たーこいずの宝箱

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クリミナル・マインド1-7「一家惨殺事件」感想

海外ドラマ「クリミナル・マインド」シーズン1第7話「一家惨殺事件(The Fox)」の感想です。

前回とはうってかわって、後味が悪すぎるエピソードでございました...

あの終わり方は結構心にずっしりときますね。

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

 容疑者一人目・ミラー

仲睦まじい家族の様子から始まった今回のエピソード、きっとこの家族がこの後殺されてしまうのだろうな...旅行前なのに災難だな...と思ってみておりましたら、まさか4日間も生かされていたなんて。

しかも、もう一件同じような犯行があり、旅行前の一家を狙う連続殺人事件であることが判明。

 

すでに容疑者もあがっており、それは実父のエリック・ミラー

まあこの段階であがる容疑者はきっと犯人ではないのだろうな~と思っておりましたら、案の定でした。

しかし、取り調べをリードに任せるというのは前回の話に引き続きリードの成長を感じられてよかったですね。

はじめはビビっちゃうし、怒らせちゃうし、主導権も握られているしでハラハラでしたが、流石リード、きちんと本音を聞き出すことに成功。

ちゃっかり結婚指輪の存在まで確認するあたり、余計な心配だったようです。

 

その後、冒頭で登場したクロフォード一家はセラピストに通っていたり、お金を浪費していたりとあまりうまくいっていなかった家族だったと判明。

いや~仲いい感じがしていたので少し寂しくなってしまいました。人は見かけによらないですね。

 

容疑者二人目・フランク

しかし、そこで判明した請求書の送付先が異なる携帯からつながった新たな容疑者は明アスリンの兄フランク

なんとエミリーの描いた絵を持っていますし、事件のあった日の前に家を訪問していますし、怪しい雰囲気がぷんぷん。

 

絵を分析し描いたのは左利きのエミリーであること、物を投げてフランクは右利きだと判断するところがとてもスマートで良かったですね。

ただ、もし私だったらと考えると、ソフトボール経験者なので普通に左手でキャッチしちゃいそうだな...といらぬ心配をしてしまいました💦

 

しかし、フランクはうつのためクリスに嫌われていたこと、また電話が不通になったことから家を訪問したのだということが明らかに。

つまり、フランクが見た食事の風景は犯人と一緒に食事していた様子だったのです。

それに気づいたフランクは取り乱していましたが、そりゃそうなるよね...

しかもただの知人ではなく最愛の妹だったんですから、悔しくて悔しくて仕方がないと思います。

フランクが立ち直れますように。

 

第三容疑者・ハワード

電話の線は消え、改めてプロファイルに立ち返るBAU。

モーガン秩序型殺人であることに着目し、その特性を語ります。

毎度おなじみとなりつつある現場に自分がいるかのような演出、お気に入りなんですよね~犯行現場とかでも実際目の前で見ているかのような演出がなされますが、ギデオンたちにはあの光景が見えているのだろうと思うと素晴らしいの一言です。

プロファイル、このドラマを見るまでは全然知りませんでしたが、これはクセになりそうです。

 

話を戻しまして、そういった被害者の細かな情報を得るためにはやはり職場つながりだと結論づけるBAU。

そこで、クリスは国税庁職員、リースは会計検査院の秘書であることに気づきます。そう、共通する職業とは政府職員だったのです。

セラピーといえば薬、ということで処方箋を書いた医者のレイチェル・ハワードを疑いますが、まさかの女医。

プロファイル的には男なのに...と思いつつ話を聞きますが、やはりハワードではなさそうです。

 

ハワード発見に至るリードとガルシアのくだり面白かったですよねー!

ミスマッチ加減が絶妙でした。ガルシアの冗談ひとつも理解していなさそうなリードが可愛かったです。ぜひまた絡んでほしい!

 

そして犯人は...

ハワードに聞くと、クロフォード家の担当はカール・アーノルドだそうで、彼のオフィスを見てみると、壁一面に子どもの描いた絵が。

ここでほぼ確信し、居場所を探すため元嫁に電話をかけますが、あのシーンも無駄にびくびくしてしまいました。

脅かす子どもたちに私まで驚いてしまいました💦でも、その家族には何事もなくて本当に良かったです。

 

その電話で得た情報によると、カールは子どもと一緒にいる様子。そうです、なんと次なる標的の家にもういるということ。

犯行ペースがどんどん早くなるのは連続殺人犯の性なのでしょうか。恐ろしい。

ハワードの担当だという一女一男の家族・ダンケン家だとにらみ、行ってみると案の定でした。

 

地下室で赤ちゃんをあやしているカールが狂気的で怖かったです。

後程、末っ子から順に殺していくと供述していましたし、まさに殺そうとしていたところだったのでしょうか。

間に合って本当に良かったです...赤ちゃんを受け取るギデオンと、暴れる犯人を確保するモーガンがかっこよかった。信頼感を感じられて良かったです。

 

それにしても、自供の取り方が上手かったですよね~

あえて証拠写真をバラバラに貼っておくことで、完璧主義者の犯人自ら指摘させるというのはあっぱれでした。

興奮すると思わず言いたくなっちゃうであろう犯人の性格をうまく利用していますよね。でも、被害者の足だけを見て気づいちゃう犯人も怖い...

 

その後、「戦利品」である結婚指輪を見つけたホッチがBAUに見せましたが、なんとその数が予想以上に多くて驚愕しました。

3個くらいを予想していたのに、なんと8個...8家族も殺めていたなんて...つまりは32人の命を...嘘でしょ...

カールの狂気的な自供を聞いた後での結婚指輪8個だったので、もう後味が悪すぎて心が重たいです。

特に、前回がすっきり終わっただけにね...ずっしりきます。

少なくとも、これから奪われようとしていた命だけでも救えてよかったです。

 

格言

私無知なものですから、登場する格言は大抵初めて聞くものばかりなのですが、今回は知っているものがありました!!

...そうです、もちろんホームズのあの有名なセリフです。モーガンが「ホームズですね」と言う前にピーンときたので嬉しくなってしまいました。

でもやはり、訳し方はいろいろだなぁと改めて実感です。自分が英語できるようになればもっと楽しめるだろうから、勉強した方がいいかなと思い始めてはや数年...

 

キツネとはキツネのように戦え。(T・フラー)

Whith Foxes, we must play the fox. (Dr. Thomas Fuller)

 

絶対不可能でなければ信じがたいことでも真実だ。(ホームズ)

When you have eliminated the impossible, whatever remains, however impossible, must be the truth. (Sherlock Holmes)

 

最後に

いやー、狂気的な殺人でしたね。

副題に「FBI vs. 異常犯罪」とあるわけですし、それくらい予想しとけという話ではありますが💦

でも、そういった普通では考えられない思考回路を持つ犯人をプロファイルで特定していくというのがこのシリーズの醍醐味だと思いますので、今後も華麗な犯人逮捕を楽しみにしたいと思います。

 

あとは、ついに生まれたホッチの赤ちゃん!おめでとうございます👏

今後も登場してくれると思いますので楽しみですね。

 

では、お読みくださりありがとうございました!