほしいですもんね。

 

というか、結婚しちゃったらどっちか地方に飛ばされやしないかと心配なので、そういう意味では結婚せずこのままラブラブしててほしさあるな...

 

そうそう、ペイント弾で撃たれた高木刑事を目の当たりにして、また死神を見てしまった佐藤さんを由美タンが介抱するシーンも、さりげないながらキャラを大切にしてくれているのが伝わってきてよかったです。 

 

また、佐藤さんがコナンには隠さず死神が見えたことを伝えたり、尾行に気づいて部屋に入れたりするのがいい描写だったな〜と。

彼女は頭が切れるので、コナンを子ども扱いしていないので、こういった些細な描写も丁寧でよかったです。

 

新一と蘭

ではお次に、語らずにはいられない新一と蘭について。

やっぱり名探偵コナンですから、新一と蘭の恋模様も描いてもらわなければ、ということで毎度毎度期待している要素。

がっつりラブラブシーンを描かずとも、揺れる警視庁みたいに新一の蘭への恋心が事件解決につながったみたいな、そういうのが最高なんですよね。

その意味では、今作も量は少なかったにせよ良質な新蘭を描いてくれていたと思います。

 

まずはやっぱり訓練の結婚式で蘭に見惚れる新一ですよねぇ。

それに気づいたのが我らが園子様というのがね!最高ですよね!流石園子!

本編に園子が全然出てこなくて寂しかったんですけど、でもあのわずかなシーンで存在感を、園子らしさを全開に出してくれました。

新一から蘭に向けられた特大矢印に気づくのはやっぱり園子だった♡

 

しかもですよ、園子はコナンの隣にいなかったんですよ。

なのにコナンが蘭を見ていたこと、蘭のお嫁さん姿を妄想していたことにいち早く気づくなんてすごすぎる。流石園子♡

それに対して「正解です」ですよ!?いや知ってたけど!知ってたけども!ごちそうさまです!!しかもその言い方よ!

 

"新一は蘭を嫁にしたい"はここだけで止まず、なんと博士の家でも...

灰原がなんとその話を出してくれたのです。

私、灰原と新蘭の距離感はこれくらいが好きです。またやってんのね、ってちょっと呆れてるくらいの感じがいい。

もっと踏み込んだ描写をするとしても、あーあなんでこんな男を...って自分にも呆れちゃう感じがいい。なので今回の距離感はすごくよかったです。

 

可愛かったのは、そんな灰原とコナンの会話を聞いた探偵団の反応。

誰々~?と純粋に興味津々な歩美ちゃんが可愛かった。し、元太はなぜ小林先生を思い浮かべたのか?笑

身近な人で次結婚しそうだと思ってたのか?謎ですが笑えました笑

 

そしてとてもいいなと思ったのは、蘭の花嫁姿が描かれなかったこと。

これは天国へのカウントダウンで蘭の10年後を描かなかったみたく、想像にお任せ、なのが大正解だと思います。

新一はどんな花嫁姿を想像したのかな...いつか原作で見られますように。

まあ、謎にウエディングビジュアルで新蘭結婚してたけども😂(まさかのマーメイドライン最高でしたグッズ化ありがとうございました)

 

花嫁蘭ちゃんはこれくらいにして、他のシーンではお決まりの「蘭!」「新一!」がありましたが、ここはもう少し丁寧に描いてもよかったのかな~と。

あのシーン、蘭は小五郎のいる病院から避難することができないというのが大前提であって、もう無理かと思われた状況で避難できない蘭のことを想い、新一は諦めずに力を振り絞ったんですよね。

その新一の想いを蘭は感じ取ったので「新一!」となった。

 

正直、観ているときはこれに気づけなくて、唐突な「蘭!」「新一!」にちょっと戸惑ってしまったんですよ。あとから思い出していろいろ考えていたときに気づいたわけですが、これはある程度なファンかオタクじゃなきゃ気づけないような...

無意味に追加した「蘭!」「新一!」ではなくて、新一は蘭のことが一番大切で一番に考えているということ、みんなのヒーローになりたいわけではなくただ蘭を守りたいだけなんだということ、こんな名探偵コナンらしい描写なんだと分かるように、もう少し丁寧に描いてくれたらなぁと思いました。

避難できない蘭を、状況を把握していない蘭を守りたいというのはそれこそまさに揺れる警視庁ですからね。

蘭が窓の外を見て新一からのテレパシーを受け取るというのも揺れる警視庁そのままですし。

だからこそ、もっとわかりやすくてもいいのかも、と思いました。

 

そして事件に遠かったように見えた蘭が核心に迫る重要なヒントを持っていた、というのは事件から遠いようで一番近かった揺れる警視庁や時計じかけの摩天楼みたいで、とてもよかったと思います。

空手で犯人をやっつける蘭ももちろんかっこよくていいですが、こうやって事件とは縁遠いように見えて実は...というのは大好きなシチュエーションです。

なにより新一は蘭には危険な目に遭ってほしくないから、なるべく遠い所にいてほしいと思っているだろうしね。笑

蘭がヒントを持っていた、というのは燃えるメモを見た蘭の瞳の、表情の描き方から期待していたので予想通りになってホクホクでした。

 

そんな蘭がヒントを一番にコナンに伝えて、コナンも推理を一番に蘭にするというのもまた良かった!初期の名探偵コナン、という感じがしていい。

本編で勝平さんのお声が聴けなかったのは残念でしたが、無意味に電話の描写入れられるのも嫌ですし、こうやって自然な展開で新蘭を感じられて良かったです。

 

それ関連でいうと、蘭が、自分が子ども達がメモを拾ったという話をしてしまったせいで子どもたちの命が狙われた、と思ってしまったとき、コナンはもうちょっとちゃんとフォローしてやれよー!とは思いましたね😂

ただ、新一は推理オタクですから、もう事件のことに集中しちゃうと周り見えなくなるからね...そういうことにしておこう。

みんな無事だったし何より。

 

あとあと、小五郎が心配な蘭を気遣って、一人で帰れるから側にいてあげて、とコナンが言うシーンもよかったですね~!

