たーこいずの宝箱

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大好きなものへの愛を綴るブログ

「キングダム展―信―」感想

2022/4/23から始まった「キングダム展―信―」名古屋会場に行ってきました!

 

本当はネタバレ全開で思いの丈を綴りたいところですが、映画のように全国で一斉に見れるわけではないということ、また名古屋が3か所目とはいえ今後全国を周る予定ということから、ネタバレは極力せずに感想を書きたいと思います。

正直ネタバレなしでは全然感想を書けないと思うのですが、でもこの感情を言語化して残しておきたい衝動に駆られまして...

 

具体的なネタバレなしとはいえ、先入観なく鑑賞したいという方は閲覧ご注意ください。



 

 

圧巻の展示

いやぁ、もう想像以上でした。予想をはるかに超えてきました。

公式サイトにも載ってるインタビューにありますが、原作者の原先生が

本の形で読むのではなく、信の物語を会場で「体感」していただけたら

とおっしゃていたのは事前に知っていて、でも具体的に何を意味するのかよく分からなくて。

原画がずらっと並んでいるだけじゃなくて、ところどころ拡大した巨大な絵があったり、並べ方に工夫があったりするんだろうな~くらいの気持ちでした。

 

そしたら本当に「体感」する物語でした。

拡大した絵の側にその原画があったり、原画を漫画の一部にすることでストーリーにしていたり、書き下ろし原画を盛り込むことで単に「キングダム」のストーリーをなぞるのではなく「信の物語」になっていたり。

しかも壁の色にまでこだわりがあり、その場面ごとに相応しい色になっているんですよね。

目の動く順番どおりに絵が、文字が飛び込んできます。

 

さらに驚いたのは、視覚だけでなく聴覚までも体感できたということ。

正直、その音のブースに行く前から漏れ聞こえてしまってたのでそこは少し残念でしたが、しかし、「あの音が聞こえるってことはもしかして...」とはやる気持ちを抑えながら順番に見ていくというのもそれはそれで楽しかったです。

 

一番最初から目を奪われっぱなしでしたが、私的に熱くなったポイントをあえて挙げるなら、蛇甘平原、馬陽、合従軍のあの場面、そして呂不韋以降すべて(もはやポイントではない)でしょうか。

いや、でも飛矢の場面はらしさがあってよかったしキョウカイのところも胸が熱くなったし、若者3人のところはシンプルさがとてもよかったし...

全然絞れない。それくらい全部が素晴らしかったんですよ。

とっちらかりそうなのにメリハリがよくてぐいぐいと引き込まれます。

というか入り口入って一番最初の絵でもう引き込まれましたね。

 

しかし、やっぱり何と言っても私は呂不韋以降が素晴らしかったと思います。

あのシーンをあの形で入れたことで、今まで信の物語を追体験してきて興奮していた気持ちが、熱くなっていた気持ちが、さらに熱くなる一方、考えさせられ、胸をうたれ、キングダムの奥深さを感じました。

あの順番で、あの流れで展示を締めるのはすごく良いと思いました。

 

随所にちりばめられている書き下ろしも素晴らしかったです。

あの夜を終えた後のあの絵や、あれを受け継いだときの絵や...

特に最後のあの絵はぐっときましたね。あれを最後に持ってくるのか!と感動しました。

 

おまけと称し、ストーリー終了後に漏れてしまったと思われる原画を先生のコメント付きで見られたのも幸せでしたね。

 

なるべく人がいない状況でゆっくり見たいな、とあえて連休前の平日の中途半端な時間を狙って行ったのですが、それにしては案外人がいてびっくりしました。

流石に貸し切り状態にはならなかった😂

しかし人は多くなかったので、じっくりと見ることができました。

ショップでの買い物も終えて外に出たら、まるっと2時間が経過していて驚いたくらいです。完全に時間の流れを忘れて没頭してしまいました。

私が見ている途中で何人も何組にも追い抜かれたので(というか追い抜いてもらったので)私が単に見るのが遅いのかもしれませんが、追い抜いて行った人たちでも30分~1時間はかかったのでは。

それくらいに満足度が高かったです。

 

ちなみに、2人組が多かったですが正直会話が雑音になりますし、1人でじっくり見る方がよいかと思います。1人のお客さんも結構いらっしゃいました。私もぼっち参戦💪

 

センスのいいグッズたち

展示を見終わるとそのまま奇貨居くべしというお土産コーナーに。

これが素晴らしかったですね~

まず、呂不韋をテーマに「奇貨居くべし」と名付けるセンス。あっぱれ。

 

グッズについてはHPにも公開されていますので、その中でも私の心をくすぐったものを3つとプラスαを紹介したいと思います。

 

まず1つ目、ブロックメモ~サイ防衛編~

これは初見でセンスの塊だと思いました。

ブロックメモ自体を城に見立てて、四面を北壁、南壁、東壁、西壁とし、それぞれの将軍と場面を描いているのです。

そしてメモ自体は政の激とそれに沸く民の様子。

これは胸アツですし、面白いですし、みんなが大好きな場面ですし、キングダムならではだと感じました。

 

2つ目、騰のマスキングテープ

永遠に騰がファルファルしてます。完全にネタ。でも面白すぎて購入を即決。

マステの特徴を活かした面白いグッズだと思います。

 

3つ目、呂不韋の貯金箱

呂不韋が貯金箱になるって、めちゃめちゃお金がたまりそうじゃないですか。

ご利益もありそうですし。

しかも、今回のキングダム展のロゴが入ってるんですよね。私このロゴ好きで、王騎の飛矢となった信がフウキを討つあの場面。めちゃかっこいい。

このロゴオンリーのグッズも欲しかったな~

なんて思いながら手を伸ばしかけて、「7,700円」の字が目に飛び込んできて手を引っ込めました。

な、ななせんななひゃくえん!?貯金箱に!?

お金を貯めるためのものを買うのに浪費してちゃ本末転倒じゃない...?と思って購入は控えたのですが。

しかし、今ちょっと後悔しています。

それこそ「奇貨居くべし」、もう拝めないかもしれないグッズですし、ここは買っておくべきだったのでは...?

もう少し時間をおいてみて、それでもなお後悔がやまなければもう1回行くのもありだな、なんて思っています。(ネット通販始まったら即ポチってしまいそう)

 

そして、プラスα。

これはもちろん公式ビジュアルブックです。

家で開いてみて驚きました。まるで展示の追体験本。

展示そのままの展開で、書き下ろし原画をも見ることができます。

しかも先生の解説コメント付き。

こんな贅沢なことがあってもいいのか...

この本のおかけで、展示が終了してしまっても読んで楽しむことができそうです。

これは原画展いった方はマストですよ。

 

最後に

単純な私は鑑賞し終えてからもうキングダムが読みたくて読みたくて仕方ないのです。

しかし先にビジュアルブックを、と思い読んだらさらに漫画が読みたくなってしまって。

グッズも高価ですし、入場料も安いとは決して言えませんが、ものすごく満足度が高い展示でした。

そもそもキングダムの原作を読んだことはないという人にとってはそこまでの価値を見出すことができなかもしれないですが、原作ファンの方なら絶対に後悔しないと思います。

むしろ見に行かない方が後悔するかも。

 

では、お読みくださりありがとうございました!

 

公式サイトはこちら↓

kingdom-exhibit.com