たーこいずの宝箱

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名探偵コナン(サンデー10号)FILE1106「達眼の悪魔」感想

2023/2/1発売の週刊少年サンデー10号に掲載されている名探偵コナンFILE1106「達眼の悪魔」感想です。

 

シリーズ第4話。チェス大会で事件を解決したコナンは、黒田管理官から17年前の話を聞くことに。その内容とは?

待ちに待った17年前の真相!!!刮目せよ!

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

 

若狭先生の正体

今から17年前、有給休暇を消化し、アメリカに住む友人とチェス大会を見に行くためアメリカのホテルに泊まった黒田管理官

ホテルのバーでは趣味でチェスの大会に出る羽田浩司名人を見かけます。

そしてホテルの廊下では、大統領選に出馬すると噂の資産家、アマンダ・ヒューズ、そしてアマンダを護衛するレイチェル・浅香とすれ違います。

 

そのアマンダは羽田浩司の待つ部屋へ向かい、彼とチェスをたしなみます。

アマンダは母親が日本人である浅香に特訓を受け、日本語が喋れます。

アマンダの口から語られたのは、浅香の父はかつてアマンダのボディーガードをしており、盾となって亡くなったということ、その犯人を浅香は目撃しており、証人保護プログラムを受けて平和に暮らすはずだったが、本人の希望でボディーガードとして鍛え、アマンダの傍に置かれることとなったということ。

浅香が誇れるのは武器の扱いや格闘技だけと言うアマンダに対し、羽田浩司は頬を染めながら「自分的には好みの女性なんですけどね...」とつぶやきます。

ニコニコして険しい顔の浅香を見つめる羽田浩司、いい人オーラがすごくて、こんな人が殺されてしまうなんて...と切なくなってしまいますね。

ニヤケ具合がなんだかチュウ𠮷にどことなく似ている気もします。

 

というか、レイチェル・浅香という名前が証人保護プログラムで作られた名前だとすると、その名前の意味も気になるところです。

CARASUMA-RUM=ASACAを意識して名付けたのだとしたら、アマンダが名付けたのか...?となると、烏丸蓮耶とRUMを以前から知っていたということなりますよね?

あとレイチェルって、シャーロック・ホームズの「緋色の研究」の「復讐」の血文字を思い出したのはきっと私だけではないはず。先生ならこういうところにもホームズを散りばめてくるに違いない。

 

浅香は右目がザワついて胸騒ぎがすると言いますが、それは一過性黒内障ではないかと羽田浩司が指摘。

血行障害により片方の目が一時的に見えにくくなる視力障害ですが、怒ったり過剰なストレスを感じた時に起こることもあるのだとか。

 

と、ここで回想が終わり、現在の若狭先生にターンが戻ります。

つまり、若狭先生は浅香だったということ。やはりそうだったか!!

でも、まさか若狭先生の目はストレスが原因だったとは...アマンダと羽田浩司が殺されたことが、今でもストレスとなっているということなんでしょうね。

 

小林先生らはコナンの話が終わるまで、ホテル内のカフェで待つという話になっていましたが、体調の優れない若狭先生は先に帰ることに。

しかし、ドジで小林先生の傘をひんまげでしまい、小林先生には代わりに自分の傘を使うよう差し出します。

ホテルの外では、雨の中狙撃の待機をするキャンティとコルン。

これは、やっぱりドジなんかではなく、防犯カメラの動きから監視されていることを悟った若狭先生がわざと傘を変えたんでしょうねぇ。

 

RUMの標的

若狭先生こと浅香をホテルの外から狙うRUMは17年前を回想。

17年前、ホテルをハッキングしながら、アマンダのボディーガードを次々と襲わせるRUM。

そして残りを浅香、そして新たに雇ったボディーガードと思い込まれた黒田管理官のみとしたところで、RUM自らがアマンダへと会いに行くのです。

アマンダはそれを察してなのか偶然なのか、浅香には羽田浩司の部屋にナイトの駒を取りに行かせます。

 

部屋に1人だけとなったアマンダは部下をぞろぞろを引き連れたRUMを出迎えます。

アマンダは、50年ほど前に日本の富豪の誕生パーティーでまだ子どもだったRUMと出会っていたのです。

50年経った姿を一目見て分かるなんてすごくないか...?

そして部下が多すぎてちょっと笑ってしまった、ごめんよRUM。そうだよね、石橋を叩きすぎて壊しちゃうくらいの慎重派だもん、駒は多い方がいいよね。だとしても多すぎやしない?

 

一方、アマンダの新しいボディーガードと間違われた黒田管理官は、トイレでRUMの部下に襲われますが、逆に仕留めます。

突然襲ってきたあっさりと2人を倒し、

こりゃあ本当に休暇を...たんまりともらわないとな...

とつぶやく黒田管理官がかっこよすぎて、「え?かっこすぎない...?」という感情で埋め尽くされました。いや本当にかっこよすぎるでしょ。外国で突然黒ずくめの男2人に襲われたんですよ?かっこよすぎだろ!

このエピソードは情報量が多すぎて処理しきれず、結果黒田管理官がかっこいいということだけちゃんと理解できました。笑

てか黒田管理官は17年で人相が変わり過ぎ。入院ですっかり人が変わってしまったんだろうな。

 

最後に

てっきり、私は若狭先生こと浅香は黒ずくめ側の人間で、アマンダを殺す際に羽田浩司を巻き込んでしまったことを悔いている、あるいは黒ずくめに潜入していたCIAで、アマンダ殺害を組織から命じられ、うまく誤魔化すことができずに殺すこととなってしまい、さらには羽田浩司を巻き込んでしまったことを悔いているのだと思っていました。

しかし、この感じですと本当に純粋なアマンダのボディーガードで、アマンダを守り切れなかったうえに、羽田浩司も守れなかったという感じでしょうか。

 

アマンダは、RUMが部屋に来ることが分かっていたうえで浅香を部屋から遠ざけたと思うのですが...だとしたら、その目的は何なんでしょう。

 

他に気になるのは、RUMがアマンダを狙う意味、そしてRUMとアマンダが会った日本の富豪の誕生パーティ。

組織と関連のある富豪と言われると、やっぱり烏丸蓮耶を思い出してしまいますよね。浅香の名前のこともあるし...

誰の誕生パーティーなんでしょう。そして、なぜその場に子どものRUMがいて、すでに「ラム」と呼ばれていたんでしょう。謎ばかり。

 

現時点で、コナンは黒田管理官視点での話を聞いているだけであり、まだ若狭先生やRUMについては知らないはず。

若狭先生の正体については黒田管理官も気づいている節があるのでもしかしたらこれから話を聞くのかもしれませんが、RUMについては黒田管理官からの話から推理する感じになるのでしょうか?

そろそろ寿司屋の正体に気づいてもらわないとハラハラしちゃうからね...というか私は安室さんの立場が心配ですが、工藤新一の情報はどうなったん?お茶会まだですかー!?

 

という感じでまだまだ気になることだらけですが、やっっとアマンダの死の真相がわかりそうでワクワクですね!

では、お読みくださりありがとうございました!