もちろん、一人になる隙を作って公安に接触するタイミングを設けたというのもあると思いますが、蘭を気遣ったというのも本心だと思うんです。

蘭は小五郎の傍にいたいと思っているはずだ、でもそれを自分からは言い出せないんだということを察し、自身からそれを言い出す、もう二人の歴史があるからこその行動でとてもいいなと思いました。

 

そして!最大の!最高の新蘭は!まさかのちび新蘭

もう可愛すぎて悶えましたね。

しかもですよ、その描写がこんなにも重要な意味を持っているなんて最高じゃないですか。

まさか、松田が思い出していたかつての萩原がくれたヒントを新一も受け取っていたなんて。松田も新一も萩原の残したヒントで解決したなんて。

こんなに素晴らしい伏線ってあり?すごい。すごすぎる。

 

しかもですよ、あの新一が、世良ちゃんや赤井さんに会ったことあるのを全然思い出せなかったあの新一が、すぐに萩原との邂逅を思い出したのすごくないですか?

これ絶対蘭がらみだからなんですよ...蘭のことなら忘れない、むしろ蘭のことしか覚えていない。だって蘭にしか興味ないから(ホームズは別笑)。最高かよ。流石だぜ新一推せる。

萩原に「てめぇの女泣かせてんじゃねえよ」って言われて、自分は苦労していたのにあっさりと解決しちゃって、しかもイケメンで、というこの嫌なコンボ。

ちび新一は蘭の前で水道管破裂させちゃって、全然止められなくて、かっこつけたいから余計焦っちゃって、泣き止んでほしいのに泣くなよってぶっきらぼうにいう事しかできない。

なのにふらっと現れた謎のイケメンの男にあっさり収集させられちゃって、しかも「てめぇの女泣かせてんじゃないよ」って言われるんですよ。しかも蘭の頭ぽんぽんされてさ。そりゃあ忘れないわ😂

 

萩原も萩原で、小学生そこそこのガキに「てめぇの女」って言うの最高だし。萩原にしか言えん。

ちび新一も突然現れた謎のイケメンに解決されるというシチュエーションは最悪だったでしょうけど、蘭のことを「てめぇの女」と呼んでくれたのは内心嬉しかったに違いない。

そもそも、ちび新一が警察学校組と会っていたなんてファンの妄想の塊じゃないですか。きっと妄想したことあるって人が大半なんじゃ?

そんな夢みたいなシチュエーションをこんなにも素晴らしく描いてくださって感謝しかないです。

 

毛利家

では蘭の話をしたので、このまま毛利家のお話を。

眠らされたり眠ったりで蚊帳の外にされがちなおっちゃん。今回も事件からは遠ざかったんですけど、その遠ざかり方がよかった。

 

灰原を真っ先に助けに行ったおっちゃん最高でしたね!

結婚式で一番に一本背負いしたのは訓練だと分かっていたからとコナン的に結論付けられた後、灰原を真っ先に助けに行ったのがおっちゃんだったというのが素晴らしい描写。

 

結構な量の血が出ていてなかなかショックを受けましたが、紺青みたいに眠っていて蚊帳の外になるわけではなく、名誉の勲章で事件から遠ざかるしかないというのは良かった。

キャラが多い分、事件解決のメインから外れてしまうのは仕方がないと思っているので、こうやってちゃんと見せ場があって、理由があってその流れになったというのは好ポイント。

もちろん、小五郎がメインで事件解決する話は待ちわびてますけどね...

 

ああやって咄嗟に動ける小五郎が好きですし、毛利蘭はやはり毛利小五郎の娘だなぁと感じるポイントでもありますね。

咄嗟と言えば燃えるメモをすぐ自分のカバンで消火しようとする蘭も良かった!

自分のお父さんがあんな目にあって心配でたまらないはずなのに、ああやってすぐに行動に移せる蘭が好きです。

 

灰原を守って自分が事故に遭った小五郎を見て焦ったコナンがおっちゃん呼びしたのも私的良かったポイントのひとつ。

必死感がひしひしと伝わってよかったです。

 

入院した小五郎に麻酔が効かなくて騒ぐというのは笑いました😂

ストーリー的にシリアスにならざるを得ないのに、音楽やこういったギャグ要素、そしてラブコメ要素がとてもいい効果を生んでいて、観ていて全然重くならなかったです。

今回ラブコメ部分だけ先生が付け足しました、みたいな浮いている感じが全くなくて、しっくりきたのは、ストーリー上とても自然だったのは脚本家さん&監督さんの手腕でしょうか。

それこそ前作の緋色なんてラブコメ部分だけ色が違い過ぎて浮きまくりでしたもんね😂

こうやって、ミステリーとラブコメが共存してこそ名探偵コナンですから、本当に今作は良かったです。

 

そうやってどのキャラも大切に扱ってくれていたからこそ、英理さんがおっちゃんをお見舞いに来るシーンが少しでもあったらよかったのにな、と思ってしまいました。

本編は難しくてもエンドロールでちらっと映すくらいしてほしかったなぁ。

恋人みたいにラブラブな二人ですから、小五郎があんな目にあったら仕事がどれだけ忙しくても英理さんはお見舞いにくると思うんですよね。そして小五郎は照れ隠しで余計なこと言って、英理さんも素直になれず強がっちゃって、また喧嘩して蘭が止めるみたいな...

