海外ドラマ「クリミナル・マインド」シーズン1第22話「地獄からの挑戦状-前編-(The Fisher King1)」感想です。
ついにシーズン1最後のエピソード!なんとシーズン2にエピソードがまたがるというドキドキな展開の今回のお話。
休暇を楽しむBAUにも、容赦なく犯罪は訪れて...
続きが気になります!!
では、以下ネタバレあり感想です。
休暇を満喫するBAU
久しぶりの休暇ということで、それぞれ好きな方法で休暇を楽しむBAU。
絶対に電話するなよ!と念押ししてオフィスを後にしたギデオン、完全にフラグと化してしましたね...
そんなギデオンは山小屋で女性とディナー。料理の手際がとても良くてほれぼれしちゃいました。あの女性は別れた奥さんなんでしょうか?
歳をとるのを楽しんでいる感じがして、素敵だなぁと思っておりました。
ホッチは奥さんのヘイリーにやることリストを渡され、ガレージの断捨離を。
ホッチは高校時代、演劇部のヘイリーに一目ぼれして演劇部に入部し、海賊その4を演じて結ばれたようですね。
一目見てこの人と結婚するんだ、と思えるなんて素敵すぎます。運命。
最初は捨ててと言われていた海賊その4の帽子もヘイリーに捨てないで、と言われていましたし、なんて素敵な夫婦なんですか。
以前心配な描写もありましたけど、これだけラブラブなら大丈夫そうですね!
そしてモーガンとエルはモーガンの友達・ジェラルドがマネージャーをしているジャマイカのビーチへバカンスに。
ナンパしに行くモーガンとナンパされるエル、互いにエンジョイしておりましたね!
この2人本当に相性がいいというか、いい関係ですよねぇ。
ガルシアはオフィスでオンラインゲームにいそしみます。
"忠実なしもべ"と冒険に出かけるのだ、と休暇にもかかわらず仕事しているJJにオンラインの素晴らしさを説いておりましたね~
そんなJJはネット上なんて男かどうかも分からない、とごもっともなことを言っておりました。
JJ、こんな時にまで仕事なんて、ゆっくり休んでね...
そんな楽しげなメンバーとは反対に、実家へ帰ると言っていたリードは、統合失調症の母親のお見舞いをしていました。
初日は会わずに帰っていましたし、やっぱり病気のお母さんとはあまり会いたくないのでしょうか...
リードからの手紙を自慢している、とナースが言っていたので関係性は良好だと思うのですが。
そうそう、リードのお母さん役ってgleeでスー先生を演じたジェーン・リンチですよね!?スーだ!!と興奮してしまいました。
休ませてもらえないBAU
そうやって各々休暇を楽しんでいたのですが、まずはホッチの元に謎の電話がかかってきます。
最初の被害者で時間を食うな 奴らは悪党だ 大切なのは彼女だ いいか、すべてのものに始まりがある 時間がないぞ 最も若い者が鍵を持つ 彼と共に彼女を助けろ
うーん意味深すぎますよね。
でもこの時点で、「最も若い者」=リード、というのはピーンときました。まさか文字通りリードの元に鍵が届くとは思いませんでしたが。
そして一番災難だったのは(エルも災難でしたが)、生首が届けられたギデオン。
予定の無い来客者に警戒したギデオンはピストルを持って玄関を開けますが、訪問者はただ小包を届けただけでした。
しかし、それを開けてみると、入っていたのは1963年版のネリー・フォックスのカードと男の生首、そして
彼女を助けろ
というメッセージ。
あんなの見た事あってもトラウマものですから、ギデオンはもちろん女性にも同情します。
次に災難だったのはエルですかね。なんとホテルの廊下が血だらけになっており、その跡をたどるとエルの部屋にたどり着いたのです。
案の定、容疑者として捕まえられてしまったエル。ナンパされた男性と別れた後だったのが不幸中の幸いですかね...一緒にいるところに突入されることほど気まずいものはないでしょうし(メンタリストでよくあるパターン)。
その血のもう一方はマーティ・ハリスの部屋につながっており、その部屋と続きになっている部屋からはフランク・ジャイルズが消えておりました。
よってフランクを容疑者として捜査を進めるべきだとモーガンは主張。
そして、その血の正体は首無し遺体だったのです。
そんなマーティの部屋にも
彼女を助けろ
と血で文字が書かれていました。
その一方、ゲームをしていたガルシアは突如「GAME OVER」、「働きすぎ」というメッセージが画面に現れたと思ったら、すべての画面がそのメッセージでいっぱいに。
誰かにハッキングされてしまったのです。
中でも一番平和だったのはリードですかね。
リードのもとにも荷物が届いたのですが、その中身は鍵と
君が助けないと彼女は死ぬ ギデオンに電話を
と書かれたメッセージだったのです。意味深で不気味ですけど、誤認逮捕されたり生首を届けられたりするよりもずっと良かったと思います。
そして残るJJは、みなが事態を把握し捜査に乗り出してからイギリスが原産のモトモンチョウの標本と、
彼女はまだ見つかっていない?
