2022/7/27発売の少年サンデーに掲載されている名探偵コナンFILE1097「引率者」の感想です。
新シリーズ第1話は、なんと若狭先生とあの人が初対面!
みんなで仲良く海水浴に行った先では、事件とは別にその2人の探り合いが...
扉絵のよだれを垂らすコナンが可愛い。
青山先生と尾田先生の歴史的対談の感想はこちら。↓
では、以下ネタバレあり感想です。
引率者は若狭先生と...
前回、ホテルの連続爆破事件を解決したコナン。
非常ベル騒ぎは誤作動だと報じるニュースでは、どこの局も民間人からの映像がないことを少し不思議に思いつつザッピングするコナン。
これは姿を撮られてしまったことを懸念したメアリーが裏で手回ししたのか、それともベーダーさんこと呼吸器の男が手回ししたのか...
普通に考えたらベーダーさんがメアリーを庇う必要がないので、メアリーがMI6にやらせてそうですけど、真相やいかに。
新エピソードでは連続爆破事件の続きで、このままベーダーさんの正体に迫ってほしかったですが、そういうわけにはいきませんでしたね。残念。
掃除中にニュースをザッピングするコナンの傍では、探偵団が静岡の海で販売されている仮面ヤイバーのトルネードウインナーが食べたいと盛り上がっています。
博士はぎっくり腰だから引率者はいないと言う灰原に対し、なんと若狭先生が引率者に立候補。
明らかな灰原狙いなのに、当の灰原はニコニコで「もちろんOKよ!」と返答。
灰原はなぜこんなに若狭先生に対して無防備なんでしょう?
歩美ちゃんを守ったから、というだけではこんなに懐かないと思うのですが...
もしかして、灰原は若狭先生の正体の見当がついていたりするのか?
灰原に探りを入れてくるはずだと警戒するコナンは、赤井さんにガードを依頼。
すっかり探偵団の保護者が似合うようになってしまった赤井さん、面白すぎる。
あの赤井さんがこんな演技をしてるなんて本当にさ...というか、この人使いの荒さがもう流石工藤新一って感じでいいですよね。
大人な攻防
引率者の2人は砂浜から子どもたちを見守ります。
海へ走っていくときにちらっと2人の様子をうかがうコナンがいいですよね~
こういう細かい描写が好きです。
2人の探り合いは若狭先生からスタート。
灰原哀のことは知っているか、と尋ね、
私の人生を搔き乱した...ある女性の娘さんのような気がして...
とびっくり発言。
これはエレーナのことを言っているんですかね?
エレーナの作ったAPTX4869によって羽田浩司が殺されて、それにより若狭先生は人生を搔き乱されたのか...?やっぱり浅香なの...?
となると、やっぱりエレーナが作っていたものと灰原が作っていたものは別物、ということになるのでしょうか。いや、ピスコは"ここまで進めていたとは"と言っていましたから、エレーナのものは不完全だった...?
そんな若狭先生が泳がないことに対し、
もしかしたら肌に刻まれた何かの痕跡を...衣服で覆い隠しているのかと...
と沖矢さんが探りを入れます。
もしかして、羽田浩司の事件の時に被弾したりしているのかも?
あとは、将棋の駒を肌身離したくないというものもありそう。
すると、若狭先生は
それに、腕は汗をかいていらっしゃるのに...顔はかいてらっしゃらない...もしかしてその皮膚の下は汗びっしょりだったりして...
と突っ込みます。
沖矢先生のことを、"どこかでお逢いした気がする"、"何でも話せてしまうそうな強くてしなやかで頼りがいがある"と言っていますし、もしかして沖矢さん=赤井さんの事実に勘づいているのかも?
となると、そもそも若狭先生は赤井一家のことを元々知っているということになりますよね。
羽田浩司繋がりなのか、それとも組織つながりなのか...
これはこれからの展開が楽しみです。
そして事件も
一応本題の事件も発生。笑
今回は海の家での事件で、何やら複雑そうな人間関係みたいです。
海の家の店員の郡山貴起(こおりやまたかき)と茅木舞香(かやきまいか)は交際中。
そんな郡山と免田朔良(めんださくら)は元恋人同士。
その免田は郡山を振って、茅木の弟・玲輔と付き合っていましたが、玲輔は死んでしまったと。
玲輔はヘタをして死んでしまったため、その損を埋めるため、玲輔の姉、彼女、舎弟の3人は、海の家の店長でリーダーの碓井克徳(うすいかつのり)の元でバイトをしているようで。
"このバイトで損が補えなければ、もっと割のいいバイトで穴埋めしてもらう"との発言もありますが...やくざなの?笑
碓井はバックヤードでお昼寝、免田は祖母に薬を届けに、茅木は碓井お気に入りのパインジュースの買い出し、郡山もバックヤードへ行きました。
そろそろ開店時間になりそうなのに起きてこない2人を呼びに免田と茅木がバックヤードへ向かうと、なんつ包みの中に碓井の死体が。
側では何も知らない様子の郡山が昼寝していて...
ヒントとなりそうなのは、
①被害者の碓井はパインジュースが好きで、郡山はグレープフルーツジュースが好き。郡山は寝る前にいつもグレープフルーツジュースを飲んでいる。
②免田は祖母の家の鍵を忘れたため、結局薬を届けられずに戻ってきた。
③海の家で探偵団がトルネードウインナーを食べていた際、元太がタオルケットにケチャップとマスタードをつけて汚してしまった。
といったところでしょうか?
普通に考えれば傍で寝ていた郡山が怪しいですが、まあそんな単純ではないと思います。ので、グレープフルーツジュースにしこまれていた睡眠薬で、被害者の碓井とともに眠ってしまったというところでしょうか。碓井の好きなパインジュースも、犯人がわざと切らしてグレープフルーツジュースを飲ませたんでしょう。
祖母に薬を渡していない以上、免田のアリバイはありません。しかし、もし茅木が犯人ならあらかじめジュースを用意しておけばいいので、茅木のアリバイも不完全かなと。
となると、鍵となるのはタオルケットの汚れでしょうか。碓井がくるまれていたタオルケットに汚れがついていれば、店にあったタオルケットを使ったということになりますし。この辺は続きを読んでみないと分からないですね。
それにしても、玲輔は何をやらかして死んだんでしょうね?この辺はうまくコナンが聞き出すんでしょうけど、碓井は相当恨まれてそう...
最後に
次回はお盆のため合併号ということで、次回のあとまた一週間空いてしまいます。
きっと今回も3話構成でしょうから、一週間空いたあとの解決編のあとまた休載期間となるんでしょうか。もう、謎が増えるばかりで続きが気になります。
正直、連続爆破事件の続きでベーダーさんについて取り上げてくれるかなと淡い願望を抱いておりましたが、残念でした。
けれど、まさか若狭先生と赤井さんの対面を見られるなんて!
そろそろ、RUM編も終盤ではないかとは思ってるのですが...今後に期待です。
それにしても、本編の灰原が本当に楽しそうなんだか幸せでした。あんなに無邪気な笑顔が見られるようになって良かった。
サメに乗ってあんなにはしゃぐ灰原...!
いつか、蘭とまた一緒に海に行ってほしいな。
では、お読みくださりありがとうございました!