たーこいずの宝箱

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劇場版名探偵コナン「100万ドルの五稜星」感想

劇場版名探偵コナン第27弾、「100万ドルの五稜星」が2024/4/12に公開されました!

今作は劇場版初となる平次と怪盗キッドの直接対決も見られるうえ、名探偵コナン以外のキャラの登場もほのめかされていました。

びっくりする秘密が明かされるということにより、試写会が開かれなかったというのも今作の特徴。

 

例年どおり、公開初日に観てきました!ので、ネタバレあり感想をつらつらと。

初見直後にふせったーで思いの丈をぶちまけましたので、パンフなどを読み、2回目を見てそれをベースにまとめ直したものです。なのでパンフ等のネタバレも(及び本誌のネタバレも)含みます。

去年の映画はnot for meだったこともあり(というかおそらく私は櫻井さん脚本が苦手)、今作はう~んというところも多少あるものの大満足でした!

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

 

平次と和葉の恋模様、そして紅葉と伊織

原作を読んでいる身としては、映画で進展する(告白する)ことはやめてほしかったんです。もちろん早く平次は告白して和葉を安心させてほしいと思っていますけど、それはやっぱり本誌でやってほしいんです。

ですから、和葉は平次の告白を聞けていなかったというオチは私的に最高でした。

 

しかも、結果的に邪魔はしてしまったわけですけど、意図的に紅葉が邪魔をしたわけではないところがとても良かったです。

スタングレネードを落としてしまった時の伊織と紅葉の「あ」という反応がとっても漫画的で可愛かった~!被害がないことに安堵していた描写も丁寧で良かったです。製作陣がキャラを大切に扱ってくださっているんだなぁと感じて嬉しくなりました。

この伊織と紅葉は最早北海道の名所の紹介係みたいになってましたね。笑

北海道観光で名所を周ろうとしてほぼほぼ移動時間になる過酷スケジュールを組んでしまう、というのはよく言われる笑い話ですけど、そうかヘリを使うという方法があったのかぁと妙に納得しちゃたのも面白かったですね。お嬢様のお遊び感が面白かったです。

 

100万ドルを「大したことない」と言ってしまうのも紅葉お嬢様だから許されることですし。いやぁこの2人は漫画的なコメディ感をうまく足してくれていて、良かったです。

ただ面白いだけではなく、コナンが困っている時に「よく一緒にいはる子」と事情もよくわからず伊織に援護させるところも、紅葉のいい子感が出ていてよかったなぁ。まぁそもそも告白を阻止するためだけでなんでスタングレネード持ってんだよ、というつっこみはありますけど。笑

そんな伊織も、きっと紅葉を危険に巻き込みたくなくて、本当は和葉たちの居場所を分かっているのにあえて紅葉を振り回していたのが良かったです。

 

そして平次の告白に話を戻しますと、告白の言葉が平次の個性に溢れていてたまらなく素敵だったな~!

以前、「証拠」がないからと自身の告白をなかったものとして全否定していたあの平次が、「動機」という言葉を使って告白をするなんて。

探偵であるというアイデンティティが存分に詰め込まれていてとってもよかったです。

新一も「厄介な難事件」「たとえホームズでも解くのは無理」とお手上げを宣言し、平次も「好きな理由を説明できへん」とお手上げを宣言。

これはきっと青山先生の考えたセリフだろうなぁと思っていたら、やはりあのシーンは丸ごと脚本家の大倉さんから先生に託された部分だったとのこと。納得。青山ボーイズの告白、最高です。

私はてっきり、平次は勢い任せの告白しかできないと思っていたので(失礼)、あんなに素敵な告白ができたなんて。感動だよ。

でもきっと、本誌でするだろう告白は、ぽろっと言ってしまう感じだんだろうなぁ。私はいっそのこと告白と同時にプロポーズもしてしまう可能性もあると思ってます。笑

きっと青山先生は構想をお持ちでしょうから、とっても楽しみです。

 

そして和葉は終始可愛かったな~!

