海外ドラマ「ゾーイの超イケてるプレイリスト」シーズン1第5話「失敗だらけのプレイリスト(Zoey's Extraordinaly Failure)」感想です。
この"失敗だらけ"というのは、職場や家族の問題でやらかしてしまったゾーイのことですけれど、やっぱり今エピソードの主役はゾーイのお兄ちゃん、デイヴィットでは。
お父さんになるデイヴィットの抱える悩みとは...?
私はやっぱりお兄ちゃん好きです。
では、以下ネタバレあり感想です。
職場でのいざこざ
オープンな職場づくりのため、匿名で実施した相互評価の結果を発表するジョーン。
これはゾーイの提案とのことですが、みんなに発表したのはジョーンの独断の様子。
トービンに対しては茄子の絵文字が多いことに対して不満が出ているとのこと。なんちゅう不満だ🍆
そんなトービンへの仕事の評価はまずまずということで、それに喜ぶトービン。なんか憎めないキャラですよね。
マックスに対しては、「熱意と行動力に欠ける」「楽な道を選びがち」「努力を怠ってすぐに妥協する」と散々な評価...
そりゃ傷つくよ...もうちょっとオブラートに包んであげればいいのに、流石はジョーン。
リーフへは、「自分本位で過度に野心的」「謙虚に振舞っているが競争心が強い」「近寄りがたく孤立している」「だから昇進も逃した」。
いやこれもきっつい...マックスのよりもきついかも。
案の定、隔離ポットの中でいじけていました。
両親からの期待も大きく、2人の弟も優秀なのだとか。
それにしても、大学模試で2人とも満点って、やっぱりこの会社天才しかおらん...
二度目の心歌を聞いたゾーイは、ジョーンに評価を書いた人と話し合わせるべきではと提案。しかし、評価を書いたのはジョーン自身だからそれは無理だと言い放ちます。
ジョーン、厳しい...てかもしかしたらこれ全員分の評価をジョーンが書いてるんじゃ...
自分への評価をリーフの前で読むことで、なんとかリーフを復活させようと試みるゾーイですが、リーフへの評価はゾーイが書いたと勘違いされ、より悪化してしまう始末。
プライド高いタイプは一度折られるとなかなか難しそうですが、これは面倒臭いな...
ジョーンも我関せず、といった様子で、ゾーイのストレス半端なさそう。
父親になるということ
デイビットとエミリーが互いへの不満を歌っていたことについてモーに相談すると、不満そうなエミリーを助ければ?と助言。
けれどゾーイは、エミリーは短気でゾーイは非社交的だから仲が悪いと言います。
あー、分かる気がする。ゾーイとエミリーは相いれないタイプって感じですよね。ゾーイの適当感をエミリーは許せなさそう。
それに対し、刑事なら名コンビと突っ込むモーが最高すぎる。本当にモーのセンスが大好き。
ベビーベッドを組み立てるという約束に対し、仕事が忙しくて今日も残業だ、と断っていたデイヴィット。しかし、当の本人をバーで発見していまうゾーイ。
「楽しむ権利を勝ち取れ!」と歌い上げるデイヴィット...お兄ちゃんは優しいからと言っていただけに、ゾーイはショックだったのでは。
子どもが生まれる前からこんなじゃ、先が思いやられるよ...嘘ついて自分は遊んで家族に協力しないなんて最低。デイヴィット好きだっただけにとても残念。
妻に嘘ついて遊ぶことについて、婚約中のサイモンに相談。
「1人きりになる時間が欲しかったとか?」「1度きりなら見逃してあげたら?」とアドバイス。てことはこれ、結婚したらサイモンもそういう夫になるというフラグですかね...?😂
ゾーイも見逃してあげたのですが、その後お父さんの面倒を見る当番にもかかわらず、"オライリー事件"で残業のため行けない、と再度の嘘。
ピンときたゾーイは"オライリーの酒場"へ直撃。案の定、デイビットは仕事をせず酒場に1人いました。
