2021/8/4発売のサンデー36.37合併号に掲載されている名探偵コナンFILE1078「再現」の感想です。
シリーズ第3話にして完結編。キッドは誰に化けているのか?コナン達はティアラを取り返すことができるのか?
では、以下ネタバレあり感想です。
本編、その前に
本編の感想に入る前に、これだけは触れさせてください!
祝!!100巻発売決定!!🥳🎉
いやー、本当におめでたいです。
しかも、100巻発売を記念したプロジェクトも開始するようで。
その目玉はやはり、警察学校編のアニメ化でしたね👏
まぁ来年の映画的に予想通りではありましたが、改めて正式に決定すると嬉しいです。
アニメ化に際して、ちび新蘭がちらっと登場してくれたりしませんかね??
そしてなんといっても、おっちゃんの射撃シーンが拝みたいので何卒...!!
他のプロジェクトとしては、まずうぇぶりで記念すべき第1話の連載当時を再現したものが読めるということ。
これは本当にレアですよ...!なんて言っても、私は当時まだ生まれていなかったので、こんなに貴重なものが見られるなんて嬉しいです。
当時はロゴがあんなふうだったのですね。
そしてやはり第一話から面白さが全開で、これはハマるよな...と妙に納得してしまいました。
殺人方法も解決方法も予想外だしスピード感もあって飽きないし、キャラが生き生きとしているし、何よりも小さくなってしまうことで続きが気になって仕方ない。
この第一話があったからこそ、100巻までたどり着くんだなぁと、なんだかひとり感動してしまいました。
他には、100巻のアナザーカバーや複製原画の発売、過去の応募者是認サービスの復刻などが予定されているようです。
しかも続々登場、とのことなのでこれ以外にもまだまだたくさんのプロジェクトがあるのかも?
期待が高まりますね!
そして何よりもこのプロジェクトを見て思ったことは、アニバーサリーロゴがとてつもなく可愛いんです...!!
100巻の0を持ち上げてあわあわしているコナンがもう最高に可愛い。原作絵の破壊力を身にしみて感じます。
このロゴ、グッズ化してくれませんかね...欲しい...
キッドのトリック
では本編の感想を。
みんながキッドはどこだと騒ぐ中、キッドの居場所なら分かると言うコナン。
みんなを引き連れてコナンは展示室の外へ行き、展示室には誰もいなくなります。
そんな中、梓さんはこっそり台に近づいてキッドカードを写真に撮ろうとします。
しかしそれを制止した風見は、チェックをするかのように台に触れようとすると...
それをベンチに座って見ていたコナンは頬杖をついて一言。
止めときな...そいつを今開けると天井に押しつぶされちまうぜ?
そして、キッドがティアラを盗んだトリックを安室さんと一緒に明かすのです。
そのトリックとは、ケースのフタを開けているように見せて実は本物のケースは下に隠れているというダブルリフトの応用。
室内が白く霧がかっている間に、ベンチの足のところに隠しておいた箱状の偽のケースを台の上から被せたのです。
つまり、コナンが空けたのは偽のケース。よってまだ本物のケースの中にティアラは隠されていたのです。
ベンチが怪しいというところまではあっていましたが、入れ替えたわけではなかったですね💦
しかしまだティアラは盗んでいないという部分も正解だったので嬉しいです!
それにしても、キッドは本当に用意周到ですよね...ベンチに忍ばせておくなんて、変装の達人じゃなきゃなかなかできませんし。
そして声を大にして言いたいのは、頬杖をつくコナンがかっこよすぎる!!
