たーこいずの宝箱

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名探偵コナン(サンデー42号)FILE1133「茜色の千秋楽」感想

2024/9/11発売の週刊少年サンデー42号に掲載されている名探偵コナンFILE1133「茜色の千秋楽」感想です。

 

シリーズ第5話、解決編。

ついに...!!!!神回です。ずっと、ずっと、待っていたよ~!!本当におめでとう!!!

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

まずは事件の話を

お先にミステリ部分を。

平次とコナンが待ち構える浪速ハルカス屋上へ来たのは、庵坂。そっちか~!

倉石らが寝ている庵坂を起こしに行ったとき、ベッドで寝ていたのは庵坂本人ではなく、廊下に飾ってあった賞状の額のガラス板とタブレット端末を使ったトリック

まずは自分が寝た状態で適当に寝返りをうつ首から上の動画を撮影しておき、背景を黒く塗りつぶす。その動画をベッドに立てたガラスの板に映るようにタブレットを置くと、黒く塗りつぶした背景部分は後ろが透けて見えるため、まるで寝ているように見える。首のほくろが証拠。

声は仮眠室の外にいた庵坂がカーテン越しに直で答えていた。

適当にやり取りをした後、垣脇が過去の劇で出した叫び声を録音しておいたボイスレコーダーをゴミ袋に入れ、叫び声を再生しながらゴミ袋ごとあらかじめ転落死させておいた垣脇の遺体の側にあるごみ置き場に放り投げた。

そして窓を開けて下の様子を見た平次らと入れ替わりに部屋へ戻り、トリックに使ったタブレットとガラス板を布団の中に隠し、平次らに合流した。

その後下に降りて遺体のポーズを整えたところを誰にも見られなかったのはラッキー。

えぇ、ラッキーで片づけちゃうのか...そうか...

 

長窪については、あえて廊下でタバコをくわえている様子を見せて吸いたくさせ、ベランダへ誘導。

腕木通信の暗号表を探すため下にいた庵坂はベランダに長窪が出たことを確認すると、「駐車場を見ろ」とメッセージを送った。下を見た長窪に対し、大声を出すフリをしえ口パクすれば、聞こうとして長窪は手すりから身を乗り出し、落下する。

そのタイミングであえて暗号表を風に飛ばして付き添いの警官を追いやり、その隙に長窪の遺体のポーズを整え、自分からのメールが届いている長窪のスマホを回収、メッセージを打ちこんだスマホを置いた。

 

このような犯行に及んだ理由は倉石のため。

転落死した楢沢の傍で自分が人を殺した事件の記事が表示されたスマホを見つけた。

庵坂は末期の胃がんで役者を辞める気でいるため記事が明らかになっても困らないし、吉浦はその事実を知っているのでノーダメージ。

つまり、困るのは倉石だけ。なので、その記事を見た時に倉石が楢沢を転落死させたのだとすぐに気づいた。

そのため、拾った楢沢のスマホにそれっぽいメッセージを入力して遺体のそばに放り、倉石を庇った。

しかし、その様子を長窪や垣脇は見ていたため、自殺しかねない倉石ではなく庵坂を脅した。

 

そこで、倉石を守るには2人の口を封じるしかないと思いいたる。

ちょうど楢沢の遺体の格好が腕木通信のように見えることに気づき、「EVIL」つまり悪魔という文字を完成させ倉石の犯行をうまく隠そうとする。

しかし、黙ったままだと倉石が自殺しかねない。そこで、「下手から」というメッセージを入れることで、役者の下手から、つまり右から読んで「LIVE」になるようにした。

お前は生きろ、となるように。

うっひゃー!だからDEVILじゃなくてEVILだったのか!!!納得です。すごすぎ。

 

自殺を試みる庵坂に対し、大滝警部は倉石が自首して話した事実を説明。

楢沢から屋上に呼び出された倉石は、事件のことをばらされたくなかったら庵坂と別れて、楓役もくれと言われた。

そしてスマホの取り合いになり、誤って楢沢が転落してしまった。

あぁ...また勘違いによる悲しい事件。悲しいよ...

 

ついに...!

事件を解決した平次は庵坂に夕日が綺麗と言われ、和葉への告白を思い出します。

そこに蘭から電話がかかってきて、和葉は地下1階のフードシティにいることが判明。

夕日はもうすぐ沈んでしまうので、今からエレベーターに乗っても間に合わない。

諦めた平次は座り込み、

くそっ!何やってんねん...オレは何ベンも何ベンも...ハハ...アホやのォ...

ただ和葉に...好きやって...言いたいだけなんやけどなァ...

