たーこいずの宝箱

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名探偵コナン(サンデー15号)FILE1089「半開きの扉」感想

2022/3/9発売のサンデーに連載されている名探偵コナンFILE1089「半開きの扉」感想です。

 

シリーズ第2話。半開きの扉の向こうで倒れていた株本の様子を見るためベランダに上ったコナンらは...

一方、スイーツ食べ歩き中の蘭と和葉からも目が離せません。笑

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

部屋へ突入

窓をたたいて叫ぶ平次の声にも反応しない株本。窓を破って中に入るしか方法はないか、と平次が思いかけたその時、側にあった植木を持ち上げて黒田管理官が窓を突き破ります

そして自分と小五郎以外は入らないようにと言い残し、部屋へと入るのです。

ガラスで事件現場を散らかしたことを駆け付けた綾小路警部に嫌味を言われますが、安否確認が最優先だと答える黒田管理官、好きだー!

この熱さが平次に似てますね。生存の可能性を考え、現場保存よりもまずは様子を見る行動をとる黒田管理官、いい上司ですね~

綾小路警部が京都人らしく「さすが警視庁さんはドラマの刑事みたいにやる事が派手やなァと思ただけです...」と遠回しな表現を使うのも好きです。

 

ガラスまみれの現場で歩きにくく、小五郎は机に肘をぶつけてしまうのですが、その拍子に机にのっていたたくさんの棒付きキャンディがばらばらと落下します。

そこには音もせずポーンと高く弾むキャンディも混ざっていたと紅葉は証言。

恐らくスーパーボールのことだと思われます。

以前のポアロの事件でもそうでしたが、こうやって紅葉ならではの"音"に気づく演出はとてもいいですよね。そのキャラを登場させる必然性を感じますし、上手い事件運びです。流石先生。

 

倒れていた株本の口からはアーモンド臭がし、口周りや首元が濡れていることを踏まえると、床に転がっているペットボトルの水に青酸系の毒を混ぜて飲んだため死んだと考えられます。

つまり、株本が仮眠していた約30分の間に服毒して死んでしまったのです。

 

自殺か他殺か

服毒自殺で決まりだと判断する綾小路警部に対し、殺人だと主張するコナンと平次。

その理由として、①毒をボトルに入れる匙がないにもかかわらず、キャップを開けたときに残るTEバンドとボトル本体の隙間には粉は残っておらず、②毒を入れたらボトルを振って混ぜるはずなのに、キャップの内側は濡れていなかった、という2点を挙げます。

つまり、事前に毒を混入したペットボトルの水を誰かが毒の瓶と一緒に持ち込んだのです。

 

ペットボトルのフタを開けた時に残るあの輪っか、TEバンドって言うんですね。

初めて知りました。てか、キミ名前あったんだね😂

コナン読むといろんな知識が増えていきますね。

 

株本が仮眠をとってから15分後あたり、3人は様子を見に行っていたのだとか。

ソファーできちんと寝ているかを確かめ、ずり落ちていたタオルケットをかけ直しただけだと主張します。

稲場は部屋に入らなかったので怪しいことは何もしてないとのこと。

 

そもそも、殺すためには株本に仮眠をとらせる必要があるわけで。

では、睡眠薬を飲ませるチャンスはあったのか?

ピザは食べておらず、コーヒーは盆に並んだものをみんなと一緒に無作為に取っていました。

いつも口にくわえていたキャンディは、以前イタズラで異なる味のものを同じ包み紙に包んで渡したら激怒していたことがあったようで、睡眠薬をまぶしたらすぐにばれてしまうので無理とのこと。

ピザは医者にダイエットしろと言われてから、食べない代わりに切り分けて振舞うようになったのだとか。

しかし、黒田管理官が株本の口の匂いを嗅いだ際、アーモンド臭と共にガーリックとチーズの匂い、つまりみんなが食べたピザの匂いがしたというのです。

 

この時、かすかに獣の匂いがすると黒田管理官が言ったのを聞いてビクついてる綾小路警部が可愛かったです。

あれ、今日は肩にリス乗せてないの?と思っていたのですが、現場に警視庁の人がいるということで隠していたんですかね。可愛い。

マロちゃんという名前だそうで、ついに名前が判明!

 

殺しの動機は分からずとも、自殺の動機は分かると言う3人。

自分の舞台には必ずキャスティングするほど女優として惚れていた仁香が自殺したので、落胆して後を追うのも分かると言います。

仁香も今回の同じようなシチュエーションで亡くなっており、なかなか本読みに来ないと思っていたら突然株本のスマホに「死ぬ」とメールが入り、慌てて彼女の部屋である31階の高層マンションに行きました。

そうすると鍵が開いていたため中に入ってみると、寝室の扉が途中までしか開かなかったので外に回って窓から覗いたら、扉を塞ぐように倒れていたため警察を呼んだということです。

この言い方だと部屋の中には入っていないようですから、仁香はやはり自殺なのでしょうか。

 

その後探偵もののこの舞台は止めるとしょげていましたが、突然棒付きキャンディを見ながら「そうかわかった!!この舞台は絶対にあたる!!」と叫んでやることにしたのだとか。

これは仁香の殺害トリックに株本が気づいたということだと思うのですが、上記のように部屋に入らず殺害できるトリックなのでしょうか?

今回も15分前に一度様子見に行っただけなので、棒付きキャンディを使うことで遠く離れたところから殺すことができる方法なのかも。

ただの飴ではなく棒付きキャンディということ、そして紅葉の気づいたスーパーボールがポイントな気がします。

 

一方、食べ歩き組は

このように捜査が進む一方、蘭と和葉は相変わらずフードファイトしてます。笑

残り8軒も回るなんて、2人の胃袋凄いですね...

 

今回食べていたものはプリンパフェらしきものと大多福屋のおはぎ10色セット。

いやこれから8軒もハシゴするのに10色セットて!

いっぱい食べる君が好き♡

 

そんな中、気になる描写が。

車を降りた伊織が周囲を気にする仕草は"癖のようなモノ"なのだとか。

これにわざわざ言及するって、なんだか意味ありげですよね?

もしかして、昔羽田家に勤めてたり...?んで羽田浩司の死や浅香に関わっちゃったりしてたり...?

羽田家と大岡家のつながりがある以上、わりとあり得る話だと思うのですが、真相や如何に。

 

最後に

やはり今回の事件は仁香の死が自殺ではなく殺害だったことに株本が気づき、それが露見するのを防ぐため犯人が殺したのではないかなと思います。

 

スーパーボールと棒付きキャンディ、ピザをどのように使ったのか?

睡眠薬をまぶしたピザを食べて眠った株本の口にスーパーボールを突っ込んで窒息死させた...なんてことはあり得ないので、やっぱりキャンディに睡眠薬がついてるのではないかなと思うのですが。

キャンディ自体にまぶしてしまうとバレてしまうので、棒につけておいて、棒を触った手を舐めることで結果睡眠薬が口に入るみたいな。

ダイエットと言いつつピザをこっそり食べていたとすれば、ピザは手で食べるものですから簡単に口に入りますし。

ただ、これだとスーパーボールをどう使うかが分からないんですよね...半開き状態を作るために使用したとか?

 

私のない頭ではこれが限界です💦

今回平次がいるので眠りの小五郎を披露する必要はないわけですが、それについて黒田管理官が何を思うのか、そして黒田管理官の用事とは何だったのか、そこも楽しみです!

あと、蘭と和葉の胃袋もね。笑

 

では、お読みくださりありがとうございました!