高校生(なお見た目は小学生)とは思えない色気です。なんなんだ君は。
キッドの変装相手
そしてキッドが変装していた相手とは、風見。
コナンが風見だと気づいたのは、手についた塗料。ケースを被せる際に手を添えたため、内側に塗料が付着したということだそう。
また、安室さんと梓さんが言っていた新メニューはカルボナーラ、別名「炭焼き職人風パスタ」であっていたため除外されます。
安室さんも、非番の風見が行っていたアイドルフェスのことを現場と呼ぶことを知らなかったためキッドだと気づいてました。
そして風見はすでにトイレから救出済みなのだとか。
いやー、まさかフェス=現場が正解だったとは!!嬉しいですね~
今まさに現場にいるのにその様子を尋ねるのは違和感があるなぁと思っていたのですが、大正解でした。
安室さんもいやらしい探り方をしますよね。笑
キッドの脱出方法
みんなに周りを固められ、逃げ場はないと言われたキッドは
さーて...そいつはどうかな?
と決め台詞を放ち、紐をつけたトランプを壁に向かって発射。壁に刺さったトランプに引っ張られながらケースを開け天井を落とします。
その動作を繰り返すことでみんなが天井から逃げている隙に屋上へ。
コナンもサッカーボールを放ちますが、効果なし。しかし、屋上に行くキッドをみながらニヤリと笑うのです。
あの、男子高校生を引っ張ることができるトランプってどんなですか...?
壁に相当めり込んでないと使い物にならないですよね。笑
銃は使わない主義のキッドですが、実はトランプ銃も殺傷能力あるのでは...?
屋上から飛び立とうとするキッドに手錠をかけたのは、安室さん。
下でコナンといた安室さんは風見の変装だったのです。
安室さんはキッドとどこかであった気がすると言うのですが、キッドは
さぁ...覚えてねぇな...女の子の顔なら忘れないんだけどね...
とキザなセリフ~!!
しかし、キッドの方はベルツリー急行のあのシーンをしっかりと回想しております。
というか、ちゃんと覚えているのにこんなに平然と安室さんと喋れるキッド、メンタル強すぎじゃないですか?
すごいな、キッド...
そして、子どもだましだとバカにしたダブルリフト、と言う安室さんに
忘れたのか?オレは怪盗キッドだぜ?子どもなら子どもだましでふざけても...問題ないだろ?
と言いハングライダーでおいとま。手錠につながれていたはずの腕は、いつに間にかティアラに変わっていたのです。
はぁぁキッドらしいキザなセリフが満載でかっこいい!
最近黒羽怪斗味が強かったので、久しぶりに怪盗キッドを感じられました。かっこいいー!
ティアラをシルクハットにはめたり、会話しながらティアラを月にかざしてがっかりしたり、というちょっとした描写が素敵でした。
不憫な風見
そしてオチは、安室さんから大量に届いたヨーコちゃんグッズを前に嘆く風見。
どんなグッズよりも生歌を欲するその気持ち、分かるぞ...
安室さんのフォローがあったことは大変よろしかったですが、風見にはいつかおっちゃんと特等席でヨーコちゃんの生歌を聞かせてあげたいですね。
風見はおっちゃんを調べるうちにヨーコちゃんのファンになったらしいですし。笑
最後に
お久しぶりのキッド回、誰に変装しているのか、どんなトリックを使ったのか、大変楽しめました!!
しかも、私的には怪盗キッドと黒羽怪斗のバランスが絶妙だったんですよね。ギャグっぽい要素だったり言葉遣いだったりするところが黒羽怪斗なんですけど、ちゃんとカッコつけで少しミステリアスなところは怪盗キッドというか。
是非映画もこれくらいのバランス感でお願いしたいところです。
そしてキッドのセリフひとつひとつがまさにというセリフで、余裕で脳内再生されました。
私の大好きな「名探偵」と「さーて...そいつはどうかな?」が聴けたので大満足です。
キッドの名探偵呼び大好きなんですよー!赤井さんのボウヤ呼びと言い私は呼び名フェチなのかも。
アニメ化が楽しみです!久しぶりに勝平さんの声が聴ける~!
次の連載は46号ということで、だいぶ間が空いてしまうのが悲しいですが😢
次の新シリーズへの期待と、100巻を楽しみに耐えたいと思います。
これで青山先生が言及されていたエピソードは消化されたと思いますので、次はどんなお話がくるのか楽しみですね。
では、お読みくださりありがとうございました!