2022/12/21発売の週刊少年サンデー4・5合併号に掲載されている名探偵コナンFILE1105「陥落の涙」感想です。
シリーズ第3話にして事件の解決編、そして17年前の事件への導入編。
チェス大会で殺人事件に遭遇したコナンら。建物の外にはあの人物も...
いよいよですね...!では、以下ネタバレあり感想です。
ダイイング・メッセージの意味
殺された岸谷はトイレに落ちていた白鳥警部のキーホルダーと、バッグに入っていたクロスワードパズルでダイイングメッセージを残していました。
クロスワードパズルのマス目をチェス盤に見立て、ナイトの駒を初期配置へ。
そして、岸谷はナイトを自分に向けるというジンクスを持っていたため、それを踏まえると、ナイトは自陣から敵陣の奥にたどり着いた位置になるそう。
となると、血の手形はキングス・サイドに残されていることとなり、「王様の側」=「王側」=「大河原」、つまり大河原が犯人だと示していたのです。
うーん、チェスの知識がないのでまったくわからん。ふーん、という感じです😂
大河原のグラスが割れたのは、「オランダの涙」またの名を「ルパートの滴」を使ったトリック。
ガラス棒をバーナーで熱し、溶けたガラスの滴を水の中に落として冷やし固める。
水に落ちたガラスの滴は外側が冷えて萎縮しますが、その後内側も冷えて縮もうとするため、引張応力が生まれてしまう。
その内側にたまった力をガラスの滴の尾を折ることで開放すると、粉々に砕けるという仕組みなんだとか。
空の眼鏡ケースに入ってたオランダの滴を使って、大河原の胸に刺さっていた万年筆で破裂させ、グラスを割れさせたのです。
粉々のガラスが入った眼鏡ケースは呼びのオランダの滴が入っていたもので、粉々になってしまっていただけということ。
また、刺さっていたボウガンの矢については、あらかじめバッグの金具に矢を打ち込んでおき、矢じりを残してシャフトを外しおいたものを、タイミングを見てシャフトを矢じりにつけ直し、コップが割れるタイミングでバッグを放り投げるという仕掛け。
トリックは全然わかりませんでしたが、大河原の自作自演という予想は的中してしまった...!まあトリックは全然わからなかったんですけれども。
そしてその犯行の証拠は、万年筆についているはずのない大河原の血痕。
犯行の動機は、1年前、アメージング・グレイスで佐宗をはめた人物への復讐。
アメージング・グレイスで失格になったあと、ノイローゼになり最終的には自殺してしまった佐宗をはめたのは岸谷であるとアメージング・グレイスでつきとめたため、犯行に及んだとのこと。
17年前の事件
監視カメラを気にする若狭先生を映す監視カメラをハッキングしているのは、パトカー横に車を停めて煙草をふかしてるRUM。
キャンティとコルンに、「疑わしきは罰せよですからと...」と画像を送るよう運転手に指示。
え、まさかジンの疑わしきは罰せよってRUMの受け売りだったの!?ジンの専売特許だと思ってました。笑
一方、今回のダイイング・メッセージを瞬時に見抜いたコナンに力を借りたいと、黒田管理官はコナンと2人になり、17年前の話を始めるのです。
暗殺されたアメリカの要人が残したダイイング・メッセージの意味を解いてほしいと。
これがイギリスの要人、となればメアリーとつながっていることが明らかだったんですけど、アメリカの要人なんですね。
メアリーのホテルで残されていたティーカップ、黒田管理官のものかと思ったのですが。うーん、まだまだわからないですねぇ。
しかし、これでやっと次回17年前の事件について触れられる...!興奮が止まらない!
最後に
例のお茶会は、ものすごいのが始まる!と思わせて今なお続きが語られていませんが😂、今回はあらかじめ長編だと予告されているので流石に期待していいかと。
やっと、やっとだ...!
若狭先生は監視カメラにわざと映って、存在をアピールしているようにも見えなくないですよね。うーん意図が読めない。
それにしても、RUMは殺人事件があって警察がうようよしている現場でよりによって射殺しようとしているのか?不用心じゃない?笑
では、最後までお読みくださりありがとうございました!