というメッセージが届きました。なのでリードとJJは比較的マシな巻き込まれ方でしたね。
容疑者・フランクの末路
そんなこんなで、事件にあらゆる巻き込まれ方をしたBAUはクワンティコのオフィスに集合。捕まえられていたエルもアリバイをホッチが証明し開放されました。
JJによると、マーティもフランクも犯罪歴ありで怪しい人物。
ヴァージニアに消えてしまったフランクを容疑者として捜査します。
そして気づいたのは、ギデオンもJJもネリーと蝶が好きだったという事実。
なんと、ガルシア個人のラップトップにハッキングした犯人はフランクで、BAUの情報を調べ上げて犯罪に臨んでいたのです。
ゲームのせいで情報が流出したことに静かな怒りを見せるギデオン。
しかし、ガルシアのおかげで手掛かりを見つけたBAUは、フランクの自宅へと急行します。
反省の色を見せるガルシアが辛そうで辛そうで...確かに職場の無線インターネットでゲームをしてしまうのは軽率でしたし、ガルシアが悪いのですが...でもやっぱりしょぼんとしたガルシアを見るとこっちもしょぼんとしちゃいますね。
しかしながら、ただでは起き上がらないガルシア、流石です。もうハッキングの犯人を特定してしまうなんて。
そして向かったフランクの部屋でBAUを待ち構えていたものとは、なんと
汝らの真の旅はここより始まらん
という古語で書かれた血の文字と、制裁のようにナイフで胸を貫かれたフランクでした。
フランクが殺しから戻ったところを真犯人が刺したのです。その報酬のお金には目もくれずに、というのがまた不気味なところ。
ナイフに書かれていたメッセージ、
すべきことを知りたければ無の時まで剣を抜くな
の意味は午後3時を意味するとあっさり解いてしまったリード。古語、つまり中世では1日を8分割しており、九時課(ナシ)は午後3時だというのです。
遅れてやってきてあっさり解いちゃうリードかっこよすぎません?すごすぎる。ヒーローじゃん。
しかも、懐中電灯があれば明日の3時まで待たずとも太陽の位置を再現できる、と箱のありかまで突き止めてしまうリード、まじで天才です。素晴らしい。
そんなリードに導かれて見つかったのは、シューベルトの五重奏曲「鱒」が流れるオルゴール。
そしてフタに隠されていたのはレベッカ・ブライアントという女性の髪の毛とDVD、そして
誰の目にもそれは夜ではなく明るい昼間
というメッセージでした。
いままでは指示内容だったのに、突然意味不明なメッセージ...全然分かりません。
また、シューベルトの「鱒」を選曲したのにも意味があると思うのですが、いかんせん音楽の知識が全くない私は悲しいかな、何の見当もつかないのです。
一応ネットで調べてみたところ、シューバルトという人が作った歌詞に曲付けしたものらしく、「男はこのようにして女をたぶらかすんだからお嬢さんは気をつけろよ」という意味合いのものなのだとか。
男にたぶらかされた"彼女"を助けろ、ということなのでしょうか...?
それともシューベルト好きがBAUの中にいるのか??