おっちゃんへの愛を、他のキャラへの愛を存分に注いでくれていたからこそ、ちらっとでも英理さんを描いてくれたら...という欲が出てしまいました。

 

灰原と少年探偵団と博士と

今回めちゃめちゃ嬉しかったのは、便利屋灰原と化さなかったことですね...!

原作では灰原に調べといてくれ!なんて投げやりな扱いをしていないのに、劇場版となると途端に灰原をまるで助手か秘書のように扱い出すコナン。

私この描写苦手だったので、今回は博士に道具を頼むだけで灰原に調べといてくれ、なんてことしなかったのでとてもよかったです。

博士には原作でもよく頼んでますからね。笑

 

博士についても、今回新一側から道具を頼んだというのが頼りにしている感じが表れていてよかったですね~!

博士から渡された道具を使う、という流れが多かったように感じるので。

久しぶりに実験失敗してる博士が見られたのも懐かしくて嬉しかった!

 

あと灰原の描かれ方が、探偵団のお目付け役みたいなポジションではなくてちゃんと探偵団の一員というか、みんなと対等な友達みたいな描かれ方をしていたのも嬉しかったです。

もちろんコナンと一歩引いて会話することは多々あるんですけど、探偵団のお母さんみたいに何度も何度も描かれるのは本意ではなかったので...

 

笑ったと同時にいい描写だ~!と思ったのは、クリスティーヌの代わりに探偵団がプレゼントを受け取りに行くことになった場面。

面倒だと思ったコナンと灰原はそそくさと逃げようとするんですよ。この仕草がもう可愛くて面白くて。

そしてこの場面がすごいのは、単なる笑える場面というだけではなく、小学生だけでおつかいに行かせるのは危険だと引率しようとするわけじゃないことがわかるってことなんですよね。

この時点でおつかいが危険になるとはだれも予想していなかったわけで、だからこそコナンも灰原もついていこうとしなかった。みんなだけで行かせればいいと思った。

この些細な描写にも、灰原は探偵団と対等な小学生の友達としての立場が表れていると思うんです。

もちろん危険な場面や、咄嗟の場面でお母さん役になります。でもそれはそういう状況下限定であって、普段はただの一友達なんだと分かるシーンが描かれたというのはとても嬉しかった。

 

そして探偵団ですが、とってもいい活躍の仕方をしていてよかった~!

ストーリーによってはお荷物扱いされがちな探偵団。

今作はすごくいい役割を与えられていて、本当によかったです。天国へのカウントダウンを思わせるくらいに、とてもいい描かれ方をしていたと思う。

 

プレゼントを代わりに取りに行く、というのは優しくて好奇心にあふれる彼らにとって自然なことで、その流れで新たな爆弾という手掛かりを発見するんですよ。

そして閉じ込められたコナンの救出方法がね...!完璧...!

布を持って右往左往するみんなが可愛かったです。灰原の的確な指示にちゃんと応える探偵団が愛おしい。

 

そして彼らの活躍はここで終わることなく、最後に巨大ボールで爆発を阻止するシーン。拡大するボールを支えるためのベルトを四方で固定するなんて、もうこんな素敵な活躍の仕方ってある?

しかも、これ探偵団だけで解決するわけじゃなく、エレニカと仲間たちが助けてみんなで成功させるってのがたまらんのです。

時計じかけの電車のシーンなど、コナン以外の人たちが活躍する描写があるの好きなんですよね。

ただコナンが無双するだけではなく、ああやって探偵団や警察、エレニカ達が協力したことによってコナンが力を発揮できて、そして初めて解決するというのが最高でした。

みんなで協力したからこそ最後の最後にコナンが魅せられるというこの流れ。

コナンの人を引き付ける力にみんなが協力してしまう。これこそ主人公だなぁと。

 

そうそう、「あの子はいったい何者なの...?」というエレニカのつぶやきの直後の歩美ちゃんの「コナンくーん!」が最高過ぎました。

直接の回答ではありません。歩美ちゃんは答えたわけじゃない。

けれど、何者なのか?のアンサーにこれほど相応しい回答はないでしょう。彼は何者か?江戸川コナン、それ以外の何者でもないんです(実際は工藤新一だけど...笑)。

身分や肩書は不要で、ただその人物であることだけが重要なんだなと改めて教えてもらいました。

 

警察学校組

ではではいよいよ警察学校組について。

正直、警察学校組についてはまだまだ読み込みが浅いので解像度が低く、うまく言語化できない部分も気づけていない部分も他に比べて多いです。

でも、とても良かった。これだけははっきり言えます。

正直、緋色の弾丸で見た予告で「え?次警察学校組がメインなの?あれ先生が監修してるとは言えスピンオフだしそもそもコナンにまだなってない時系列じゃね...?」と期待より不安のが大きかったです。

しかしそんなのは杞憂でした。本当に申し訳なかった。最高すぎました。

 

まさか佐藤さんと松田の1週間があんなにも濃くて、観覧車の爆発までの間に4人が集まっていて、その時巻き込まれた事件が現在軸の事件と大きく関わっていたなんて。

 

まさか揺れる警視庁の犯人がただ降谷さんをおびき出すためだけに脱獄させられてたなんてびっくりでした。

揺れるの犯人が脱獄なんてするタイプか!?また佐藤さんに死神見せたら許さんぞ??とか思ってましたけど、プラーミャという狂気的犯人に利用されたのなら納得。

あんなにあっさり死んじゃったのは残念だったけどね...やはり犯人には、悪いことをしたらその分だけ生きて罪を償ってほしいからね。

 

佐藤さんと松田ってあんなにいいコンビだったんですね。

暴走するバス止めるの私も見たかったよ!?もっと見せてくれてもいいんですよ...

松田が揺れるの時あんなにクールなのに警察学校編ではやんちゃ坊主だったの、萩原が死んだからかな...って思ってたんですけど、ただ単に仲間内か外かって感じだったみたいですね。

仲良くなるほど素になるの陣平ちゃんって感じ...わかるわ...

