MÅNESKIN RUSH! WORLD TOUR 2023/12/7の神戸公演に参戦してきました!
直前にアリーナ椅子席がスタンディングに変更になるというびっくりな事態もあり、スタンディングの経験がない私は恐れおののいていたのですが、しかし、やはり最高でした!
東京の時は後ろからものすごく押されて大変、みたいな呟きを見ては不安に思っていたのですが、わりと細かいブロックごとに塀が設けられていたうえ、元々席ありを購入していた客層だからかほとんどの人が元々の定位置を動くことなく観れました(私のブロックだけかも)ので、覚悟していたよりは数倍快適でした。
まあ身長や距離の問題もあり、ステージはほとんど見られなかったんですけど、それもまたスタンディングらしいのかなと。
セトリについては公式がアップしてくれていますが、ライブの感想を交えながら、以下セトリ紹介とその曲の好きなところなどを語っていきたいなぁと思います。曲の解釈は個人的な意見ですので間違っている可能性があります。
私には音楽的知識が全くないので、稚拙な感想とはなっていますがあしからず。
Spotifyのリンク↓
- 1: Don't Wanna Sleep
- 2: Gossip feat. Tom Morello
- 3: Zitte E Buoni
- 4: Honey(Are U Coming?)
- 5: Supermodel
- 6: Coraline
- 7:Beggin
- 8: The Driver
- 9: For Your Love
- 10: Valentine
- 11: Gasoline
- 12: Trastevere
- 13: Timezone
- 14: I Wanna Be Your Slave
- 15: Mammamia
- 16: Off My Face
- 17: Bla Bla Bla
- 18: Kool Kids
- 19: The Lonelist
- 20: I Wanna Be Your Slave
- 最後に
1: Don't Wanna Sleep
最新アルバム「RUSH!」8曲目。
開始時刻までは赤いカーテンでステージが覆われていたのですが、カーテン越しに曲の演奏が始まり、光に当たって影が見えるというとてもかっこいい演出でした。もう始まりから感動しましたもん。
目を閉じると孤独を感じるから、眠りたくないんだ死ぬまでダンスをしよう、という歌。これからショーが始まるのにぴったりな歌ですよね。今夜は眠らない!
Måneskin - DON'T WANNA SLEEP (Lyric Video) - YouTube
2: Gossip feat. Tom Morello
最新アルバム「RUSH!」2曲目。
この歌詞はもうザ・マネスキン(モーネスキン)という歌ですよね。皮肉が効いてます。私のお気に入りのひとつ。
ウソ偽りの街へようこそ、君が見ているのは上辺だけでこれがアメリカンドリームさ、君にはカリスマ性はないそこらへんにいる凡人さ、という痛快さ。
MVにもこの痛快さが現れているのでぜひ。
Måneskin - GOSSIP ft. Tom Morello - YouTube
3: Zitte E Buoni
3枚目のアルバム「Teatro d'ira -Vol.1」の1曲目。
最新アルバムの曲ではなくても、有名なこの曲は演奏してくれるだろうと期待していたので聴けて嬉しかったですね~!
こちらはイタリア語なので全くわかりません。ということで過去にネットでいろいろ調べたのですが、タイトルは「いい子で黙ってろ」というもの。
そして歌の内容は、オレは頭がおかしいけどアイツらとは違うぜ、首を折られるくらいしなきゃオレらは止まらない、みたいな感じ。
まさにどんどんと勢いをつけている彼らのための歌、という感じですよね。元々歌詞の意味を知る前からカッコよくて好きな歌でしたが、歌詞を調べてもっと好きになりました。
Måneskin - ZITTI E BUONI (Official Video – Sanremo & EUROVISION 2021 Winners) - YouTube
4: Honey(Are U Coming?)
アルバム「RUSH!」に新曲を数曲追加したデラックス版に収録されている曲。
これは「Are You Coming?」の部分を客が歌う、という分かりやすい曲なので、より会場が盛り上がってましたね~!
愛では全てが公平だ、イタリアの愛がどんなものか見せてあげるよという甘~い歌。
"I made for you, we can't denty it"というフレーズが好きです。
Måneskin - HONEY (ARE U COMING?) (Official Video) - YouTube
5: Supermodel
きました大ヒット曲!こちらはアルバム「RUSH!」の16曲目に収録されている歌です。イントロが流れた時の盛り上がりようと言ったら凄かったですね~
高校時代はいいクリスチャンだったのに、聖母マリアという名前のドラッグ・クイーンの友達ができた90年代のスーパーモデルさ、彼女は君なんかより金と煙草を優先するよ、だって彼女の彼氏はロックンロールだから、という歌。いやぁ皮肉!!好き!!
