たーこいずの宝箱

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クリミナル・マインド1-10「悪魔のカルト集団」感想

海外ドラマ「クリミナル・マインド」シーズン1の第10話「悪魔のカルト集団(The Popular Kids)」の感想です。

ついに第10話!怪しい人物が次々と登場し誰が犯人か考えながら見るのが楽しかったです。

そしてリードの快眠を奪っている悩みとは...?

 

では、以下ネタバレあり感想です。

 

 見つかった遺体は2つ

ランニング中のカップルを襲った殺人犯。

異変に気付いた彼女・チェリッシュが彼・アダムの傍に駆け寄ると、すでに彼は死んでいました。

嘆くチェリッシュのもとに忍び寄る影が...

 

というところでシーンが変わり、アダムの遺体を捜査している警官が新たな遺体を発見するんですよ。

あー、チェリッシュだな、と誰もが思うじゃないですか。

すると、見つかったのはなんと白骨!!

白骨と言っても、腐っていて白というより黒でした。しかもアダムと同じように頭を殴られた跡が。

 

さらには、星のマーク「サタンは生きている LOD」という謎のメッセージも残されており、カルトの儀式による連続殺人が疑われます。

LODとは何のことなのか。チェリッシュはどこに連れ去られてしまったのか。本当にカルト集団によるものなのか。疑問が次々と湧き出てきます。

 

犯人は無職の男かカルト集団か

この入り組んだ森を殺害現場に選んだことからして、部外者による無秩序殺人とは考えにくいという結論を出すBAU。

さらに捜査に参加したがるタイプだというプロファイルをもとに、地元住民をチェリッシュの捜索に参加させます。

 

それに参加したメンバーの中で一番怪しいのは、無職の男・ヘンリー・デント

靴ひもを結ぶエルの背後からゆっくり近づくヘンリーがとっても怖かったです。

私は犯罪歴のある牧師さんが怪しいと思っていたので、うわぁヘンリーが犯人だったのか!またエルが人質になってしまうの!?とハラハラしていました。

 

と思っていたのですが、犯人はヘンリーでも牧師さんでもない様子。

しかも、エルとヘンリーは「次の満月の夜 サタンは処女を殺す」という新たな犯行声明を発見するのです。

やはりカルト集団が犯人なのか?LODとは?謎は深まるばかり。

 

そんな時、地元警部の息子でニーチェを読むコーリーがメタルをよく聞いており、自称「破壊の神」=LODだというマイク・ジッゾの存在を明かします。

コーリーの情報で得たマイクのアジトに行くと、ヘビメタが鳴り響き壁には星のマークとLODの名前が記された建物があり、中にはたくさんの若者がいました。

そのままマイクを警察へ連行。しかしマイクはメタルにハマっておりサタンであることは認めるも殺人は冒していないの一点張り。

しかも、星のマークは数ヶ月前に誰かに描かれたと言うのです。

 

その一方でギデオンは怪しい女性の後をつけ、教会で話しかけます。彼女はチェリッシュの友達・ブランディであり、衝撃の事実を明かすのです。

なんと、あの白骨は旅行客が事故により亡くなったものであり、ブランディ達はその遺体を観察していたというのです。

ブランディは罰を下されたのだと恐れていましたが、この時点でギデオンは察した表情に。

私も、カルトの儀式に見せかけた個人的な犯行であり、それはマイクの情報を流したコーリーが一番怪しいということにやっと気づきました。

 

チェリッシュの行方と犯人

そんなコーリーはモーガン、リードにマイクのアジトにははなれがあるとの情報を流し、2人にはなれを案内します。

この手の犯人は捜査状況を把握したい、操りたいとBAUが言っていたプロファイルと完全一致...!もう、ここまできたら犯人は誰かというよりもどう捕まえるのかですよね。

 

案の定、案内されたはなれには遺体となったチェリッシュが。しかも、その眼は開かれていたのです。

眼が開いているというのは、悪夢のせいで眠れないことに悩んでいるリードにモーガンが打ち明けたトラウマそのもの

モーガンは、リードに応援を探させることであえて遺体から遠ざけたのだと思います。ギデオンに悩みの事を話したり、自らのトラウマを話したりと、なんていいやつなんだ...