でも、萩原の死で性格変わっちゃってるんじゃなくて私はほっとしたよ。

 

萩原が死んだあとという時系列で、そんなに悲しい事ある?と思っていたのですが、その萩原が大活躍で、むしろ萩原がいなきゃ大惨事になっていたほどのキーパーソンでとても良かったです。一番のヒーローだったのでは?

萩原から松田に爆弾を止めるヒントが伝わり、ヒロがプラーミャに銃弾を残したことで降谷さん及びコナンが犯人を特定するにつながり、伊達さんの意思が高木刑事そして降谷さんに伝わり...そして萩原からコナンに伝わる。

それぞれの思いが、行動が次へ次へと繋がっていたことに気づいたとき、興奮が停まらなかったです。

 

計画を失敗に追い込まれて、自分の肩に銃弾を埋め込まれて、5人を殺してやると誓ったプラーミャ。

しかしそのうち4人は亡くなっていて、唯一生きていた降谷さんは殺せなくて、殺せなかったのはその4人から受け継いだものがあったからで...

そう思うとすごすぎてもう上手く言葉にできなくて。

 

プラーミャが5人の名前を挙げていくとき、一つひとつライトがその名前と共に消えていき最後ヒロと降谷さんの分の2つだけ光ったままの時間が長かった、という演出が最高すぎました。

 

4人が最後に集まったあの日のチームワークが凄くて、キラキラしていてまぶしかったです。

爆弾解体に挑む松田、見事な腕前で縄を撃ち抜き、素晴らしいアクションで犯人を追いつめた降谷さん、松田を守り降谷さんを飛ばし唐突な要求をちゃんと理解してみんなをまとめる伊達班長、無茶しかねない降谷さんの性格を理解して援護に回り、躊躇することなく犯人の右肩を撃ったことで降谷さんを守ったヒロ。そして松田に爆弾を止めるヒントを残していた萩原。

 

ここ、それぞれが死因となったものを持ち戦っているというのがすごいですよね。

私初見時には気づいていなくて、そういう感想を見て衝撃を受けました。

松田は爆弾解体中に殉職しているので爆弾解体、伊達さんは交通事故で亡くなっているので車のドア、そしてヒロは拳銃自殺しているので拳銃。

本当にすごすぎる。

 

原作を意識した描写はもちろん他にも。

降谷さんが縄を撃ち抜いたのは、警察学校編で鬼塚教官の首がしまったときの救出方法ですし、降谷さんを伊達さんが飛ばしたのは、その際土台となっていた伊達さんを思わせます。

犯人が戻って松田を殺そうとしたことから、犯人は1人だけだと気づいたのは松田だけだったというのは、「焦りこそ最大のトラップ」なので松田は冷静だったということが分かりますし。

ヒロの「下で待ってるから」はヒロが一人で火の中両親を殺した犯人を助けに向かったシーンを思わせます。

 

その「下で待っているから」は、終盤プラーミャを追ってヘリに飛び乗る降谷さんが言い残す言葉「下で待っていてくれ」と被るんですよね~

下で待つ=生きて帰る、生きて帰ってこい、になるのがね、心がぎゅっと締め付けられます。

ヒロの「下で待ってるから」に「約束はできねぇな」と言う松田がめちゃくちゃいいんですよ。

そこは嘘でも「任せとけ」くらい言ってもいいはずなのに、そこに関しては嘘をつかない松田。

萩原の死があったからなのかな...とかいろいろ考えてしまいます。

揺れる警視庁で下で待っていたのは松田だった、というのもまた心をえぐられる。

 

解決後に安室さんとコナンが話すシーン。

コナンが解決方法を思いついたのは昔助けてくれた人がいて、それが萩原って人に似てたと安室さんに話すあのシーン。

萩原って人に似てたとコナンが言ったときのあの安室さんの表情、リアクションが良すぎて心が締め付けられました。

萩原だと気づいたけれど、それをあえてコナンに言わず自分の中で噛み締める感じ...

彼らはもうこの世にはいないけれど、彼らの残したものはちゃんとあって、確実にそれが受け継がれていくんだなと。

職業柄安室さんは独りぼっちにならざるを得ないけど、こうやって誰かの文脈からかれらを感じ取れるのは思い出を共有しているみたいでとても幸せだったんじゃないかな。

自分が一人で思い出してるよりも、ずっとずっと彼らが確実にいたこと、それは受け継がれていることが体感できる気がします。

願わくば、いつか降谷さんが佐藤さんや高木刑事と、高明や山村警部と思い出を共有できる日が来ますように。

 

コナンのかっこよさ

では、上記に分類できなかったけど言及しておきたいコナンのかっこよかったシーンを少し。

 

まず、爆弾の部屋に閉じ込められた際、あの短時間にもかかわらず爆弾の成分を採取しようとするのかっこよすぎませんか?

しかも灰原は自分が助かるための布を下に落とすため、重りとしてポットをくるんだと思っているのがまたいい。

常人では思いつかない発想をあの短時間でやってのけたコナン、まじでかっこよくて主人公です。

雨どいを伝って走るのは千と千尋じゃんと思ってしまいましたが笑

 

プラーミャと屋上で対峙した際、「つか、プラーミャって呼んだ方がいいのか?」の言い方むっちゃかっこよくてやばかったです。

「つか」の言い方よ。

犯人の前では全く子どもぶらないコナンが本当にカッコよくて好き。

 

そして巨大サッカーボールで爆発を阻止するシーン。

みんなで協力してなんとかベルトを固定できたとき、「サンキューなお前ら!」と言って颯爽とスケボーで上に登ってくコナン君を見てもうなんだか感動してしまいました。

めちゃくちゃかっこよくて...