綺麗な景色を平次にも見せたくて駆けてく和葉がもう可愛くて可愛くて。遅いとか文句を言わずまず見せようとするのが、なんでこんなところに集合させたのかとか今まで何してたとか聞かずに平次にも綺麗な景色を見せたいと思うのが、もういい子すぎる。

初対面の聖くんに「いい音させてる」と素直に褒めるのも和葉のいい子っぷりが現れていましたよね。そりゃ一目惚れされるわ。

モブに陰口言われてたときの和葉も強くて和葉らしさが出ててよかった。

握手を防いで代わりに自分が握手した沖田くんもかっこよかったな~!それに比べて江戸川工藤お前は...「見せて~!」じゃないのよ。笑

ホテルでポニテ結ぶ和葉は最早サービスショットでしたね。見惚れる。

 

平次と和葉のサポート役:蘭

新蘭要素は全っ然なかった~~悲しい。

和葉が函館山にいる=蘭もいる=蘭が危険、なのに全然蘭のことを気にしないコナンにも違和感。(と思っていたんですけど、2回目鑑賞時に思ったのですが、コナンはそもそも和葉たちが函館山にいることを知らなかったのかも?)

 

でも、蘭の魅力がこれでもかと詰め込まれていて、なぜか満足感を覚えている自分にちょっとびっくりしています。

「ビックベンより100万ドルの方が上か」と平次に聞かれた際の蘭がとってもいい子なんですよね。

即答で「上よ!」と答えつつ、内心で新一に謝るところがもう蘭そのもの。というかここでまさかのロンドン告白シーンを新たな青山原画見られたの興奮しました。こんなご褒美ある??

まあそもそも本人にそれ聞くなよ平次~って感じだけど、それが平次のいいところでもある。笑

 

平次が夜どおしバイクを走らせて絶景スポットを探してるんだって気づく蘭、最高すぎんか?(平次は大会さぼって何しているの?笑)

そのことを平次の背後にそっと座ってこっそり伝えるのもすごくいい。あえての背後に座る蘭の配慮が、"彼氏の友達"という距離感がたまらん。和葉やコナン達に言わず、そっと平次を後押しするのもめちゃくちゃいい。

その時の平次の「さすが工藤の...」というセリフは笑ったな~前までは普通に工藤の女とか言ってたくせに、本当に工藤の女になっちゃったから照れちゃって最後まで言えないの可愛い。

 

そして函館山のシーン。空から降って来た平次を見て「王子様みたいだよ」と泣く蘭、もうまじで可愛すぎた。あの漫画的な演出は漫画ならではで、笑えるし可愛いし最高でした。そもそも演出だと思ってる蘭が可愛すぎる。空から降ってきた平次を見た時の和葉フィルターも良かったですよね!めっちゃキラキラしてた!笑

 

そして聖を手刀で一瞬にして気絶させ軽々と運び、「ガンバ!」とグーサインさせる蘭も漫画的で笑えたし可愛かったなぁ。

こんなエンジェルな蘭にもどうか幸せを...もう映画では諦めてるのでどうか原作で...!

 

怪盗キッドに見え隠れする黒羽快斗と中森青子

今作は怪盗キッドの神出鬼没感が出ていてよかったですよね~ころころといろいろな人物に変装するその自由さ、でも時には中森警部に見つかって逃げなければならない追われる感じ、常に1人で考え行動しなければならない大変さが描かれていてよかったです。

でも、変装のクオリティが微妙なのはちょっと残念だったな。観客やコナン達に沖田はキッドの変装と気づかせるためにあえて、ということなんでしょうけれども。甘いものが好きで出された饅頭ぱくぱく食べたりあぐらかいたりの描写だけでも良かった気が...(もぐもぐ食いしん坊な描写は可愛かった。)

 

そんなキッドをキスの宿敵として追いつめる平次でしたけど(キスはお前が悪いんだぞ平次)、新一と顔がそっくりと気づいてから戦意喪失してたの可愛い。コナンとキッドが妙に仲いいのに戸惑ってた平次可愛い。

そしてコナン、平次、キッドの男子高校生な雰囲気の会話が微笑ましくて、いいなぁいつまでも眺めていたいなぁとなりましたね。

 

普段、ポーカーフェイスを心掛けているキッドですが、中森警部が銃で撃たれた際のあの表情が、あの怒りに任せたような行動が、苦しくも「快斗」を感じてすごくよかった。2発目浴びた時のあの怒り様が最高だった。

冒頭で刀を盗みに入った際の「ケケッ」という笑い方も、快斗っぽさが出ていて勝平さん~!!となりました。

 

そして極めつけは青子関連ですよね。

集中治療室で眠る中森警部を見守る青子を警備員に扮して見守る快斗、よかったな...

