たーこいずの宝箱

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クリミナル・マインド1-11「テネシーの吸血鬼」感想

海外ドラマ「クリミナル・マインド」シーズン1の第11話テネシーの吸血鬼(Blood Hungry)」の感想です。

今回の犯人は今まで以上に異常な狂気っぷりで怖かったですね~

想像すると気持ち悪くなってしまいますし、これは観る人を選びそうな題材でした。

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

 二人組の犯人と謎のマーク

冒頭、ジーニアスな歌声を持つ少年・ウォーリーの先生であるアニーが殺されます。

アニーの死因はショットガンによる撲殺。そしてこのショットガンはそれ以前に殺されたポールの自宅から盗まれたものでした。

ショットガンなのに射殺ではなく撲殺、というのが狂気さを感じさせますよね。

 

そしてアニーの家から盗まれたものはCDやDVD、貴金属など。次はこれらによる殺人が行われるのか...と思いきや、被害者が身に着けていた宝石類は全くの手つかず。

しかも、犯人は撲殺した人と物を盗んだ人の2人がいるかもしれないとのこと。

 

この時点で、犯人は別々の人物なのではないかと思いました。

ミステリーによくある、2人組かと思っていたら実は全く関係ない2人の人物が現場に出入りしていた、というやつです。

あんなに遺体をズタズタにして、しかも臓器を取っていくような変人が金品を盗むとは考えにくいよなぁと思ったんです。

しかし、そうなると一件目でなぜ犯人は銃を盗んだのかが分からないんですよね...

犯罪をおかした記念に何か1つだけ持っていったのかな、と考えていたのですが、結局なぜ殺人犯は銃を盗んだのかは最後まで分からずじまいでしたね。

 

天才少年・ウォーリーは子ども目線だったため、木の陰に隠れていた犯人を目撃していました。

その人物とは、薬物依存のドミノ・タッカー。自分でドラッグを作っているのだそう。

モーガンらが話を聞きに行った時もパンツ一丁で薬物に侵されている様子でした。

しかし、モーガンが目を見て話せ、と言い聞き出した情報からすると、彼は殺人犯が殺害を終えた後に家に入り、金品を盗んだだけとのこと。

やはり、殺人犯と窃盗犯は全く関係がなかったのです。

 

ドミノの証言をもとに殺人犯を探すホッチらの一方、死ぬまでにやりたいことリストのひとつ、スカイダイビングにより足を骨折したギデオンはガルシアとお留守番。

ガルシアに何度も文句を言われていることは気にも留めず、マグカップを捜査資料の上に置きます。

そして、その時できたマグカップ底のコーヒーの跡に既視感を覚えたギデオン。何度も置いて、持ち上げてという動作を繰り返すと、文句を言っていたガルシアも気づきます。

そうです、殺人現場に残されていた円形の跡は、中に血を入れた容器を置いた跡だったのです。

そして、なぜ血を容器にいれたのか...それはくりぬいた臓器を入れていたから。つまり、犯人は食人症、カニバルだったのです。

 

人間を食べるって...ちょっと、いや相当気持ち悪いですよね。

想像してしまうと気分が悪くなってしまいそうなので、あくまでフィクションとしてあまり考えないようにして見ていました。

演出も直接的なものはなかったのが幸いでしたね。

 

それにしても、ガルシアとギデオンというミスマッチさがとても面白かったです!

 

狂気的な犯人は誰?

病気による殺人であることを考え、自宅付近で犯行に及んでいると推測するBAU。

容疑者をF・ベルヴェディア、M・ウォード、オリー・メイナーの3人に絞ります。

 

するとその時、地元住民からオリーを数日前に見かけたという証言を得ます。

オリーは退院しており、自宅へ兄のジェスが連れて行ったとのことで家へ向かうBAU。

案の定、オリーはジェスにかくまわれていました。しかしオリーは犯行にはかかわっていない様子。ただ弟が心配ゆえに帰宅していたことを隠していただけだったのです。

 

そして捜査中に起きてしまっていた第三の殺人事件では、ウォーリーが拉致されてしまっていました。

ギデオンは論文を読み、遺体を天使に似せて切っていることから少年は神に会うためのメシアとして連れ去られたのだと結論付けます。

確かに、天使のような歌声でしたもんね...

 

そしてついに真犯人を逮捕。

少しでも理性が戻れば後悔に苛まれ、神に会いに行くはずだという推理の元、エルとモーガンが教会で張り込みをしていたら見事にビンゴ。

かつて比較宗教学を専攻しており、1週間前にボストンから退院してきたエディ・メイズが犯人だったのです。

 

今回気づいたのですが、エルはモーガンのことをデレクと呼ぶのですね!

第1話でも仲がよさそうな描写でしたし、同期か過去の友人かといったところでしょうか?

モーガンとガルシアの異常な仲の良さも気になるところですし。

モーガンは女たらしな様子、というのは明らかなのですが。笑

 

エディは腕や顔は傷だらけで、治療のため注射を打ってもなお幻覚から覚めないという重度の症状。

ウォーリーの居場所を聞き出すためホッチとリードが話しますが、話がかみ合わず諦めます。

あそこまで狂気的な演技をできる俳優さん凄いですよね...完全にいっちゃってました。

メイクも痛々しそうですし...

 

ウォーリーを探せ

そんな時、エディの母親・メイズは超過保護で強迫性障害、しかも息子血でが汚した部屋や冷蔵庫を綺麗にふき取っていたという事実が判明。

息子を大切に思っていたように見せかけ、実は自分が一番大切だったのです。

 

車についていたGPSを解析したところ、数時間で6回も同じ場所に言っていることが分かり、そこが監禁場所だと判断。

メイズを連れてその場へ向かいます。

 

するとやはり、ウォーリーはそこにいました!

両親と抱き合うウォーリーを見ると、なんだか目の奥が熱くなってしまいます。

本当に無事でよかったです。

 

メイズは子どもがいるなら気持ちが分かるでしょう、とホッチに語り掛けますが、ホッチは断固として拒否。

犯罪を隠すような行為は、しかもその犯罪に加担するような行為は、息子を守るとは言えないですよね。

パパになったホッチがこの役目を担うからこそ、このシーンの重みを感じました。

ホッチのパパぶりもまた見たいですね。

 

そしてパパと言えば!!

ギデオンが死ぬまでにやりたいことリストの最後は、息子と会うことだったようです。

ギデオンに家族がいたとは!!

しかし、ホッチとの話ぶりからして、今はもう離婚して長い間会っていないのでしょうか。

それはあの事件と何か関連があるのでしょうか。ギデオンの過去、ますます謎が深まるばかりです。

 

格言

 墓地で流す最も苦い涙はなされなかった言動を悔やむものだ。(ストー夫人)

The bitterest tears shed over graves are for words lest unsaid and deeds left undone. (Harriet Beecher Stowe)

 

最後に

ギデオンとガルシアの絡みが拝めたのがとっても貴重で良かったですよねー!

ギデオンがガルシアの名前を知らなかったことにはびっくりでしたが💦

しかし仕事ぶりは褒めていましたし、ホッチに勧められていたのでそのうちご褒美をあげるシーンも見られるのかもしれないですね。

あのミスマッチさ本当に楽しかったです。

 

では、お読みくださりありがとうございました!