2022/10/5発売のサンデー第45号に掲載されてる、名探偵コナンFILE1101「創作」の感想です。
シリーズ第2話、予告どおり見事王冠を消失させたキッド。どんな方法で？誰に変装したのか？
ポアロ陣の動きにも注目！？
では、以下ネタバレあり感想です。
消えた王冠と消えたキッド
王冠が展示ケースから消えた一方、警報が鳴っていないことに気が付いたコナンは、まだ展示ケースに王冠があるはずだと主張。
しかし、そんなコナンの叫びを聞いたキッドは、黒い紙や黒い布なんてないとでも言うように、手を展示ケースの中でヒラヒラさせ、何もないことを証明します。
そして、
お宝はこの世から消えてしまったようなので...手ブラで帰ろうと思います...手ブラなので...追跡しないように...
と言い残し、煙幕と共にキッドも消えてしまいます。
このキザなセリフ！流石はキッド。
そしてコナンの言葉に待ってましたとばかりに得意げなキッドがもう本当にキザ。好きだ～
小さな名探偵が欲しい言葉をそのままくれて、きっとご満悦だったろうなぁ。今晩はよく眠れるに違いない。笑
キッドが消えたとともに、電気も復活。
部屋は停電していたわけですが、風神の路は風も出ていて、照明もついたままだったので機能はしていたはず。
風神の路から出た人もいないことから、キッドはこの中の誰かに変装しているものと思われます。
顔を引っ張ればわかるという中森警部の主張に対し、鑑定士の中條はここに来た時も引っ張られたのにまた引っ張られるのは老婆にはきつい、と反対。
もう1人の鑑定士、狩野も整形した鼻に入れているシリコンがずれるのが嫌なのでと断ります。
整形しているから、なんてもっともらしい主張なんだ...確かに鼻は不自然に高い気も。笑
キッドのシルクハットはオペラハットといい、折りたたんで平らにすることができるため、体のどこにでも隠せる一方、王冠は太ももにはめるくらいしか隠す方法がありません。
ということで、ボディーチェックをするのですが、案の定誰の体からも王冠は出てきません。
着替えた服と伸びた足とリバーシブルな帽子
ポアロがサンドイッチやフライドポテトを差し入れし、フライドポテトにケチャップをかけようとした際、ケチャップが吹き出すというアクシデントがありました。
梓さんの肩についていたのは、その際梓さんにもかかってしまったケチャップだったのです。
なぜケチャップが吹き出したのか。それは、機動隊に変装したキッドが自分の使い終わったケチャップに重曹を混ぜて渡したから。
ケチャップに含まれるクエン酸や酢に重曹を反応させると二酸化炭素が発生するため、ケチャップの容器が膨張します。すると蓋を開けた瞬間、ケチャップが噴射するという仕組みなんだとか。
この推理をコナンが脳内でする一方、ポアロでは安室さんが梓さんに同じ推理を披露していました。
マジシャンの使うサムチップという親指のカバーにあらかじめ重曹を入れておき、こっそり重曹を混ぜたこと。
ケチャップを受け取った安堂さんに限らずとも、目当ての人物に上手くケチャップがかからなかった場合は、飛び散ったケチャップをふき取るふりをして目的の人物にケチャップを付けるという方法も考えられるということ。
安室さんの推理を聞いた梓さんは、警部にこのことを伝えるべきだと主張し、ポットを回収するついでに伝えてくると走り出します。
しかし、安室さんは
わざわざ行かなくても...この程度の推理...彼ならもう...
とコナンを思い浮かべます。
このセリフ大好きです。
もうここでコナンを思い出して、こんな風に思うなんて、安室さんはコナンを信頼していることが伝わってきますよね。この安室さんの表情もとてもいい。
安室さんや赤井さんがコナンを信頼していることが分かるセリフや行動が大好きです。
...ところで、RUMへの工藤新一の報告はどうなったんですか？そろそろ教えて？？
ケチャップを吹き出した当の本人である安堂さんは、ジャケットを着替えました。
中條はトイレでシミを落とそうとしましたが、なかなか落ちなかったため、リバーシブルの帽子を裏返して被っていました。
そして狩野もトイレでシミを洗い流したとのこと。そんな狩野は足が長くなっていると安堂に指摘され、元々長い！と言い返します。
この言い返す時の狩野の赤面、めっちゃ可愛くないですか？照れてるの可愛い...鼻も整形してるし、見た目にコンプレックスでもあるのかなぁ。シークレットブーツでも履いてるのかもしれん。可愛い。
そんな3人のやりとりを見て、コナンは王冠が消えたトリックも、誰がキッドなのかもわかった様子。
しかし、王冠をここからどう持ち去る気なのかはまだ分かりません。
以前、からくり箱の事件で博士に化けた際、足が伸びたことでコナンに見破られていますので、足が伸びるという同じ過ちは繰り返さないと思います。あとあの赤面の仕方は本人だと思う😂
また、王冠をどう隠したのかについては、やはり鑑定士2人の動きが怪しいと思います。
具体的に空気を吹きかける動きで何が出来るのかはわかりませんが...空気中のチリを吸い寄せる、というのが気になるんですよね。静電気で何か覆いを付けさせたとか？あのニット帽なら簡単に静電気を帯びさせそう...
ということで、消去法で中條がキッドなのかな～と思うのですが、どうでしょう？
帽子の中に王冠...なんてわかりやすいわけはないと思いますが、中條が隠し持っていると思います。
あと単純に私は老婆に化けるキッド好きなので（語弊）。
真相や如何に！？
最後に
大抵3話で1シリーズなので、次が解決編なのかな～と思いますが、「次号解決編」の文字がないんですよね...ということは、期待してもいいんですかね！？
まだキッドがどう王冠を持ち出すのか、なぜエレベーターで二人の梓さんになってしまうのか、まだまだ気になるところばかりですので、4話構成であることを願いたい！
では、お読みくださりありがとうございました！