んで意識を取り戻したのを確認してそっと立ち去るのも辛いところ。

何よりも青子と電話した直後の快斗の表情やばかった。そもそも空飛んでるときに電話しちゃうほど心配だったのもたまらん。まさか平和以外に快青のラブコメもぶっ込まれるとは。やばかった。

 

青子ちゃんもすっごく可愛かったな~!

自分も不安で仕方ないはずなのに、きちんと挨拶して、しかもコナンと目線を合わせて「幼馴染にそっくり」と雑談までしてさ...すごいよ。

青子ちゃんの青山原画めっちゃくそ可愛かった。

そして中森警部が意識を取り戻したと分かった時、一瞬泣きそうになったところを自ら頬をぱんっと叩いて意識を入れ直すところがたまらなかった。お父さんの仕事はまだ終わっていないんだということをきっちり理解していてさぁ...だからこそ、快斗との電話で幸せそうに喋っていた描写がもうすごく嬉しかった。

こんなにもたくさん青子の、快斗の描写を入れてくれてありがとうございますという気持ち。

 

ちゃんとミステリー

ちゃんとミステリーしてた!もうそれだけで高ポイントになる時点で劇場版は終わってるけど😂

名探偵コナンは殺人ラブコメなので、ミステリーとラブコメがしっかり両立していないとだめなんです。

 

その点、ヒントを和葉や紅葉が平次に伝えるというのが、名探偵コナンらしさを感じてよかったですね。しかもそのヒントが、本人の得意分野というのが重要なんですよ。和葉の耳の良さ、紅葉のかるたの知識。本人たちにとっては特別なことをした意識がないってのがいい。

また、暗号を解く鍵となる日記を園子から提供を受けるというのも違和感のない流れでうまかった思います。

 

でも正直、せっかく暗号解読という面白い設定なのに、スピード感ありすぎ盛り込みすぎで考えるゆとりがなかったのは残念でした。次々に情報が入ってきて観客が推理する隙間がなかったように感じました。(単に私の歴史的知識や理解力が乏しかったというのもあるかも。)

これで当初は刀が100本くらい出そうとしてたっていうんだから恐ろしいよ。笑

 

おっちゃんの高所恐怖症の描写もきちんと伏線になっていたのがうまかったですね。あれでガラスの上から下を眺めるというヒントを出しつつ、おっちゃんの腰を痛めさせて退場させる=キッドが変装する、という流れは自然に思えました。

けど少年探偵団のスタンプがなんのヒントになっていたのかいまいちピンとこず...ぴったり合わせるっていうことですかね?

 

うーんやはり、こんなに面白い題材でしっかりミステリーしてるんだから、ちゃんと観客も1回見ただけで推理できるような時間的ゆとり・構成になっていたら良かったなぁと残念です。惜しい。

最初から複数回観ることが前提になってしまっているのは良くないかなぁと思います。

 

快斗が誰に変装してるかというミステリー要素は、あからさますぎたのであんまり成立してなかったけど、その点は川添の正体でカバーしてましたね。

毎年映画見るだけ勢には推理する材料がないわけですが、まじっく快斗を読んでる勢にとっては最早ここが最大の推理ポイントといってもいいかも。

あ、でもこれまであからさまな変装をしていたキッドが、最後「これキッドだったんだ!?」となったのがナチョ(カドクラの部下)。きっとあのシーンは驚きを狙ったんだろうなぁと思いますが、まんまとはまりましたねぇ。あのナチョの大きな体つきで軽々バク転を決める身軽さのミスマッチ感がとてもよかったです。

今までがあからさまだった分、ナチョの変装をといた時は興奮しました。

 

アクション

そして劇場版には必須といっても過言ではないアクション。

今年は平次が出てきたうえ、お宝が刀ということもあり刀のアクションを見られたのは楽しかったですね〜!