と、人魚姫やスキー、監禁、風車、シンフォニー号、そして今回帽子を渡してくれた和葉を思い出しながら独り言をつぶやきます。

それを和葉は聞いていて、「それ...ホンマ?ホンマなん?」と聞き返すも、平次は「あ、ちゃう...今のは...」と慌てます。

しかし、和葉が「平次!」と再度言うと、覚悟を決めた平次は「ホンマや!!」と頬を染めて認めるのです。

 

は~!!!!!!!!!

平次と和葉はあらかじめ用意した舞台で用意したセリフで告白するのではなく、ポロッと言ってしまう方が似合っているとずっと思っていて、だからこそ本誌ではやらない告白を映画でやったのかなと思っていて。

でも、ポロッと言ってしまうのはひっかけ橋でもうやったし、どうするんだろう?と思っていたところ、なんと、平次の独り言を聞いていたパターン!

もう最高です。予想をはるかに超えてくる。先生本当すごいです。

しかもですよ、平次が思い出す和葉が、ほとんど自覚前の和葉というのがいい。和葉への恋愛的な好きという気持ちを自覚する前から、魂のレベルでずっとずっと好きだったんだなぁと。それをかみしめながら好きだと言いたい、というのがもうさぁ。最高か。

付き合いたいとかではなくて、好きって言いたいってのがまたいいんよ。

 

平次の独り言を聞いた和葉の驚きと嬉しさと照れの混じった何とも言えないとっても可愛い顔が素敵。綺麗な夕陽を背に平次しか見てない。

そして覚悟を決めた平次のかっこよさといったらもう最高ですよ。まじでかっこいい。

平次、和葉、本当に、本当におめでとう!!!

 

百人一首高校選手権個人戦A級で優勝するも、涙が止まらない紅葉。

「勝ったのに悔しい...何でやろなぁ...」という数コマだけの登場ながら、ものすごくいい描写。

気持ちを伝えた平次と和葉のやり取りからうまいこと場面転換しつつ、紅葉の恋心にも決着をつける。しかも、紅葉の印象をむしろ良くする方法で。

実は紅葉をどうするんだろう、告白の邪魔しちゃったら嫌いになっちゃうから、それはやめてほしいなぁと思っていたのでとても嬉しいです。

紅葉もきっと幸せになってね!!応援してるから!!!

 

じゃあ地下にいた和葉は...?

蘭と一緒にいる、マスクをした和葉。

にチョップを入れる銀司郎さん。

マスクをした和葉の正体は和葉ママで、口元を隠したらまだJKでいけるかも、蘭が気づかなかったら勝ちという賭けをしていたのだとか。

お名前はだそうで。美しいし性格も面白そうだし素敵な人だ~!

正直、和葉との入れ替わりは嘘でしょ?って感じでしたけど、平次の今回の告白成立のためと思うとむしろグッジョブです。

そして喋る櫻さんや蘭の視界には、そっぽを向いて頬を染めながら手を繋いでいる平次と和葉

ひゅー!!!!もうさいっこうです。

告白したそばから手つなぎなんて最高かー!!!

お手てをつないでる平次と和葉を見るコナンの顔、いいなぁ。笑

よかったな、と思う気持ちもありつつ、「オレも蘭と手つなぎて~」とか絶対思ってる顔。

 

最後に

平次の気持ちを聞いた和葉が何て答えたのか、その後どんなやり取りがあって手をつなぐことになったのか、もうそこを全部読者にも教えてください!!!!

きっと和葉の回想とかで教えてくれると期待してます。

 

蘭は今夜新一に電話して、やっと平次の告白が成功したんだよー!ってうきうきで報告するんだろうな。

んでコナンはわかってるって...と思いながらなんだかんだそんな蘭を可愛いなって思うんでしょ知ってる。

 

今後、平次と和葉は新一と蘭とは違って日常的に会えるわけで、進展も普通だったら早いはず。

次にコナンと会ったときにはあっさり進展してるのももちろんいいし、なんだかんだ今まで距離感が近かった分どぎまぎしちゃってなかなか進展しないのもいいなぁ。

付き合ったら、ということは全然考えずにただ気持ちを伝えたい!だった平次なので、いざ付き合ったらどうしたらいいのか迷って工藤に相談しちゃうのもいい。

どちらにせよ、全部見せてください!!!

 

と、もうめちゃくちゃ興奮していて読んだ直後は気づいていなかったんですけど、次回予告がない!!!次の連載はいつなんですか...

今回ものすごい回をもらったのでこれまで以上に待てるけど、でもやっぱり早く読みたいよー!

 

では、お読みくださりありがとうございました!