 

話は前後しますが、地下シェルターで安室さんと対面した際、安室さんから「君はいったい何者なんだい?」という質問を受けたにもかかわらず完全スルーで話進めるのめちゃよかったです。

安室さんもきっと答えてくれるとは思わずに質問してたのがまたいいですよね。

そもそも、コナンの正体を知らないのに拉致ってまで協力を求めるってすごい関係ですよね。好き。

 

演出など

ではその他演出などについて。

 

まず、最初のOPで興奮しました!

渋谷の街で広告の一部として「オレは高校生探偵~」をやるのかっこよかったです。

そして広告越しに見つめあう新一と蘭...あれはやばかった。いきなり新蘭ぶっこんできた!と序盤から興奮しちゃいました。

そしてOP終わり、渋谷の街を俯瞰するように上から眺めて、そこからズームして下に行って本編に戻るのめちゃくちゃかっこよかったです。

あの上から俯瞰する感じ、かっこよくて興奮してたんですけど、あれがすでに地形がキーワードになるという伏線だったのかも。

だとしたらすごすぎる。

 

コナンがみんなの情報教えてくれるところ、警察学校組のターンはどうするんだろう?コナンが知ってる情報をコナンが教えるという体でやっている以上、説明することは難しいけど関係なく説明しちゃうのか...?と公開前は思っていたのですが、あえて全然説明せずに本編入るのは良かったですね。

身動きとれなくなった安室さんがコナンに頼るため、同期の話をコナンに教えるというのも自然な流れでよかったです。

 

そして映画見終わってすぐつぶやいたくらいにめちゃくちゃ興奮したこと。

思わず劇場で声が出そうになったあのシーン。

まさか、劇場で「キミがいれば」を聴けるなんて思ってもいませんでした。

もうめちゃくちゃ嬉しくて嬉しくて。

アレンジもかっこよくて、現代的なんですけどどこかミステリアスで渋谷ハロウィンて感じでした(語彙力)。

やっぱり、ここぞという場面では「キミがいれば」が流れなきゃね。

メインテーマすら流れない映画もあるので、本当に嬉しかったです。

 

メインテーマのアレンジは予告の時点から最高でしたが、フルで聞いてもやはり最高でした。

その他のBGMもとてもカッコよくて、ポップで、シリアスになりすぎない良い効果を生んでくれていてよかったです。場面場面での曲の雰囲気が今までのコナンとはやはり少し違っていて新鮮でした。

大野さんから代わるということで少し不安でしたが、コナンらしさは残しつつ新たな風を吹かしてくれたと思います。本当に良かった!

恐らく大野さんはもうバトンタッチされるということでしょうから、来年以降も菅野さんが担当してくださったら嬉しいですね。

 

それと今作はきちんとミステリーしていて、さらに犯人なりの美学がある豹変するタイプの人だったというのが良かったですね。

プラーミャは誰?という分かりやすい犯人捜しがあり、過去の事件とのつながり探しがあり、謎の女性や団体の登場があり、爆弾のありか探しがあり...

アクションや爆破を派手にして人気キャラ活躍させてラブコメ足しとけばいい、みたいな映画も多いですけど、やっぱり名探偵コナンは「殺人ラブコメ」なので、一番大事なのはミステリーとラブコメのバランスなんですよね。

単純な犯人探しという意味では容疑者が2人しかおらずやや簡単でしたが、犯人探し以外での謎も多く、近年の傾向を考えれば満足できる内容だったかと。

アクションもありすぎず、とてもいいバランス感だったと思います。

 

そして言及しておきたいのが、渋谷の高低差のある街それごとを利用した爆発のトリックを思いついたのが先生であるということ。

先生、いつのまにラブコメだけでなく映画の根幹ともいえるトリックにまで参加されるようになったのですか...!

流石先生素晴らしすぎる、と思う一方、働き過ぎじゃないかな身体大丈夫かなと心配になってしまいます。

本当に先生すごすぎる。尊敬です。

 

プラーミャの正体については、タイミングの良すぎるメッセージに途中から花嫁怪しいな...と思っていたので予想通りでしたが、「ハロウィンの花嫁」がまんま犯人を指していたなんて。鳥肌物です。

そしてやっぱり映画の犯人には常人には理解できない犯人なりの考え方を持っていて、圧倒的な存在感を見せつけてほしいんですよ。

その点プラーミャは最高でしたね。

正体を知られたら殺す殺し屋とかまず設定で面白いし、もうまとめて町ごと殺しちゃえっていう発想が狂気的。最高。

コナンに正体を暴かれた後の豹変ぶりが最高でした。声優さんの演技が素敵だった。

 

この映画のすごいところは、原作愛、歴代映画への愛に溢れているところです。つまり、オマージュがたくさん

ということで、これまで挙げてきたものも含めてオマージュをまとめておきたいと思います。

〇映画のオマージュ

・爆弾の色が赤と青

「時計じかけの摩天楼」での爆弾で、最後残ったコードで切るべきは赤か青か、というのが映画の最大の謎でした。

 

・犯人乗って逃げようとしたヘリコプターのアングル

14番目の標的」で辻が乗ったヘリで、目薬に細工がされていたことからヘリが墜落しかけるのですが、その際のアングルが似ていたので、14番目を意識したのではと思っています。

 

・地形が解くカギ

蘭が見たメモは地形を表していた、というのは「迷宮の十字路」でコナンらが解いていた暗号が地形を元に解くものだったというのに通じるところがあると思います。

 

・ロシア語

ロシア人が出てきてロシア語がつかわれる、というのはラスプーチンを扱った「世紀末の魔術師」を思わせます。

 

・高木刑事が手術する

「瞳の中の暗殺者」では佐藤さんが手術していてなかなか意識が戻らない、というストーリーでしたので、これを逆転しているといえます。

 