普段冗談ばかりでリードをからかうことも多いモーガンだからこそ、こんな一面を見られると胸が熱くなります。

 

リードが応援を探しに行った間に、モーガンはコーリーと話をします。コーリーの好きなプロファイルの話をすることで悟らせ、自供させるというのが上手いですよね。

もしかしたら証拠がないかもしれないというこの状況で、自白させるというのは一番の証拠ですもん。

しかし、バレたことに気づいたコーリーは戻ってきたリードを人質にとり、警察から盗んだ銃でモーガンに銃を捨てさせます。

 

そんな絶体絶命のピンチを切り開いたのは、またもやリード!!!

この前の列車ジャックでも大活躍、もっと前の立てこもりでも大活躍だったリードがまたもや大活躍してくれちゃいました。

コーリーの好きなニーチェを引用することで犯人の気を引き、隙を生ませたところにモーガンがタックル!無事、リードは解放されコーリーを確保することに成功。

犯人を説得する様はとてもかっこよかったです。

リードがますますチームの一員として一人前になっていく姿が微笑ましく、応援したくなってしまいます。

 

リードの悩み

事件は無事解決し、本部へと戻る飛行機の中眠れないリード。

先ほども触れましたが、リードはBAUに来てからというもの悪夢にうなされなかなか眠れない日が続いているというのです。

その相談をモーガンにしたところ、モーガンはギデオンとホッチにその秘密を話してしまっていました。

秘密を洩らしたモーガンにリードは怒りますが、なんとモーガン悪夢に悩まされた過去があり、ギデオンに助けてもらったのだとか。

そして今も悪夢を見ることがあるけれど、ギデオンのおかげでその悪夢と上手く付き合えているのだそう。

 

あのモーガンも悪夢に悩まされていたなんて、想像もつきません。

プロファイルするための材料を欲し、その材料として新たな犠牲者が生まれたというエピソードはとてもつらいものがあります。

しかも、今回のチェリッシュも眼を見開き、モーガンを見つめるように亡くなっていたという事実がさらにしんどいです。

そんなチェリッシュを見せないようにするためリードに応援を呼びに行かせたのかな、と思うと胸にこみあげてくるものがあります。

 

そんなモーガンを過去に救ったのは、ギデオン。

だからこそモーガンはギデオンにリードの悩みを話したのです。

そして帰りの飛行機の中、ギデオンはリードに語り掛けます。

凶悪犯を相手にしているのだから悪夢を見るのは当然のこと、自分たちが救った人のことを考えればいいのだ、とアドバイス

そして救った家族の写真をリードに渡し、リードはその写真を胸に抱いて目を閉じるのです。

 

きっとギデオンにとってとても大事な写真だと思うのです。

そんな写真をリードに渡すことで、救った人たちのことを考えられるのはもちろん、BAUのみんなも同じなんだ、自分にはBAUの仲間がついているんだと思えるようになると思います。

 

ここのところリードにフィーチャーしたエピソードが多く、みんなよりも若く経験値も少ないリードが日に日に成長しチームに溶け込んでいく様を見ていると胸が熱くなります。

頑張れ、リード!!頑張るリードの姿に私も頑張ろうと思えます。

モーガンやギデオンとの関係性もどんどん良くなっていますし、リードがもっと自分に自信が持てるようになるといいですよね。

 

格言

不幸なことに夢が多すぎると悪夢も増える。(P・ユスティノフ)

Unfortunately, a super-abundance of dreams is paid for by a growing potential for nightmares. (Peter Ustinov)

 

人はより良く、そしてより悪くなる。ニーチェ

For the evil is man's best force. Man must become better and eviler. (Nietzsche)

 

思想は人を分かち、夢と苦悩は人を結ぶ。(E・イヨネスコ)

Ideologies separate us, dreams and anguish brings us together. (Eugene Ionesco)

 

最後に

今回のエピソードは過去エピソードのプロファイルのおかげで、私も犯人が明かされる前に気づくことができました!

ドラマを見ていることで私もプロファイル術が向上しているのかも...?(そんな簡単に身につくものではないです😂)

今後、どんな犯人が登場し、どんなプロファイルで追い詰めるのか、とても楽しみです!

 

では、お読みくださりありがとうございました!