2022/3/18公開の映画「SING/シング:ネクストステージ」の感想です。
元々SINGは見たことがなかったのですが、アンチャーテッドだったかな、何か他の映画を見に行った際流れていた予告でSING2の予告もあり、その中で私の大好きなShawn MendesのThere's Nothing Holdin' Me Backが使われていたんです。それも結構な尺で。
これは観に行きたいな...いつから公開なんかな...とか考えているうちに、なんとB'zの稲葉さんが吹替版のキャストとして伝説のロックミュージシャンを演じるとの発表がありまして。
伝説のロックミュージシャン!?こんなの観に行くしかなくない!?と思って、SING一作目を予習してから観に行ってまいりました!
普段映画はほとんど字幕版を見ておりますが、稲葉さんの声を聴くためもちろん吹替。
ただ、タロン・エガートンのThere's Nothing Holdin' Me Backも聞いてみたいので今度字幕版も観に行こうかな...
では、以下ネタバレあり感想です。と言ってもストーリーにはほぼ触れず、主にショーン・メンデスと稲葉さんのことについて語り散らかしてます。
稲葉さんの破壊力
予告の「失せろ」にノックアウトされた数多くのファンのうちの1人なのですけれども、映画館でそのセリフを聞けて案の定ノックアウトされましたね...
思ったよりも遠い所からの「失せろ」でちょっと意外でした。
誰も近づけないように柵に電流流してるのにアッシュらが触ろうとしてたら叫んで止めるし、危険の看板立てるし、ミス・クローリーを追い返すのは害のないペイント弾だし、アッシュらの手当てきちんとしてあげるし、一晩は泊めてあげるし、"お友達"の忘れ物を返してあげるし、返してもらったこと確認するし、クレイめちゃくちゃ優しい奴だな!?
てかお友達って、その言い方よ。伝説のロックシンガーが"お友達"よ?
稲葉さんにぴったりやん...
蛇口をひねってくれからの、はははあらま大変はあかんでしょ可愛すぎる。
お嬢ちゃんがしつこくてな、とか話の分かる奴だとかクレイあなた結構お茶目ね?
流れるプールでぐっしょり濡れて毛がぺたん、てなってるの愛らしかった。
見た目いかついけど中身紳士で可愛いし。
稲葉さんにぴったりやん...
奥さんのルビーに一途なの最高ですね?
全部の曲にルビーへの気持ちがこもってるとか最高過ぎる。
蜂蜜入りの紅茶が嫌なのはかつてルビーが大好きな紅茶だったからとか、ルビーが喉にいいからとよく淹れてくれた紅茶だったからとかかなって思ったんですけど深読みしすぎですか?もしそうならもうクレイ抱きしめたいんですけど...
アッシュが玄関で歌ってるとき、その歌声を聞いてアッシュの横に座るあのシーン最高でしたね。
あれはクレイの曲ということだと思うんですけど、クレイが来て歌うの止めたアッシュを促して続きを歌わせて、それを見守るクレイ...愛すべきクレイ...
鏡を見つめてるシーン、歌えなくなった自分を見つめてるのかな...と思いきやあれ鏡に貼られたルビーの写真見てたんですね!?
部屋にもルビーの写真だらけだし、ギターケースの中にもルビーの写真だし、もう愛にあふれてるんよ...
最後クレイが歌いに行く決心をつける時、隣にルビーがいる演出はあかんて。泣く。
アカペラでアッシュが歌い、そこに観客の歌声も混ざってクレイを待つという流れはダメですよ。泣くしかない。
そして稲葉さんの歌声なんですけれども。
はぁもうやっぱり最高なんですよ。もう聞く前から分かってたけどそれ以上に最高でした。もう他の方とは段違いに上手くて、歌い出しからもう一気に雰囲気がクレイ一色に染まって凄かったです。
普段のB'zとは歌い方が違うんですよね。優しくてでも力強くて心がこもっていて、綺麗な歌声。
喋り声とは大きく違うすんばらしい歌声に、やっぱり伝説のロックミュージシャンや...てなりました。
歌いだしからもうオーラばんばんで最高でした。これがKOSHI INABAの力...
アッシュとのデュエットもとても良かったのですが、欲を言えばやはりもっとクレイのソロを聞きたかった。
アッシュの声が聞こえるように、デュエットになるように声量が調節されてるな~と感じてしまって。ガチクレイを聞きたい。
ただ、15年ぶりということを踏まえるとこれくらいの方が良かったのかもしれませんが。
もう少し歌唱シーンが長いと思っていたので短くてそこは残念でした。
今までの稲葉さんとはまた違う、クレイな歌声をもっともっと聞きたかったです。
その後カーテンコールでウインクしたり、バスの中で眠るアッシュをまるで娘を見守るかのような父の目で見つめたり、もう最高なシーンばかりでしたね...クレイ大好きになっちゃいました。
単車に乗るクレイかっこよかったしな...帰りバスって愛車どしたん?て思ったけど今作品はストーリーとかを楽しむというより音楽を、演出を楽しむものなので細かい所は言うまい。
稲葉さん味を感じるところもあれば違うところもあり、うん、とにかく最高だった。語彙力が足りない。
ライオンのうなり声っていうんですかね、ヴゥ...みたいなやつ。あれ多くてもう色気がすごかったんですよね。ライオンな稲葉さん...