夫婦の問題には関与しないけど、お母さんに嘘をつくのは許せないと怒るゾーイ。
嘘をついていたのは、息子の父親になるプレッシャーから解放されたかったからとのこと。幼少期、男らしい子どもではなかった自分の息子も、そうなってしまうのではと不安だったようで。
エミリーには内緒にしておけよ、とゾーイに念押しします。
むしろ、自分がそうだったからこそ理解することができるし、一緒に遊べるからいいのでは...と思ってしまいますが、やっぱり息子には苦労してほしくないってことなんでしょうね。これは子どももいなければ結婚もしていない私には想像もできない感情なんだろうなぁ。
その後、何かデイヴィットがおかしいと勘づいたエミリーから質問攻めにされたゾーイは、口止めされていたにもかかわらず、男の子を子育てすることに対してビビっているのだと伝えてしまいます。
でも、浮気を疑って泣いちゃったエミリーを前にしたら、言わないわけにはいかないよね...浮気だなんて思われちゃったらよりお互いが不幸になるだけですし。
しかし、ゾーイが言ってしまったことにより、エミリーは取り乱してしまったそうで。
結婚当初子どもを望んでいなかったエミリーに対し、子育ては任せろとデイヴィットが説得していたというのです。
結婚生活を知らないのだから、頭の中を除けるわけではないのだから、わかるはずがない、とデイヴィットは怒ります。
確かに、デイヴィットが嘘をついていたのはよくないことだけど、知りもしないで動いちゃったゾーイもゾーイなので、デイヴィットの気持ちもわかるなぁと。詳しい事情も知らないで口出ししてしまうと、良かれと思ってしたことでも相手にとっては迷惑でしかないことってありますし。
でも、あんなエミリーを見たら真実を伝えたくなっちゃうしなぁ...難しいですね。
失敗だ、とダイレクトに言われたゾーイは落ち込み、モーへ相談へ。
ゾーイ・クラークは失敗しない、とどうすればいいか悩むゾーイに対し、モーは失敗することを学ぶべきだとアドバイス。
ベレー帽の通販を始めたが1つも売れなかったけれど、代わりに来たスカーフの注文で肖像画を描く依頼も来たため、結果的に儲けられたと。
だから、「失敗を負けだと思わずに成功への足掛かりと考える」ことが大事なんだと言います。
モー、いっつもいい事しか言わん!もう人生の師匠ですよ。
てか、裁縫まで得意なモー出来すぎ人間で怖いわ...友達になりたい。モーと友達だったら絶対楽しい。
ラブラブに思えたマックスと闇を抱えるサイモン
ラブラブな彼女のオータムとナパに行ったけれど、波動が違う気がするとこぼすマックス。
計画に縛られるのが嫌だからって、流石に37分も蝶々を追いかけるのはないわ...
あんなに優しいマックスでもやっぱりそれは嫌みたいですね。笑
しかしオータムはナパ旅行が心底楽しかったようで、それこそ"波動が違う"様子。
そんなオータムから両親に紹介したいと言われたそうで、早すぎやしないかと気分が落ち込んでいるマックス。
両親の挨拶の次は別荘に招待されて、挙句実家の近くに引っ越す羽目になると嘆きます。
考えすぎかな、とゾーイに意見を求めますが、ゾーイは「あなたの幸せが一番」「妥協だけはしないで」とまっとうなアドバイスをします。
すると、仕事と同じミスを恋愛でもしてしまっているのでは、と焦るマックス。
こうやって違和感を抱えながらずるずるいってしまうのは危険な気が...
筋トレ派なのに朝のジョギングに付き合わさるマックス。オータムは何も気にせず喋り続け、自然の良さについてテンション高めに語ります。
そんなオータムの姿を見て心を決めたのか、しゃべり続けるオータムに対し唐突に別れようと言い出したマックス。
「君は刺激的な旅を求めている」「これは旅の途中の寄り道だったのかも」と言うと、オータムも理解を示します。
よくぞ言ったマックス!!!
