2023/6/7発売の週刊少年サンデー第28号に掲載されている名探偵コナンFILE1113「執事と謎」の感想です。
シリーズ第1話。新幹線に乗り、東京へ向かう平次と和葉、そしてなぜか隣に座る紅葉。そして一行は事件に巻き込まれる...?
では、以下ネタバレあり感想です。
いざ東京へ
新幹線の3人掛けの席に座り、七並べで遊ぶ和葉、平次、紅葉。
カルタだけでなく七並べも強い紅葉、なんだか納得。いやらしい止め方しそうだもん。(褒めてる)
そもそも、なぜみんなは東京へ向かっているのか?
和葉は蘭から大事な話があると言われたからで、平次は"蘭が絶景スポットを探していた"というコナンからの情報で和葉に付き添うことに。
そして紅葉は、平次がこの新幹線で東京へ行こうとしていると知り、平次の隣の席に座るため全部の席を予約し、平次らが予約するタイミングで2席だけキャンセルするという荒業をかましたのです。
紅葉、やってることはもはや犯罪者が被害者をおびき寄せるのと同じ😂金にもの言わせられる人はすごいこと考えるよなぁ。というか、お嬢様な紅葉が自家用ジェットやヘリではなくわざわざ新幹線に乗っている時点で平次や和葉も違和感を持ちそうなものですが。笑
そんな紅葉は嫌いじゃないです。けど、流石にそろそろ和葉に同情する...そろそろ紅葉抜きの平次と和葉のやりとりが見たいなぁ。
事件に巻き込まれる伊織
通行人にビールをかけられ、トイレで応急処置を施す伊織。
そこで忘れ物のスマホが鳴り、電話に出ると
いや...お前にかけているんだよ!公安の伊織さんよォ!
と言われてしまいます。
そして、紅葉の席の後ろで血で濡れた包丁を持つ様を見せられ、指示に従う羽目に。
伊織は言われたとおり、自分のスマホをゴミ箱に捨て、インカムを付けて忘れ物のスマホをポケットに入れ、すでに死体となっている男が所持しているはずのUSBを探します。
死体は心臓を刃物で刺されており、かなり抵抗した痕跡があることから、ナイフで脅してUSBを手に入れるつもりが誤って殺してしまったうえ、目当てのUSBが見つからないため、偶然伊織を見つけたために利用しようとしたのだと推理。
そもそも、公安だってすぐばれるものなんですかね?警察だ、ならまだしも、あの公安ですよ?
となると、今回の犯人は元公安もしくは警察関係者、それとも昔の潜入先の関係者でしょうか。深読みし過ぎかなぁ。
けれど、今回の犯人から伊織の過去が徐々に明らかになる...という展開になりそうな気がします。
USBが見つからないため、犯人は被害者の本当の席にある手荷物の中も捜すよう指示。
鍵付きのアタッシュケースも元公安なら開けられるだろうと言われ、実際に伊織は簡単に開けます。流石。
アタッシュケースの中には早稲田式の速記文字が書かれた手帳とフリーライターの肩書の名刺がありました。
そして手帳の中には「鶴城疑惑の真相の証拠を入手」との記載が。収賄の疑いがかかった鶴城議員の秘書が、すべての罪は自分にあると遺書を残し投身自殺したという事件。
実は自殺ではなく他殺で、その証拠を握られた犯人がその証拠をもみ消すために今回の犯行に及んだ、という感じでしょうか。
お見通しの平次とコナン
アタッシュケースを物色している伊織に、平次が何をしているのかと声をかけます。
しかし、犯人の指示により
実は車内で古い友人に会ったんですが...名古屋で下車した後で荷物を車内に忘れた事に気が付いたそうで...その荷物を見つけ預かっておいてくれと電話で頼まれまして...だから本当にその友人の荷物かどうか...開けて確かめていたんですよ!
と誤魔化します。
それを聞いた平次は「それやったらしゃーないのォ!」と言いその場を離れますが、直後、
やっぱりオレらの...思た通りやで...
ああ...間違いねーな...
とコナンと電話。なんなのこの会話!!!この2人かっこよすぎるだろ!
視覚からの情報として、インカムをしているという変化で違和感を持ったのかなぁと思いますが、伊織とのあのちょっとした会話で平次はどう確信したのかですよね。
名古屋で下車、というのはタイミング的に正しいのが気になります。
それにしても、念のためコナンに意見を求めたんだろうなぁ。本当にこの2人いいコンビだよね好き。
あとは、電話をしていて平次の姿が見えていないはずの犯人が「ガキ」と言ったのが気になりますね。複数犯なのでしょうか?
でも、青山先生が複数犯を描くかなぁ。
最後に
いやぁ、電話の向こうで確信しているコナンのかっこよさと言ったら!これぞコナン、主役です。ゾクゾクする締め方でしたね。
新幹線で到着後、コナン達と合流してから第2の事件も期待できそうですし(きっと告白に失敗する絶景スポットも拝めそうですし😂)、楽しみです。
でもそろそろ、ばしっと告白してくれよ平次~~~
では、お読みくださりありがとうございました!