新たなメッセージ
DVDには
すべては最後に分かるはず 私に感謝するだろう 君たちは旅に出た 少女の命がかかっている 美しい少女だが苦しんでいる よく聞くのだ 従うべきルールは1つ 参加者はチームのメンバーだけであること ギデオン、ホッチナー、モーガン、グリーナウェイ、リード、ジャロウ、ガルシア 探求の旅は正しく完結されねばならない ルールに従うのだ まもなく旅を完結するための最後の手掛かりが届く この冒険のもとになった本が必要になる 君たちに会うのを楽しみにしている それはつまりこの冒険が成功することを意味する
とのメッセージと、歩き方が不自然な犯人の映像が映っていました。BAUは怪我をしているのでは、とにらみます。
ルールを守れと言われたにも関わらず、ホッチの妻・ヘイリーが犯人と接触したことを利用するため、心を開放できる唯一の場所である山小屋を奪われガス欠となってしまったギデオンは公開捜査に出ることを選択。
ホッチもJJも乗り気ではないながら、ギデオンの指示に従いマスコミ向けに報道を行うのです。
確かに、仕事から解放される場所を奪われるなんて辛いですよね...しかもこのようにメンタルを削られる仕事ならなおさらです。
ギデオンの様子もおかしかったですし...なんだか心配です。でも、やっぱり公開捜査に乗り出すべきではなかった気が...
と思っていたら衝撃展開で、もう、ギデオンのメンタルが心配です。
そんなヘイリーは数字がたくさん記載されている紙を若い男性から渡され、
すぐ届けないと女の子が危ない
と言われたそうで。家族までも事件に巻き込むなんて、もうホッチの心情を思うと心配で心配で...自宅を知られている以上、いつでもヘイリーや赤ちゃんを手にかけることができるわけで。
何事もおきませんように...
ヘイリーが渡された紙を見て、リードが閃く前にわかっちゃいました!
これはキーとなる本の中の単語を指定する数字で、数字はページや行を表しているんだと。絶対そうだと確信しながら見ていたら、全く同じことをリードが言ってくれたので嬉しかったです。
しかしながら、その本が何なのかが分からないと意味がないわけで。
うーん、誰の何という本なのか全然分かりませんね。
版については、ギデオンに贈られてきたカードの1963年に出版されたものかな~となんとなく思っているのですが。
エルが何度も言っていたインディ・ジョーンズだったり?笑
冗談はさておき、モーガンの言うとおり、「冒険のもと」となる本なので今回の事件が起こされている意図を掴まない限り分からないと思うんです。
ヒントになりそうなのは、やはり殺人、強盗、レイプや下着泥棒、児童へのわいせつを過去にしているフランクとマーティを「悪党」として殺した意味、そしてシューベルトの「鱒」を選んだ意味、そしてオルゴールの中の詩の意味ですかね。
ホッチが言われた「すべてのものに始まりがある」の意味が分かれば、いろいろ繋がって解けそうな気がします。
が、私の能力では現代会においてはここまでしか思いつかないですね...大人しく後編を見たいと思います。
衝撃の展開
一睡もしていないエルを気遣い、自宅へと遅らせるホッチ。
なんだか嫌な予感がするな...と思っていたら、案の定でした。
なんと、ソファで寝てしまおうと横になったエルの傍には、銃を構えた犯人がいたのです。
ルールを破って記者会見してしまったBAUに怒った犯人は、そのままエルに向かって発砲!!
...というところで前編は終わり。
いやぁなんて気になる展開で終わるんですか!
私は今すぐにでも見れるのでいいですけど、これをリアルタイムで見ていた方々はもう心臓ドッキドキ気になって仕方なかったのでは。
ギデオンの責任ともいえるこの展開、きっとエルは無事だと信じていますが、どうやって助かるのか、どう犯人を捕まえるのか、とても楽しみです。
格言
休暇を取れば休暇が必要になる。(E・ハバード)
No man needs a vacation so much as the man who has just had one. (Elbert Hubbard)
最後に
前編だけを見た新鮮な気持ちで感想を書くため、まだ後編は見ていないのですが、いやぁもう気になって仕方ないですね。
エルは無事なのか、犯人の意図は何なのか、なぜBAUを狙ったのか、気になることだらけです。
シーズン2以降観るか少し迷っていましたが、これは観るしかないですね。笑
では、お読みくださりありがとうございました!