〇原作(警察学校編除く)

・蘭がテレパシーを感じて窓の外を見る

これは「揺れる警視庁」です。原作では、東都タワーで爆弾解体をするコナンが蘭のいる帝丹高校が次の爆弾のありかでなければと思っており、その思いを感じとった蘭は事件のことを何も知らないながら「新一?」となって教室かは窓の外を見る、というものでした。

そして今作は避難することのできない蘭を思いながら爆発を阻止するコナンの思いを感じ取った蘭が、事態を把握していないながらも「新一?」となって病室の窓から外を眺める、というもの。

どちらも逃げることのできない蘭が危険な目に遭わなければいい、という新一の思いを遠くにいる蘭が感じとる、というものであり、わざわば窓の外をみる描写をしたことからも意識してくれているんだと思います。

また、そもそも「揺れる警視庁」であんなに短時間で暗号解読できたのは蘭のいる場所じゃなきゃいいと思っていたからであり、今作では避難できない蘭を想って諦めなかったのですから、この"蘭の存在が新一の原動力となる"という描写こそがオマージュであり、そもそもの名探偵コナンの根幹をきちんと描いてくれたということだと思います。

 

・高木刑事と佐藤さんのキス

満身創痍で寝転んでいる高木刑事に佐藤さんがキスするというのは、「古き傷跡と刑事の魂」もしくは「命をかけた恋愛中継」と似た構図です。しかし、高木刑事がおねだりするというのは映画独自なので、そこに2人の関係性の進展が垣間見えてニヤニヤしちゃいます。

そして、そのキスを目撃されるというのもどちらとも同じです。特に「古き傷跡と刑事の魂」の方は目撃したのが探偵団だったというのも同じですね。

 

・警察学校組の死因

伊達さんは交通事故で死んだため(「命懸けの恋愛中継」)車のドアを武器に。

ヒロは拳銃自殺したため(「裏切りのステージ」)拳銃でプラーミャの右肩を射撃。

松田は爆弾解体中に死んだため(「揺れる警視庁」)爆弾解体。

これは自分では気づけなかったので、このような感想ツイートを見て悶えました。

 

〇警察学校編

・コナンが布で受け止められた

ヒロ編では、火の中犯人を救出に向かったヒロを教場旗でみんなが受け止めるシーンがあります。

しかも、その教場旗を使うことを思いついたのもヒロ。なので布を落としたコナンと被るものがあります。

 

・降谷さんが縄を撃ち抜く

松田編で鬼塚教官が首を絞められた際、縄を撃ち抜いたのは降谷さんです。

なお、このシーンで土台となったのは伊達さんなので、映画で降谷さんを飛ばしたシーンにも通じる部分があると思います。

 

・萩原のヒントが松田を救った

萩原編では、松田の「アクセルしかない」という言葉が萩原を救うため、逆転したストーリーとなっています。

かつて松田が萩原を救っており、その萩原のおかげで松田が救われるなんて...

 

・佐藤さんと松田の1週間に起こった出来事

佐藤さんは松田と強盗犯を捕まえて、暴走するバスを止めて、自殺を防いだと言っていましたが、これは伊達編でコンビニのATM強盗を捕まえ、萩原編で暴走するトラックを止めて、ヒロ編で犯人の自殺を食い止めたことを意識してのことだと思われます。

これについても自分では全然気づいておらず、揺れる警視庁となんで内容変えたんだろうと思っていただけだったので驚愕でした。

 

最後に

ものすごく長々と書いてしまいました...

まだ2回見ただけでこれって、自分でも若干ひいちゃいます。笑

でもそれくらいにいい映画だったということです。

 

「過去最高傑作」との声も聴きますが、そうではないと思います。

過去作があってこその今作。今まで積み上げてきたコナンがあるからこその今作。

そんな気がします。

初期のコナンを見ているような満足感に包まれたのはいつ以来でしょう。

明らかに興行収入を狙ったようなキャラの目立たせ方やストーリー展開もなく、各キャラの扱い方も丁寧で、「絆」を感じさせる本当にいい作品でした。

 

来年以降も、これくらい原作への愛を込めた作品でありますように。

では、お読みくださりありがとうございました!

 

名探偵コナン(サンデー21号)FILE1092「新しい刺激」感想

2022/4/20発売のサンデー21号に掲載されている名探偵コナンFILE1092「新しい刺激」の感想です。

シリーズ第2話!殺人事件が起きたファミレス・ダニーズには意外な面々が勢ぞろいで...?

扉絵の自称・浮気研究家の灰原の顔が凄いことになってる笑

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

素敵な表紙

映画時期恒例、つながる表紙!

いやぁもう素敵すぎますね...

まじで美しい。

 

つなげてみてびっくりしたんですけど、なんと佐藤さんの顔が傾いてるんですよ。

大人なキス...本当に高木刑事と佐藤さんは大人の色気がやばい。

 

そして佐藤さんの着ているウエディングドレスが思っていた以上に露出度が高い

これを許容できる高木刑事、やっぱり大人というか器がでかいというか...

新一なら絶対許さないよね、2人だけのときに試着だけさせて自分だけが堪能するやつ。

もうキスの仕方といい衣装といい高佐だからこその大人な香りがたまりません。

 

そして、2人を見て頬染めてるコナン君の顔最高すぎません?

周りが祝福ムードの中一人だけがっつり赤面してるんですよ。

オレもいつか蘭と...て思ってるのバレバレ。

青山先生最高です。ありがとうございます。

 

トリプルデート?

では本誌の感想を。

由美タンの指示で苗子ちゃんが呼んだ佐藤さんと高木刑事ですが、向かう途中の車で人数が足りてるから来るのは鑑識だけでいいと言われちゃいます。

メンツを聞いてトリプルデート!?となる佐藤さんですが、真相は...

