海外ドラマ「メンタリスト」シーズン5の第2話「血染めのダイヤ(Devil's Cherry)」の感想です。
ダイヤの研磨師が殺害され、捜査にあたるジェーンですが、いつもお決まりの「あの行動」でびっくりする事態へと陥ってしまいました!
それでは、以下よりネタバレあり感想です。
だから、あれほど事件現場のお茶を勝手に飲むなと言ったのに!しかも今回は使い終えてシンクに置いてあったお茶の葉だと言うのに、なぜそれほど警戒心がないのか!
人様の家でも事件現場でも平然と自らお茶を淹れ飲んでしまうジェーンですが、今回はまずかった。まさか幻覚をみせる作用があるお茶の葉だったなんて。
チョウさんはちょっと嗅いだだけでベラドンナという幻覚作用を引き起こすお茶の葉だと気づいたわけですが、匂いをかいでいたはずのジェーンは気づかなかったということですよね?
「う~ん、いい匂いだ~」とか思っていたんでしょうか。かわええ。
でも、まさかお鍋の中からウサギが出たところ時から幻覚だったとは驚きました。
「あなたの娘のシャーロットよ」って言ったときは、新たなレッド・ジョンの差し金か!?と疑ってしまいました。お恥ずかしい。
流石に、リズボンとチョウが「調べるから座れ」みたいなことを言った時には、あれ、これ何かおかしいぞ?とは気づいたのですが。
よくよく考えてみたら、鍋の中からウサギだなんておかしな話ですもんね。私は被害者が度々逃げてくるウサギに苛立って、捕まえてしまったんだと思ってしまいました。
研磨師さん疑ってすみませんでした💦
にしても、シャーロットちゃんが可愛かったですね~
ジェーンさんの美貌と自信満々なところをしっかりと引き継いでおりました。
リズボンとのことを冷やかしたり、「もう大人なんだからどこに行くかなんて言わなくていいでしょ」的な発言をしたりと、すっかりティーンエイジャーでした。
そんな娘を見る父・ジェーンの包み込むようなまなざし!!すっかりパパでしたね~
普段はお茶目だし自由奔放だしちょっと生意気なジェーンさんですが、包容力を感じさせるパパっぷりでした。
毒親だったジェーンのお父さんを反面教師に、いい父親だったんだろうと思わせます。
背泳ぎを見守る姿は本当にいいお父さんなのだな、と感じさせられましたね。
そしてそして、娘・シャーロットはジェーンの幻覚の賜物なので、つまりシャーロットの発言はジェーンが内心思っていることとイコールなわけですよね?
ということは、2つのことが言えると思うんです。
まず、1つ目にレッド・ジョンとの対決は単なる復讐心だけなのではなく、罪悪感とか戸惑いとかもあるのではないかということ。何度もシャーロットは「その執着心が怖い」「もう死んでるんだよ」みたいな発言をしておりました。
つまり、どこかで復讐は諦め、前に進むべきではないのかと考えているジェーンさんがいるのではないでしょうか?
偽物レッド・ジョンを殺めてしまったり、ボスコやウェインライトを犠牲にしてしまったりという経緯もあり、さらには半年に及ぶ作戦が結果失敗に終わってしまったこともあり、そろそろ...という考えが浮かんでは、「いやいや家族のために」と心を奮い立たせているのかもしれません。うう、切ないです...
レッド・ジョンへの復讐の成功、というよりも、無事レッド・ジョンの正体を突き止め、逮捕することで、ジェーンの心の中にある家族への罪悪感を浄化させられたらと願っております。
そして2つ目に、やっぱりリズボンのこと好きじゃーん!!❤❤❤
「素直になれる相手はいるのか」とシャーロットに聞かれ、「リズボン」と答えたジェーン!!ふぅー!
しかも「リズボン」と呼びながらのお目覚めですよ!もう心はお祭り状態です。
目覚めと知りジェーンのもとへ行くリズボンの表情からも、愛が溢れておりました~
お水を頼んでリズボンを撒くジェーンは流石でしたが。笑
その後救急車の中でも、「僕をパトリックと呼んで」ですよ!みなさん!!
大事なことなのでもう1度言います。「テレサ、僕をパトリックと呼んで」!!!
パトリックーーー!!!何度でも呼ぶぞーーー!!(私に呼んでほしいわけではない)
いつか、テレサにパトリックと呼んでもらいたいものです(どさくさに紛れてテレサ呼びもしてしまいました)。
あ、事件のほうは幻覚から覚める前にシャーロットに言われた、「簡単すぎる」という言葉を反芻し、自身の記憶をたどったことで、寝室から台所が見れたはずだと気づいたジェーンのおかげですんなり解決しました。
犯人は台所で男と口論するのが聞こえたと証言した、近所のベティでした。
幻覚状態に陥れて自殺させるなんて(しかも電動のこぎりを腹にあてさせるなんて💦)非情にもほどがありました。ヴァンペルトも引いてましたね。
今回のジェーン劇場も最高でしたね!いっちゃってる演技が面白過ぎました😂
おかしな喋り方をするだけでなく、前髪はらりまでしてしまいましたし。
毎度毎度、ジェーン劇場に付き合うリズボンの演技力も上達しているようです。笑
それにしても、サイモンの演技が上手いんですよね~
幻覚にかかってるときの少し普通じゃないジェーンと、幻覚状態の演技をするジェーンとの違いがすごいんです。ジェーンがこんなに魅力的なのは、もちろん性格とかビジュアルもそうなのですが、サイモンの演技力によるところが大きいですよね。
あ、演技力といえば、ジェーンの幻覚の中のチョウも少しニヤリとした表情とちょっと悪いことを企んでる風なのが幻覚っぽくて、流石の演技力でございました。
ウサギを追い掛けてお花の綺麗なガーデンに迷い込んだり、ちょっと不思議な世界観の工房を見つけたりと、どこか「不思議の国のアリス」を思わせる演出でしたね。童話感が満載で、とても好きな世界観でした。
救急車を自分の車と思って乗っちゃったのは笑いました😂
でも、普段のジェーンさんも乗っちゃいそ~
しかし、最後のシーンは打って変わって切なさでいっぱいでした。
あのお茶は、やっぱりベラドンナでしょうか?普段のお茶はティーバッグですもんね。
幻覚でもいいから娘に会いたいのですよね...切ないです。
最近はめっきりあの部屋で寝泊まりしてるみたいですね(今更)。
レッド・ジョンのスマイルの隣で眠るよりは断然マシだとは思うのですが、どこか別の心が休まる場所を見つけてほしいものです。
そう、リズボンとかね!
ま、冗談はさておき、ほんとにリズボンはジェーンを癒す存在だと思うので、これからもいい関係を築いていってほしいなと思いますね。
はやくジェーンさんに心から安眠できる夜が訪れますように!
それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました~!