Måneskin - SUPERMODEL (Official Video) - YouTube
6: Coraline
3枚目のアルバム「Teatro d’ira -Vol.1」2曲目の歌。
この歌は転調が特徴的な歌で、ぐっと引き込まれます。
イタリア語なので例のごとく調べた結果ですが、
コラリーンというのは人の名前で、君の真実を教えてよ、人々は「彼女には何の価値もなくドアから出ていくこともできない」と言うけど、いつか彼女はやりとげるよ、君の炎にも冷気にも夜の光にもなるよ、という包み込むような歌。
この少ない音で作られるメロディが、囁くように歌うダミアーノの声が、コラリーンに寄り添うようで優しさを感じますよね。
CORALINE ‑ 曲・歌詞:Måneskin | Spotify
7:Beggin
一転してガンガンなこの歌はThe Four Seasonsのカバー。ファーストアルバム「Chosen」の4曲目。
ダミアーノの「喉の調子がちょっと悪いから助けてほしい。次の歌はとっても助けやすい歌だよ」というMCから始まったこの歌。
カバーというのが信じられないくらいに彼らの歌になっていますよね。
お願いだ、お願いだから優しい手を差し伸べて、君を失いたくないんだという歌。
Beggin' ‑ 曲・歌詞:Måneskin | Spotify
8: The Driver
アルバム「RUSH!」のデラックス版に収録された新曲のひとつ。
この、出だしのゆったりしたところから一気にテンポが良くなるのがいいですよね。
もし君がハイでもっと飛びたいなら僕がもっと高みに連れていくよ、ロープを使って僕を縛り付けて、僕がドライバーになりたいという歌。
歌詞といい、ねちっこいメロディといい、ダミアーノの歌い方といい、なんとなく大人な香りが漂いますね?笑
Måneskin - THE DRIVER - YouTube
9: For Your Love
3枚目のアルバム「Teatro d'ira -Vol.1」6曲目。
またこちらも大人な歌で、君の頭の中にこびりついて全滅させたい、君が泣き叫ぶまで犯したい、君の愛のためなら君の望むことを何でもするから、という感じ。
何となく、夜に海の見える道をドライブしながら流したい曲です。(なぜ?)
FOR YOUR LOVE ‑ 曲・歌詞:Måneskin | Spotify
10: Valentine
アルバム「RUSH!」のデラックス版に収録された新曲のひとつ。
大人なバラード、という感じでしっかり聞き惚れてしまいました。
バレンタインとは特別な人、という意味。愛で窒息しそうだ、愛に溺れて愛に狂う、君を諦めることがとても怖い、という熱烈な愛の歌。
"And I cover myself in tattos of us"というフレーズが、単純に読めば僕達のタトゥーで自分を覆うなんですけど、僕達の記憶を刻み付けるとか、タトゥーのように体に張り付いて離れないみたいな、なんだか執着心を感じる言葉選びが好きです。
Måneskin - VALENTINE - YouTube
11: Gasoline
最新アルバム「RUSH!」の6曲目。
一転してかっこいいとがった歌です。
これは初めて聴いた時からライブで聞いてみたいとずっと思っていたので、生で聴くことができて本当に嬉しかったです。ヴィクトリアのベースがよりかっこよく引き立っている名曲だと思います。
"We gonna dance on gasoline"とみんなで大合唱するのがもう気持ちよくて仕方なかった。
この曲はウクライナ戦争がはじまり、思うところを歌にしたというもの。
夜眠れるのか?どうしたら目を閉じられる?奪った王座に座り石の心で神のように振舞うお前が底へと突き落とされるのを全世界が期待しているよ、という痛烈な歌詞。
なんだか、これぞロックだって感じ。
Måneskin - GASOLINE (Lyric Video) - YouTube
12: Trastevere
アルバム「RUSH!」デラックス版に収録された新曲のうちのひとつです。
ここで後方に移動し、MVと同じくアコースティックをイーサンとトーマスが演奏し、しっとりと聞かせます。
まさか後ろでもやってくれるなんて思っていなかったのでびっくりしました。しっとり聞き入るタイプの歌なので、もうそれは幻想的な空間って感じでしたね。
もうこれ以上痛みはないだろう、君の名前はどの曲からも消すよ、という失恋ソング。
TRASTEVERE ‑ 曲・歌詞:Måneskin | Spotify
13: Timezone
アルバム「RUSH!」の3曲目。
こちらはトーマスがアコースティックを引き、ダミアーノが歌うという2人での演奏でした。アコースティックバージョンのタイムゾーンは、より切なさが強まって素敵でしたね。
僕達を引き離しているのは距離だけ、時差だけ、という売れっ子になり世界を飛び回る彼らだからこその歌ともいえます。夢なんてくそくらえ、名声も意味がないという強烈な愛。
"And I keep talking to the wall till he's a friend of mine"という表現が誌的で好きです。
Måneskin - TIMEZONE (Lyric Video) - YouTube
なんとダミアーノのマンガ好きが実を結び、こんな素敵なコラボも。
14: I Wanna Be Your Slave
この曲の前に、イーサンのドラムとヴィクトリアのベースで聞かせるソロ、ではないか。めちゃくちゃかっこよかったです。ベースがまじでかっこいい。
そしてこの曲は3枚目のアルバム「Teatro d'ira -Vol.1」の6曲目。ドラムとベースからこの曲につながるっていう流れが最高ですよね。だんだん音が増えていくタイプがとっても好みなので、この曲もお気に入りのひとつ。
タイトルは君の奴隷になりたいで、奴隷になりたいし主人にもなりたい、勝者になりたいし敗者になりたい、君のセックストイになりたいし君の先生にもなりたい、とあべこべな欲望が並びます。
途中でダミアーノが囁き声で歌う部分があるのですが、その時は観客みんなが手拍子や手を振り上げるのを止めてきっちり聞き入る体制に入るのがもう最高でしたね。
Måneskin - I WANNA BE YOUR SLAVE (Official Video) - YouTube
15: Mammamia
アルバム「RUSH!」の15曲目。
この曲はMVがとってもユニークなので見てほしいですね。メンバーそれぞれがめちゃくちゃにダミアーノをやっつけます。笑
跪いて君の雨を飲むのが待ちきれないとか、僕の一番好きな音楽は君の「Ah」だ、とかなかなかな大人な歌詞です。
"They ask me "Why so hot?" "に対してみんなで"Cause I'm Italiano"と歌うのがもう楽しくて仕方なかったですね。
曲紹介で「この曲を紹介するのが楽しみだったんだ、日本のおかげで有名になったから」と言い、マンマミーアをあのマリオの発音で言ってくれるというファンサービス!