歌唱シーンの心配はまったくしておりませんでしたが、演技できるんかな...てちょっと思ってたんですけど、もうはまり役でとてもよかったです。
稲葉さんなんだけど稲葉さんじゃなくちゃんとクレイでした。
Shawn Mendesがついに
ショーン・メンデスとの出会いは確かSpotifyが日本に上陸して少し経った頃。
あなたにおすすめで出てきて、誰やろなんかかっこいいし聞いてみるか、となって聞いたら一瞬で曲に、歌声に虜になりまして。
その後はもう一番好きなアーティストになって、CDも輸入盤をアマゾンか何かで買って聞きまくってという感じでした。
今思えばSpotifyに感謝ですね。ありがとうSpotify。
そんなショーン・メンデスも日本版のCDが作られるようになり、段々と日本でも有名になりつつありましたが、やっぱり有名なのは洋楽に詳しい人の間だけで。
そんなショーンの歌がこんなにも人気の映画の劇中歌として使われるなんて、もう嬉しくて嬉しくて。
予告にもあったとおり、店内BGMとしてThere's Nothing Holdin' Me Backが流れていてので、もう正直ジョニーたちの会話そっちのけでBGMに全力で耳を傾けておりました。ごめんよジョニー。
そして自分を認めてもらうためにBGMに合わせてThere's Nothing Holdin' Me Backをアレンジして歌い上げるジョニー。
日本語訳どうなるんだろう、と予告の時から楽しみにしていたのですが、割と歌うのが短くて、なんて歌ってるかよく分かりませんでした😂
でもわずかでも本人の歌も聞けて、アレンジバージョンも聞けて嬉しかった~あとはクレイに集中、と思っていたところ...
なんと!!カミラ・カベロとのSenoritaが本人の歌で使われているじゃないですか!!
しかもミーナの恋心がすくすく育つシーンというぴったりな場面で。
いやもうSenorita好きなんですよねぇ。
I Know What You Did Last Summerで初めてカミラとコラボして、それ以来のコラボとなるSenorita。
カミラにデモ送って一旦断られたけど、カミラがやる気になって実現したSenorita。
これをきっかけにショーンとカミラの恋人関係が始まったSenorita。
これほどまでにぴったりな曲あります!?
ラテン的な音楽がまた燃え上がる恋にぴったりなんすよ...
残念ながらショーンとカミラは友人関係に戻ってしまったのですが、またコラボしてくれないかなぁ。
ショーンの異国の雰囲気の入ったポップスにカミラのかすれたラテンな歌声がぴったりなんですよね。
(相手この人かよと思うことはあるかもしれないけど)ショーンの恋人が誰かとか特に興味ありませんが、カミラとはぜひまたコラボしてほしい...
クレイが、全部の曲にルビーへの気持ちがこもってると言っていましたが、Senorita聞いてショーンとカミラのこと思い出しちゃいますよね。
私はNetflix民ではないのでショーンのドキュメンタリーは見れていないのですが、予告では全部の曲が君のことだよ、とカミラに言ってるんですよ。
だからこそクレイの言葉の重みが増すわけで。
こうなる未来を予測していたわけではないと思いますが、もう製作陣の選曲が最高すぎましたね。グッジョブ。
クレイの喋り声も歌声も堪能して、まさかの本人の歌声でSenoritaまで聞けて、大満足...と思ってエンドロールを迎えたら、最大級のびっくりポイントが。
なんとエンドロールで使われている曲がショーン本人のThere's Nothign Holdin' Me Backじゃないですか!!
こんなの聞いてないよーと思いつつもう楽しくて嬉しくて仕方なかったです。
確かにあのテンポの良さは楽しい映画の締めくくりに、エンドロールの一番最初にもってこいな曲かもしれません。
でも私はてっきりボノの歌だと思っていたのでもう予想外過ぎて。
嬉しくて仕方ありませんでした。
劇中で使われていただけでなくエンドロールでも使われていたら、こんなのもう映画見た人みんながThere's Nothing Holdin' Me Back覚えちゃうじゃないですか。最高かよ。
これで日本でもショーン・メンデスが有名になってしまう。嬉しい限りです。
知られざる、みたいなのがなくなっちゃうのはちょっぴり寂しいですが、でもやっぱり嬉しい。
ツアーのチケットが争奪戦になっちゃうかな...実は来日公演、お金もなく都合もつかず行けなかったんです。
でももう社会人になってお金の面は心配なくなりましたし、Wonderツアーは絶対にもぎとってやる!てか日本くるよね?笑
ショーンを何卒よろしくお願いします。There's Nothing Holdin' Me Backが多分ショーンの中で1番人気の曲。
こちらはカミラとのSenorita。なんだか官能的で大人な香りでラテンな音楽にぴったり。
オマケ。カミラがまだフィフス・ハーモニーだった時代の初コラボ曲、I Know What You Did Last Summer。わ、若い!
最後に
エンドクレジットでAND KOSHI INABAって流れてきて興奮して、そのあと使用曲一覧でShawn Mendesも二か所にあって感極まり、最後に稲葉浩志も出てきて感動。
やっぱあそこに名前が載るってすんごいですね...
「映画館で極上のライブ体験」と謳っている通り、前作に比べてストーリよりも曲、演出重視にシフトした結果とても楽しいエンターテイメントなっていて私は今作のほうが好きでした。稲葉さんとかショーン抜きに考えても。
それくらい、2人以外のシーンも見ていて、聴いていて楽しかったです。
歌の使い方が上手いんですよね。歌の魅力をうまく引き出す演出でした。各惑星を巡るというストーリーが歌をたくさん使ういい設定でした。
タロン版のThere's Nothing Holdin' Me Backも聞いてみたいし、おそらく稲葉さんがクレイを演じるにあたって目指したボノのセリフ、歌声も聞きたし、でも稲葉さんの歌声はあんなのじゃ足りないからもう一回吹替見たいし...
これだけ言えるのは、これは映画館で見るべき映画ですね。
では、お読みくださりありがとうございました!