2023//6/21発売の週刊少年サンデーに掲載されている名探偵コナンFILE1115「執事と探偵」の感想です。
シリーズ第3話にして解決編。いつの間にかUSBを探し当てていた平次。
伊織は平次らと協力して犯人を捕まえることができるのか?
では、以下ネタバレあり感想です。
犯人確保
ジュースを選んでいるフリをしながら、少なくとも2人の犯人を捕まえるため、コナンらの作戦に乗ることにする伊織。
犯人の指示通り、平次から受け取ったUSBを13号車と14号車の間の洗面台の上に置きます。
その後、あらかじめコナンから指示を受けていたとおり、平次からの合図を待って、伊織は犯人とインカムで会話する際のボリュームをだんだん小さくしていきます。
すると、インカムで会話する犯人は怒鳴り始めたため、その様子を確認して平次が犯人を特定。
と同時に、平次は和葉に指示を出し、紅葉の後ろの席にいた犯人を和葉が対処。
平次は乗客の杖を借り、インカムで通話していた犯人をあっという間にやっつけます。
この和葉を信頼して犯人制圧を任せる関係性がいいよな~!!
しかし、USBはなくなっていました。つまり3人目の犯人がいるということ。
ここで、伊織は車両から出る際にお辞儀をしなかった車両販売員がいることに気が付きます。
やはり、車両販売員の格好をした犯人がもう1人いたのです。その犯人がナイフを紅葉に突き刺そうとしたところ...颯爽と現れた伊織が身を挺して紅葉を守ります。
ぐっさりと深くまで胸を刺されたように見えた伊織でしたが、胸ポケットに入っていたカルタが守ってくれていました。
その様子に安心した紅葉は
やっぱり...小は大を兼ねますやん!(中略)アンタは忘れてもうたかもしれんけど...コレ昔...あんたに言うた事あるんやで?
とにっこり伊織を見つめます。
そんな紅葉を見て、伊織は
忘れるわけありません...それで私は公安を辞め...貴女の執事になったんですから...
と内心思うのです。
公安を辞めたのは事件に巻き込まれてとかだったと思ったのに、まさかの、紅葉に心を射止められてだった~!!!
この恋ではない関係が尊いですね。紅葉は平次平次言ってるときよりも、伊織といるときの方が女の子な顔してる気がする。紅葉の生粋のお嬢様らしい純粋なふわふわ感が出てる。
この2人尊いわ...
事件のいきさつとしては、やはり自殺したとされていた鶴城議員の秘書を今回の犯人3人が突き落としている映像を映したUSBを回収するためだったとのこと。
その映像にはバックに鶴城議員もばっちり映っていたため、すぐに捕まるだろうとのことで。事件的にはあっさりしてましたね~
今回は犯人あてとか暗号解読とかそういうがっつりミステリーという感じではなかったかも。
新たな指示
平次らをコナンが迎えた新幹線のホーム。
場所を同じくして、安室さんは風見と一緒にいました。なんと、風見は伊織と警察学校時代の同期とのこと!
安室さんと同じゼロに配属されていたにもかかわらず、紅葉の言葉に感銘を受けて執事になることを決意するの、やっぱりどう考えてもすごいな。尊い。
安室さんはそんな風見と別れ、新幹線に乗り込みます。
誰もいない車両の中、音の鳴る携帯電話に出ると、窓の外を見るように指示されます。そこには反対方向の新幹線に乗った、あの杖の老人が。
江戸川コナンを調べあげろ...骨の髄までな...
との指示に対し、安室さんは
りょ、了解しました...
と驚きの様子。直後、黒田管理官からかかってきた電話で動揺している様子を見破られてしまうほどに。
以前の初登場の様子、そして安室さんの返事の仕方からして、私はこの杖の老人は黒ずくめ側の人間ではないと思っているのですが、どうでしょう?
次郎吉おじさん的な、何かと注目を集めるコナンが面白くないみたいな、そういう系の人かなぁと思っています。
ただそれだと、黒田管理官にわざわざ隠す必要もないしなぁ。公安の任務に集中しろ!って怒られちゃうことを危惧してるとか?笑
それにしても、RUMからは工藤新一のことを調べろと言われ、杖の老人からはコナンを調べろと言われ、エンジェルとシルバーブレットを傷つけるなとベルモットに言われ、板挟み状態な安室さんが気の毒だよ。寿司屋からはなんか見張られてるっぽいしね。
安室さん、頑張れ...
最後に
USBの在りかを見つけたのはコナンなのに、平次が推理したと思い込んで紅葉お嬢様に相応しいお方だとニコニコな伊織、この天然っぷりが可愛いな。
なんとなくチュウ𠮷と同じ臭いを感じるので、ぜひとも2人での会話を見せていただきたいです。なんだか微笑ましい感じになりそう。
それにしても、平次も解けないのはちょっと残念だよなぁ。コナンと平次の推理力で差がつくのは東西の違いくらいで、他は五分五分(冷静になれない局面は別)だと思うので。コナンにあっさり解けて平次は解けなかったのも、それをあっさり受け入れている平次もなんとなく違和感。普通だったら悔しがりそうなのに。
まあ、都合上コナンを出す必要があったということかな。
では、お読みくださりありがとうございました!