ちなみにこの曲でダミアーノは上裸になりました。脱ぎ方が色気でしかなかった。
Måneskin - MAMMAMIA (Official Video) - YouTube
16: Off My Face
アルバム「RUSH!」のデラックス版に収録された新曲のひとつ。
そろそろ私の好みがバレてきていると思いますが、この曲もだんだん音が増えていくパターンかつ転調ということでお気に入りのひとつですね。(お気に入りありすぎだろ)
(I'm) off my faceとは酒に酷く酔うという意味。
ドラッグが好きだけどドラックは僕を愛してくれない、一人で眠るのは大嫌いなんだ君もそうだって知ってるよ、君は頭の中のモンスターなんだどうすればいいのか教えてくれ、というこれまた好きな人に振り回されてる系ですね。
Måneskin - OFF MY FACE - YouTube
17: Bla Bla Bla
アルバム「RUSH!」の4曲目。
この曲もベースがくっそかっこよくて、段々音が増えていくパターン、つまり大好きなパターンですね。
歌詞はもうクソ男の歌ですね。オレにチャンスをくれれば女にしてやるぞ、君がオレを捨てるから君の親友に連絡してセックスしよって言ってやったぜ、何で君の事好きになたのかよくわかんないけど、たぶん君の犬と遊ぶのが楽しかったんだと思うよ。とかなんとかぐだぐだ言ってる歌です。
しかし、最後の方の"You said I'm ugly and my band sucks but I just got a billion streaming song"というのが、売れない時代にいろいろ言ってきた奴らへの見返しみたいなものが込められていそうだな、とも感じたり。
Måneskin - BLA BLA BLA (Lyric Video) - YouTube
18: Kool Kids
ラストを飾るのはアルバム「RUSH!」の9曲目。
恐らくSS席のスタッフに選ばれた数名の観客がステージに上がり、メンバーと楽しそうに盛り上がるという演出も。これはすごい。一人ずつはけていくというのも面白かったです。
ロックは時代遅れ、と言われる世の中に彗星のごとく現れた彼らのための歌。
彼らはロックが嫌いでポップしか聞かない、ロックンロールなんて時代遅れだってみんな知ってる、でも俺らはクールなキッズだから、クールなキッズはクールなキッズとしかつるまない、なんて尖った歌詞なの。
好きな部分は、彼女のことめちゃめちゃ可愛いって思ってるよね?でもごめんね彼女はいけてる娘が好きだから、という歌詞。この彼女ってVic、つまりヴィクトリアのこと。
他のMVでもヴィクトリアは女の子とキスしたりという演出があり、多様性を前面に出しているところも「クールなキッズ」だと思います。
Måneskin - KOOL KIDS (Lyric Video) - YouTube
19: The Lonelist
この曲の前にイーサンのギターソロが結構長尺でありました。贅沢だった~!
そしてアンコール1曲目はアルバム「RUSH!」最後の曲。
このバラードがもう沁みましたねぇ。終わってほしくない、さよならしたくないという気持ちをより強めます。曲終わりにダミアーノの好きな進撃の巨人の心臓をささげるポーズをしてお辞儀をしてくれて、もう愛を感じました。
君なしでは生きていけない、目を閉じると君の顔が浮かぶんだ、今夜はひどく孤独な夜になる、という切ない歌。
MVも切ないです。
Måneskin - THE LONELIEST (Official Video) - YouTube
20: I Wanna Be Your Slave
まさかの本日2回目!笑
でもいい曲は何度やっても盛り上がるから最高!
いい締めくくりでした。本当に楽しかった。
最後に
こうやって曲を並べてみると20曲も披露してくれたんだなとびっくりしています。本当にあっという間に感じて、もう終わっちゃうの!?と思ったので。
また近いうちに、日本に来てくれて、生で味わえる日を楽しみにしています!!
本当に楽しいひとときをありがとうございました!!!
では、お読みくださりありがとうございました!