額に怒りマーク浮かべてチュウ𠮷を問い詰める由美タンに対し、白鳥警部をモジャモジャさんと呼ぶチュウ𠮷が可愛い。会ったことなかったっけ?

 

それぞれが問い詰めようとする中、コナンの冷静な

殺人事件が起きてんだから...ちゃんと捜査しようよ...

というツッコミに我に返る大人たち。

3組が言い合っている間にコナンをはじめとした探偵団で聞き込みすら済ませてくれていたようで💦

どーせこの修羅場を見せたくないから...佐藤刑事達が臨場するのを拒否ったんでしょ?だったらさっさと事件解決して聞かせなさいよ...この愛憎劇の結末を!!

とまで灰原が言ってしまい、白鳥警部に現場から追い出されてしまいます。

灰原かっこいー!

そしてこんなことを小学生に言われる大人たちよ...笑

 

いつもはシレっと現場に居座れるのに、と悔しがるコナン😂

いつもしれっと紛れ込んでる自覚あるんだね笑

 

言葉尻が気になっちゃう刑事達

コナンらを駐車場で待機させると、刑事らは一人ずつ事情聴取に。

 

まずはウエイトレスの泰子

マリトッツォは来月からオリジナルメニューに加わることが決定していたものの、味にうるさい篤美が来るので出してみては、と泰子が提案したのだとか。

泰子が皿を置いたので、どれかに毒を仕込んで置き、置く位置を工夫すれば殺せそうだと疑いますが、皿を置いた後で純香がSNS用の写真を撮るため皿を回していたのだから、皿を置く位置は関係ないと主張。

また、身体結果のうえ毒を所持していないことも判明しています。

そして、ザ・ナイトハーツ一筋と決めていたにもかかわらず純香が別のバンドに「浮気」したために篤美と言い争っていたと証言。

 

次はその純香。

写真を撮るため皿を触ってくるくる回していたことを認めます。

そして、麻央がマリトッツォを取り分けていたのだから毒なんて仕込めないと主張。

麻央は以前の女子会で篤美に自分のピザを食べられた際、「人の物に手ェ出してタダで済むと思うなよ!」と激怒したことがあるため、今回は自分から取り分けていたのではないかと言います。

 

最後は麻央

お酒を飲んでいたため過去の女子会で篤美に激怒したことは覚えていないそうですが、ピザを食べられたことは覚えていたので、今回はトングを使って取り分けたのだとか。

マリトッツォは7つあったので、篤美が3つで純香と麻央が2つずつ。

人のピザ食べちゃうしマリトッツォはすぐ食べようとするし当たり前に人より多くもらうし、篤美なかなかな性格をしてらっしゃる...

女子会は普段杯戸町のカフェで行っていたけれど、篤美が泰子のファミレスでやりたいずっと言っていたので実現したようで。

泰子は自分の職場だと落ち着かないからか、今回やっとOKしたのに自分はシフト入れて女子会には参加しなかったのだとか。

「いつもと同じだと飽きちゃうから新しい刺激が欲しい」ということで違う場所に行きたがっていたようですが...

 

事情聴取を終えトリックを相談する白鳥警部と千葉刑事ですが、聴取時に聞いた"浮気"を思わす数々の単語を反芻してしまい、集中して考えることができません。

見かねたチュウ𠮷が口を挟むと機嫌を悪くする千葉刑事。に機嫌を悪くする白鳥警部😂

ほほう...君が名人に意見するとは...仙人にでもなったつもりかい?

には笑っちゃいました。千葉刑事はまっとうな事言っただけなのに😂

事情聴取と3組のコラボを上手く絡めてくるの天才です。面白すぎる。

 

そんな様子を見ていた由美タンは

ダメだなコイツらじゃ...雑念だらけで...

と一言。あきれ顔の由美タン好き。

そして小林先生は奥の手を使おうと提案し、コナンに話を聞いてもらうことに。

みんなのなかでコナンが奥の手として共通認識になってるの笑えてきます。

コナンがいるとなぜか事件がスムーズに解決するという単にラッキーアイテム的なものではなく、もはやコナンの実力を認めていたのね笑

頼られるコナンの様子に納得の探偵団。ホント、コナンはそのうち正体ばれるぞ💦

 

奥の手登場

警察がコナンに教えた情報によると、毒が付いた手で触った場所は椅子の背もたれの上の部分、椅子の座面の右の裏側の前の方、おしぼりの3か所。

席についてから一度もトイレに立っていないため、篤美がトイレで毒に触れたということはありません。

また、マリトッツォの前にフライドポテトを食べていたことからも、入店前から手に毒がついていたということも考えづらい。

 

博士のスマホに送ってもらった店内映像を見てみると、篤美は最初椅子の背もたれに寄りかかって座っていたのに、その後はずっと前かがみで座っていたことが判明。

しかし、誕生日ケーキの時店内が一度暗くなった以降は、また椅子の背に寄りかかって座っていたのです。

 

その動画を見て何かに気づいたコナンは、席に着く前撮っていたという3枚の写真も見せてもらいます。

1枚目はカフェの前で撮ったもので、左から麻央、純香、泰子、篤美で篤美がスマホを所持。

2枚目はカフェの店内で撮ったもので、左から純香、泰子、麻子、そして篤美で純香がスマホを所持。

最後の3枚目は今回の写真で、左から泰子、純香、麻子、篤美で泰子がスマホを所持。

これらの写真を見たコナンは、暗闇に乗じて犯人が毒を盛り、被害者本人の手によって毒を現場から消したのだと気づきます。

 

え?全然わからないのですが😂

写真は被害者のスマホに入っていたといっていたので、写真を撮った際、泰子がスマホに毒をつけて篤美に返す→スマホを触った篤美の手にも触れて毒がついた、くらいしか思いつかないのですが...でもこれだとフライドポテトを食べた時に死んじゃいますし。

椅子の座面の裏に毒がついていたのは、あらかじめ店員である泰子がそこに毒をつけておけば椅子を引いた際手に毒がついて...とも思ったのですが、その後フライドポテトを食べてるのでこれも不正解。

店内が暗くなった際、食い意地のはった篤美は何かをつまみ食いしようと背もたれと自分の間に食べ物を挟んだとか??んなわけない💦

うーん、全然分かりません。

毎回写真の右側が篤美というのもちょっと引っ掛かる点です。

というか、コナンは写真を見てトリックを確信しているので、この写真に何かが隠されているはずなのですが...