沖田くん鬼丸の刀のアクションシーンは最高でした。5段付きかっこいい!

 

もちろん平次のシーンはさいっこうでしたね。

冒頭のキッドとのシーンはもちろんのこと、なんといってもセスナの上の聖との決闘。最高でした。

そんな場所で、とかロープウェイの上のスケボーで爆走、とか相変わらず人間はやめてましたけど、でもやっぱり刀ということもあり地に足のついたアクション(本当に?)が見られたのが良かったです。

平次本当に強いみたいなので、ぜひ大会にちゃんと出場してその腕前を見せてください。笑

 

バイクと車のチェイスもかっこよかったな〜!平次出ると必ずといっていいほどバイクシーンがあるので嬉しいんですよ。

「よくキャッチされる日の間違いだろ?」というセリフがよかったな〜!天空では平次がキャッチされてたのも面白くてよかった。

 

バイクといえば和服で原付乗ってる聖さんも良かった!聖さんは和葉一直線な感じが推せますね。いいキャラでした。

聖さんに握手を求められた和葉の代わりに握手する沖田くんめっちゃ良かったですし、和葉ちゃんがいるかもってコナンを助けに来る聖さん最高でしたね。

 

そんな聖さんに対して、夢を追うことを諦めるなという一連の平次のセリフがぶっ刺さりました。あんなに熱いセリフは平次が言うからこそ胸に響くんですよね。普段から熱い男だからこそ説教くさくなくて、素直にすとんと入ってくるんです。

この辺りも平次らしさに溢れていて、素敵な描写だと思いました。このセリフ、シーンがあるからこそ、あの告白シーンがさらに感動的になったと思います。

 

明かされた事実

そして最早最大のミステリー部分とも言える、川添の正体。

なんと川添は黒羽盗一、つまり快斗の父親が変装していた、つまり盗一は生きていたということ。

いやぁびっくりしましたね。

大泉洋さんのアドリブで「わや」という北海道の方言をあえて異なるイントネーションで喋ったとのことで、大泉洋さん流石すぎるっっっとなりました。

 

赤井さんが生きていて沖矢さんに変装していたという事実が明らかになったことと比較されそうですけど、あれとは全然性質が違うと思っていまして。

あくまで赤井さんが生きているというヒントは原作で提示され続けていて、満を持してその事実が明らかになったわけですけれども、今回は突如明かされたので本当にびっくりしました。

そういう意味では、少しずつほのめかしてくれていたらなぁ、後付け感満載だよなぁ、と思ってしまったことは事実。

けれど、ミステリーである名探偵コナンとは違い、あくまでまじっく快斗の物語だから謎解きにする必要はないといえばそうなんですよねぇ。だとしたらコナンではなくまじっく快斗でやってほしかった感はあるけれど。

 

といろいろ言った一方で、明かされた事実に驚き興奮したことも事実。

正直盗一が生きていました、というよりもびっくりしたのが、盗一と優作は兄弟でしたという事実ですね。まじかよ!?

じゃあ、兄弟で「?」「!」っていうやりとりしてたってことですか?どんな高尚な遊びしてんだよ...

しかもわりと頻繁にメールやりとりしてるっぽいしな?

青山先生はどのタイミングで盗一を生存していることにして、優作と兄弟にしようと思いついたんだろ...

世界観がどんどん広がるのは面白い一方で、私は先生が理想とする筋道で理想とする最終話を読むことができるのか不安になってきました。そりゃ先生よりは長生きするつもりだけどさ...

 

平次から「顔が似てる」と言われたときのコナンの「たまたまだよ」というセリフが、なんだかオーバーなリアクションだなぁと思っていたんですけど、もしかして新一はその事実を知ってる(勘づいてる)の!?だからあえてのあの反応なのか?

 

いやまじか...新一と快斗はいとこなんだ...

 

で、こうなってくるとなぜ盗一は快斗に自分が生きていることを隠しているのか、ってことですよね。なんとなくお母さんは知ったうえで隠してそう。

生存の事実がバレると命に危険が及ぶから(新一かよ)、もしくは快斗の修行のためか...?それにしてもずっと死んだと思ってた快斗を思うと、つらいなぁ...

