たーこいずの宝箱

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クリミナル・マインド1-14「死刑へのカウントダウン」感想

海外ドラマ「クリミナル・マインド」シーズン1第14話「死刑へのカウントダウン(Riding the Lightning)」感想です。

死刑囚の死刑が実行されるまでの数時間で事件の真相を調べるという、これまでとは一風変わったお話で最後までハラハラドキドキでした!

EDでやっとOPの意味が分かり感動してしまいました...

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

さらなる被害者を探せ

1985年に起きた少女12人の殺害事件の犯人、ジェーコブ&サラ夫婦はのち十数時間で死刑執行がなされます。

しかし、新たに1名の遺体が見つかり、BAUは改めて事件の捜査をすることに。

夫婦と面接をするため監獄へと向かうBAUですが、なんと、ガルシアも出張に同行!!小言を言いながらも付いてくるガルシアが面白いです。

今回も大活躍だったガルシア、やっぱり最高ですね😎

ギデオンと「意思伝達の75%は言葉じゃない」と仲良く言うあたり、あんなに嫌がってたギデオンとの仲も良さげですし!これは今後も期待です。

 

ジェーコブは性的精神病質者で過去に自らも虐待を受けていたことから、犠牲者を完全に支配しており、妻のサラをも所有物のように支配していたのだと考えるBAU。

警察の捜査を遅らせるため、警察が自宅に来るまでの数時間の間にサラに息子を殺させることまでも命じていたのです。

 

ホッチがジェーコブ、ギデオンがサラと面談し、エルとモーガンがサラの母親メイソンのもとへ捜査に行くという役割分担で真相を掴もうとするBAU。

そこでエルとモーガンはサラがメイソンにあてて書いた手紙を発見。これにより、サラは1少女をジェーコブに用意していただけで殺していたことは知らなかったことが判明。

ギデオンらはサラの無実を証明し、死刑執行を免れるため必死で証拠を探します。

 

一方、ホッチが苦戦している状況を打開するべく、JJが乗り込んでポーカーをすることに。

ホッチが勝てばサラが殺した息子の遺体の場所を教え、ジェーコブが勝てばJJの髪の匂いを嗅ぐという賭けで行った結果は...

ジェーコブはストレート、ホッチはツーペアでホッチの負け😭

 

と思いきや!!なんとホッチは1枚隠しており、実はフルハウスだったのです!!

よってジェーコブは死体の場所を明かしますが、出てきたのはなんと少女の遺体。

骨からあんなにはっきりと人を復元できるものなのですね...技術ってすごい。

 

息子は何処に

支配欲の強いジェーコブが死ぬ前に他の被害者を教えることに疑問を持つリード。そこで、ジェーコブにとって最後の犠牲者はサラなのだと気づきます。

 

一方、サラの描いた絵が気になっていたギデオンは、エジプト記2章3節、モーゼの母親は息子を助けようとかごに入れて川に流したことを表しているということに気づきます。

つまり、サラはジェーコブの指示通り息子を殺すフリをしてどこか安全な場所に逃がしていいたのです。

しかし、それを頑なに認めないサラ。よってギデオンはサラを連れ出してもらい、独房の中を必死で捜索。そこで、絵の裏に少年の写真を見つけるのです。

 

それが息子だと悟り、必死で探すBAU。ギデオンはサラに写真を見せ自白させようとしますがなかなか口を割らないサラ。

サラは、秘密を貫くことでジェーコブから息子を守り、また「犯罪者の息子」というレッテルが貼られないようにと息子を守りたいのです。

 

ギデオンが下した決断

ジェーコブの死刑が執行される直前、ホッチは息子の写真を見せます。叫ぶジェーコブがとても印象的でしたね...息子がまさか生きていたなんて思わなかったんでしょう。

ホッチの無口な姿からあふれ出る静かな怒りを感じました。

 

そして、ジェーコブが死んだ後もなお口を割らないサラ。ギデオンは何とか死刑執行を止めるべく、必死に待ってくれと訴えます。

一方、めぼしい家が見つかり大急ぎでパトカーを走らせるモーガンとエル。しかし家は留守で...

とその時、家族で帰宅。息子も車に乗っており、ギデオンのGOサインでいつでも証言を取れる状態になります。

 

死刑執行の時間になりますが、サラは母親になれたことが幸せであり、息子を守りたいのだと静かに主張を繰り返します。

ギデオンもサラの命を守るため必死に説得しようとしますが、最後にはサラの意思を尊重し、その息子は別人だとモーガンらに伝えるのです。

 

その連絡を受けたモーガンが「家を間違えた」と父親に伝えると、父親が「感謝します」と一言。きっと、父親は全てわかったうえで息子を大事に育てているのですね。

良い家族に育てられているようで安心しました。幸せになるんだぞ...

 

そして、サラはそのまま死刑となるのでした。

 

最後にあなたの顔が見たい、とギデオンを指名したことが、もう、何とも言えない気持ちになります。

ギデオンも、モーガンも、他のみんなも、苦渋の決断だったのだろうと思いますが、これがベストな選択だったのではないでしょうか。

メイソンの家は悲惨な落書きをされていましたし、監獄の周りは悪質なデモ隊でいっぱいでした。これで犯罪者の息子だと判明したら、メディアが、世間が黙ってはいないでしょう。

 

犯罪に加担していたとはいえ実行犯ではなく、そもそもジェーコブに指示を受けていただけで、しかも息子は殺していないという事実を秘めたまま死刑が執行されたわけですが、しかしギデオンをはじめBAUのみんなはその真相を知っています。

悲しいけれど、でもとてもいい終わり方だと思いました。

 

そしてEDですよ!!OPでコンサートか何かに行っているのかな、珍しいと思っていましたが、まさかサラの息子のチェロを聞いていたなんて!!

こんな素敵なエンディングありますか。最高ですよ...

いつも飛行機で終わるからこそ印象的で、とても良かったです。

 

格言

人の血を流す者は人によって血を流される。(創世記9章6節)

Whoso sheddeth man's blod by man shall his blood be shed. (Genesis 9.6)

 

自分への行いは死と共に消えるが他人や世界に残したものは不滅である。(A・パイン)

What we do for ourselves dies with us. What we do for others and the world, remains and is immortal. (Albert Pine)

 

最後に

ジェーコブは最後までやばい奴でしたね~まさか18人も被害者がいたとは。無事にご遺体が見つかりますように。

 

そして、ただ真相を明らかにすることだけが警察ではないのだと今更ながら感じました。なかなか難しいことですが、でもとても大切なことですよね。

 

今回のエピソードは、ストーリーはもちろんOPとEDの伏線回収がとてもよかったですね!

クリミナル・マインドらしい、あたかもそこに建物が実在するかのような演出も良かったですし。

 

ただ一点、アーチ型の建物は気になりました。単純にジェーコブが気に入ってるだけだとしたら意味深ですよね...そこが回収されなかったことだけは少し心残りです。

 

次はどんな凶悪犯が現れ、どう解決するのか?楽しみです。

では、お読みくださりありがとうございました!