オータムがすんなり受け入れたのはちょっと予想外でしたが、綺麗に別れられてよかったです。
マックスが電話で別れた報告をゾーイにしたその瞬間、自殺後初のお父さんの誕生日だというサイモンがゾーイの家を訪ねてきます。
顔をパックしたまま電話に出る時点で、マックスを全く意識していないことが伺えるのが悲しい。しかも結構なびっくりニュースを伝えたにもかかわらず、反応してもらえず、さらには電話を切られてしまうマックス...(現時点では)マックス派の私としては悲しい。
サイモンはお父さんとのやりとりを見返していたところ、ある時から文面に寂しさがにじみ出ていたことに気づき、自分はサインを見逃したのでは、そのせいで救えなかったのでは、と悩んでいました。
そんなサイモンに対し、サインを見逃したことは事実かもしれないけど、打ち明けないことを決めたのもお父さんだと言います。
人は失敗するものだし、頭の中はわからないと。漠然と罪悪感を持ち続けても前には進めないと。
自分のした失敗に対して、モーとお兄ちゃんに言われたことを理解し、次の悩める人にそれを繋ぐというのはとてもいいなぁと思いました。
きっと、サイモンにそう言ったことで、より自分の中で消化できたのでしょうし。
そんなサイモンはゾーイに感謝を伝え、出ていくべきかこのままとどまるべきか、と心歌を歌います。
こんな展開、婚約者じゃなければ絶対とどまるべき!!!と思うのですが、サイモンは婚約者だしなぁ...婚約者じゃなければもういけいけおせおせー!と大興奮な展開なのですが。
まだサイモンのことが好きなゾーイは、どう対応するのでしょう。壁ドンしてるところで終わってしまうという、めちゃめちゃ気になる終わり方。まるでキスしちゃいそうな雰囲気。
でも、やっぱり、婚約を解消してからにしてくれ~!解消してくれたら全力で応援するからー!(マックス推し発言は何処へ)
使用曲一覧
Just Give Me a Reason/ P!nk, Nate Ruess
忙しいと約束を断るデイビットと、それに不満なエミリーの心歌。
まだ愛し合えるはず、という歌詞なのがまだ希望が持てるニュアンスですよね。
Fight For Your Right/ Beastie Boys
ビリヤードの楽しめるバーで偶然会ったデイヴィットの心歌。
楽しむ権利のために戦え、と仲間とともに歌い上げます。
Everybody Hurts/ R. E. M.
厳しい意見を浴びせられたリーフが隔離ポットの中で歌っていた心歌。
... It's Your Thing/ The Isley Brothers
ずっとお父さんと二人三脚でやってきたから、仕事を辞めると言うお母さんに対して、「君の夢なんだから僕のことは気にするな」とミッチが歌い上げた心歌。
この歌、Codaでもみんなが合唱していましたよね。力強くていい歌。
この歌を聞いたゾーイがお父さんと話すことを勧め、お父さんに話をした結果、仕事を続けることに決めます。良かった!この夫婦本当に好き。
Should I Stay or Should I go/ The Clash
自分を変えようとせずありのままを受け入れてくれるゾーイは正直だ、と感謝するサイモンのめちゃくちゃ自分に正直な心歌。
最後に
"失敗だらけ"だったゾーイ。
お母さんが仕事を続けるのか問題は解決しましたが、リーフの落胆やデイヴィットとエミリーの夫婦関係の問題は解決せず。次のエピソードではみんなが笑ってくれるといいな。特にデイヴィットの笑顔が見たいよ...
連絡すらしたくない様子なので、相当傷は深そうです。心配だ...
そして急展開を見せたサイモン、そしてマックス。この関係にも何やら変化が起きそうですね。まずは壁ドンされたゾーイがどう動くのか、ドキドキします。
では、お読みくださりありがとうございました!