 

映画内で川添が沖田(に扮した快斗)とドライブしたり、警備員(に扮した快斗)を見守っていたり、小五郎(に扮した快斗)と肩組んで駆けたりしていたわけですけど、その時の盗一の心情どんななの...????

 

この辺を今後名探偵コナンで触れるのか、まじっく快斗で触れるのかも気になるところですよね。

まぁ普通に考えればまじっく快斗でやるんでしょうけど。いやぁ先生はどんな構想をお持ちなんだろう...

 

またしても素敵な音楽

今作はなんとお決まりのキッドのテーマではなく、菅野さんが新たに作曲された曲がキッド登場時に使用されてしまいたね。

なんだかピエロというか、おちょくってる感じがとてもまじっく快斗っぽくて、「ザ・怪盗」という感じがして良かったです!

もちろん、これまでのミステリアスでキザな感じのテーマが大好きなので寂しくはあるんですけど、当初と違い最近のキッドは快斗感が強いですし、特に今作はころころと気ままにいろいろな人物に変装していることからも、新たなテーマ曲はらしさが出ていて良かったです。

 

そして毎年素晴らしい主題歌。今年はaikoさんの「相思相愛」

幸せ感満載のタイトルとは裏腹に、歌詞は切なめなのが独特で、ハマります。

インタビューなどを読んでみると、好きだけど、好きな人になることはできない、という探偵を好きになった和葉や蘭の気持ちに寄り添って曲を作られたのかなぁと思います。

次に会える約束の日だけでいい あなたの隣で素直に笑いたい

という歌詞は、事件ですぐに飛び出して行ってしまう探偵2人とはなかなか決まった予定を立てづらい蘭や和葉の切ない気持ちを思うぐっときます。

ずっと遠くから見てる 見てるだけで

というのも、探偵をしている彼らを見ることしかできない、でもその姿が好きな人そのものという2人の気持ちが表れていますよね。「推理している時のキラキラした顔が好き」と言っていた気持ちそのものです。

 

ただ、これは深読みしすぎだと自分でもわかっているんですけど、快斗が父親である盗一に向けた気持ちなんじゃなないかな、とも思えてくるんですよね。

どこかにある地球の 違う場所で息をして

というのは、実は盗一が生きていたと分かった今しっくりきますし、

あたしはあなたにはなれない なれない ずっと遠くから見てる 見てるだけで

月と目が合って笑う

というのは、死んだ(と思っている)父親の背中を追って、その死の真相を知るため怪盗キッドを継ぐことにした快斗だけど、父親そのものにはなれないし、なかなか真相にはたどり着けないという苦悩を感じます。

映画でも言っていましたけど、「月」って怪盗キッドにとって、黒羽快斗にとってとても重要なものを意味していますし。

本当は無い世界に 思い切り手を伸ばして

というのも、父親は本当は生きていたのに、死んだと思って必死にその真相を追っているというのにもぴったりはまる気がするんです。

 

ということで、この曲は蘭や和葉の恋の歌であると同時に、父親の背中を追う快斗の歌でもあるのかなぁと私は解釈しました。

こうやって鑑賞後にいろいろ考えられる歌って、本当にすごいですよね。

 

最後に

近年凝っているオープニング、今年もすごかったですね~!もはや凄すぎて新一と蘭の遊園地のシーンは全然見せる気なかったけど。笑

和室に黒ずくめいたのは笑ったし(極道ですか?笑)、キッドと平次の対決感はかっこよかった。

しかし、本編でも思いましたけど、キスの恨みって何なん?笑

むしろ被害者はキッドだからね?笑

キッド本人も「キスの借りは返した」って言ってたけど、一応未遂だしそもそも借りてないよ??笑

 

そして来年の映画は長野組とおっちゃん!?

あのくしゃみおっちゃんですよね?やっと、やっと小五郎さんがかっこいい映画が見られるのかな!?!?めっちゃ期待です。

高明と蘭の三国志での意気投合や、蘭の三国志知識が事件解決につながるとかいう展開があったら嬉しいなぁ。

 

では、最後までお読みくださりありがとうござました!