2022/12/7発売の週刊少年サンデー2・3合併号に掲載されている名探偵コナンFILE1104「血染めの騎士」感想です。
シリーズ第2話。
チェス会場で起きた殺人事件。犯行現場には白鳥警部が小林先生にもらったナイトのキーホルダーが落ちていて...
事件はもちろんのこと、黒田管理官、若狭先生、そしてRUMの過去にも注目です。
では、以下ネタバレあり感想です。
容疑者は4人
目暮警部を呼び、黒田管理官は捜査を開始。
コナン、そして黒田管理官はボウガンの矢を放てた容疑者を4人に絞り込みます。
事件発生後、エレベーターで事件の起きたフロアに出入りした人物はコナンらと警察しかいないことが防犯カメラより判明。
エレベーター以外には階段しか出入口はありませんが、その出入口では白鳥警部が落としたキーホルダーを探しており、そこを通った人物はいませんでした。
また、血の流れ具合からしてボウガンで撃たれた後しばらく生きていたことが分かるので、岸谷の自殺とは考えられません。
となると、階段にいたうえ、犯行現場にキーホルダーが落ちていた白鳥警部、被害者である岸谷との対戦が早く終わり試合会場から出て行った木崎、控室でボウガンを撃たれた大河原、そして大河原の対戦相手で、早く決着がついた城井の4人の実がボウガンを撃つことができたというわけです。
となると、それぞれ何をしていたのか。
白鳥警部は、試合後会場を出てトイレに行き、自販機で缶コーヒーを飲み、階段のところで執事に対戦結果を教えるべく電話し、控室で待っていた小林先生と会いました。それまでは黒田管理官と一緒で、その後キーホルダーを探しに階段へ行ったときだけ1人になったのです。
自分の恋人が容疑者扱いされたらちょっとは動揺しそうなのに、子ども達をたしなめる小林先生、やっぱり大人だなぁ。ミステリー好きだから免疫があるとも言える。笑
それにしても、執事に逐一対戦結果を報告する白鳥警部、ぼっちゃんて感じがして可愛い。
木崎は、岸谷と会場を出た後、自販機でジュースを買っていた際に大河原と城井とばったり会います。そこで「ドス」という妙な音を聞き、おそらくその際にボウガンでジャケットの背中に傷がついてしまいました。その後は自販機の横でずっとスマホゲームをしていたとのこと。
ちなみに、岸谷は木崎と一緒に自販機で飲み物を買おうとしていた際、誰かから来たメールを呼んだ途端、血相を変えてどこかに走っていったとのこと。しかし、岸谷の所持品にスマホはありませんでした。
普通に考えて、自分の服が傷つくくらいの感じでボウガンの矢が射られたら気づくことない...?結構すっぱり切れてたぞ?
城井は、試合会場を出て自販機で木崎と会うまで、対戦相手の大河原と一緒でした。その後トイレで大河原と別れ、トイレにこもって対戦の棋譜を思い出してニヤニヤしていたとのこと。トイレではスマホで音楽を聴いていたため、物音がしていても気づかなかったそう。
大河原は城井と別れてトイレに行きましたが、誰かが個室に入っていることには気づいたものの、それが岸谷だったかどうかまではわからず。トイレから出た後控室に入り、マイグラスで紅茶を飲もうとした際、ボウガンで撃たれたというわけです。
ダイイングメッセージ
事件現場に落ちていたナイトのキーホルダーをよく見てみると、ナイトの右側の顔に血が付いた手でつかんだ跡が残っていました。
そして、クロスワードパズルのあるページには、血の手形が残されていました。
キーホルダーの裏側に血を付けて置いた跡が見られたため、そのとおりに駒を置いてみると、ナイトの駒の初期配置のように見えます。
そして、ゴミ箱からは2つの眼鏡ケースを発見。
一方は空で、もう一方は粉々に砕けたガラスの破片が詰まっていました。
それを聞いたコナンは手形の意味も、犯人も分かった様子。
これは予想通りと言いますか、やはりチェスの知識がないと解けないパターンの暗号ですよねおそらく。うーん、チェスは全くわからないので、大人しく解決編を待ちます。
それにしても、粉々になったガラスと眼鏡ケースは何に関係しているんだろう?
ガラスで連想できるのは大河原のグラスくらいですけれど、やはり大河原の自作自演だったとか?
17年前の記憶
ナイトの右側の顔に血の跡がついていると知り、黒田管理官は女性が亡くなっている姿を回想。
その女性は、浅香が護衛していた人物で、チェス盤にナイトの駒と腕時計のみ置かれた状態で亡くなっています。
そのナイトの目は、女性の指についた血で赤く染まっており...
もう、何がなんだかわけがわかりません。どういうことー!?
そしてびっくりなのは、なんと路肩に停まっているパトカーに横付けした車があり、その車の中ではRUMは煙草をふかしていたのです。
小五郎にコナンがチェス大会に行ったと聞いてすっ飛んできたのだと思われますが、この行動力よ。本当にせっかちだな寿司屋は。
若狭先生が来ると聞いて、いてもたってもいられなくなったのでしょうか。
しかし、わざわざパトカーに横付けするということは、黒田管理官狙いの可能性もありますよね。うーん何が目的なんだろう...
コナンはうかつな行動や発言をしやしないかとハラハラします。
それにしても、これで重要人物が大集合してしまったわけで、これで何も起こらないわけがない。ゾクゾクする~!
最後に
新年の合併号で来週はなく、その次の合併号なのでまた1週あくというお預けが続きます。せっかくの長編なのに!待ちきれない。
いよいよ、本当にいよいよRUM編終結の香りです。楽しみだ!
では、お読みくださりありがとうございました!