 

最後に

博士の連絡先を調べる過程で小林先生の手帳がお目見えしましたが、その際に今月7日にハートマークが。

それってもしかして、と顔を赤らめる由美タンと苗子ちゃん。

え、もしかして誰かの結婚式とか!?このメンツに共通する人物ってそれこそ高木刑事と佐藤さんしかいなくない!?

 

でも、人の結婚式をその人の名前も書かずハートマークにするかな、とも思いまして。

それで思い出したんですよ、篤美が自慢してきたザ・ナイトハーツのライブは土曜日だったことに!

もしかして、小林先生のハートマークはライブの予定だったのでは?

んで由美タンと苗子ちゃんもザ・ナイトハーツのファンだったのでは??(迷推理)

 

事件の方も、背中にはさんだ食べ物に毒が入っていたという、つまみ食いする性格を利用して殺されたという迷推理しか思いつかず...

お手上げです。素直に解決編を待ちたいと思います。

愛憎劇の結末、楽しみです!笑

 

では、お読みくださりありがとうございましたー!

名探偵コナン101巻 感想

名探偵コナン101巻がついに2022/4/13に発売されました!

 

ということで鍵穴などの感想と、101巻に収録されているエピソードについてサンデー連載時に書いた感想をまとめておきたいと思います。

同日発売にされた100+はまた別記事で感想書きますね。

 

 

表紙など

表紙はキッドと安室さんが対決した博物館ですね!

検索したところ新潟の新潟市歴史博物館」だそうで。

コナンの表情がかっこいい~!

 

そして毎度苦しめられてる先生は、今回キッドが使った白い塗料にまみれておりました笑

眼鏡まで真っ白なのが面白い。

そんな先生とアレクサのやりとり笑っちゃいましたね😂

私も「恋です!」は見ていたので言及されて嬉しかったです。

 

鍵穴

鍵穴は発売前から萩原姉弟のどちらかだと騒がれておりましたが、真相は...

萩原研二でした!!

萩原はアニメ絵もしくは新井先生の絵で拝むことが多かったですが、青山原画の破壊力半端ないですね...くっそかっこいいな。

帽子を斜めにかぶってるのとか、顔が正面向いてないのとか、タラシな萩原の色気が出てますよね...好き。

軽率に萩原ファンになってしまう。

最初は原作に名前しか出てこなかったキャラなのに、ここまで大出世して...本当に先生のキャラづくりの凄さには毎度驚かされますね。

 

名探偵図鑑

そして名探偵図鑑は「ジョジョの奇妙な冒険」の岸辺露伴

元々の漫画を読んだことがないのでさっぱり分からないのですが、興味があるのは事件を解決することではなく面白い漫画を描くこと、ってなかなかユニークなキャラ!

いつか名探偵図鑑で紹介された探偵たちの活躍する物語を読んでみたいなぁと思っていましたが、もう101人になってしまった💦

 

このタイミングでジョジョのキャラって、「ハロウィンの花嫁」の音楽を担当された菅野祐悟さんを意識してのことでしょうか?

それともたまたまなのかな...深読みしすぎ?

 

収録話

では、101巻に収録されているエピソードの感想のリンクをまとめておきたいと思います。

 

〇13年前の声を探せ

名探偵コナン(サンデー20号)FILE1070「こんな所で会えるとは...」感想 - たーこいずの宝箱

 

名探偵コナン(サンデー21号)FILE1071「タイムカプセル」感想 - たーこいずの宝箱

 

名探偵コナン(サンデー22・23号)FILE1072「6年A組の人気者」感想 - たーこいずの宝箱

 

〇風の女神との出会い

名探偵コナン(サンデー26号)FILE1073「風の女神」感想 - たーこいずの宝箱

 

名探偵コナン(サンデー27号)FILE1074「風の追跡」感想 - たーこいずの宝箱

 

名探偵コナン(サンデー28号)FILE1075「風の確保」感想 - たーこいずの宝箱

 

怪盗キッドVS安室透

名探偵コナン(サンデー34号)FILE1076「挑発」感想 - たーこいずの宝箱

 

名探偵コナン(サンデー35号)FILE1077「煙霧」感想 - たーこいずの宝箱

 

名探偵コナン(サンデー36・37合併号)FILE1078「再現」感想 - たーこいずの宝箱

 

〇伊達が遺した事件メモ

名探偵コナン(サンデー46号)FILE1079「手帳に遺されたもの」感想 - たーこいずの宝箱

 

今回はなんと死者が1人もいないという珍しい巻になりましたね。

前回は黒ずくめに何人も殺されたのに反動が凄い笑

 

最後に

今回の書店フェアは警察手帳(コナンのみ生徒手帳)だったのですが、発売日に行ったのに「もうありません」と言われてしまい...

そんなことあります!?

実はムビチケの特典も翌日に行ったらなくなっていたんですよね。去年はこんなじゃなかったのに、やはり警察学校組の力は偉大です。

来年こそゲットしたい...!

 

では、お読みくださりありがとうござました!