2023/11/29発売の週刊少年サンデーに掲載されている名探偵コナンFILE1122「探偵」の感想です。
シリーズ第4話にして最終話。工藤新一に扮する怪盗キッドはみんなをだまし通せるのか?
事件は無事解決できるのか?
そして、連載30周年企画についてもついに発表されました!
では、以下ネタバレあり感想です。
名探偵コナン展
連載30周年記念企画の目玉、名探偵コナン展の開催が決定!しかも全国を周回するとのことです👏
こちらのサイトに掲載されている、青山先生の書き下ろし色紙がもう最高ですね!
ちび新蘭をいい子いい子するなんて、先生にしかできないもの。この発想が素晴らしい。蘭と新一の表情の差が可愛い。愛おしいです。
そしてメインビジュアルも素敵!男性陣は紺のスーツ、女性陣はカラフルなドレスを着る中で、蘭は青というのがもう新一の隣に並ぶと大人っぽくて麗しくて最高です。
女性陣はそれぞれそのキャラらしい服装でいいですよね。
限定グッズも数多くあり、原作絵に目がない私はもう嬉しくてしょうがないです。
アクリルパズルコレクションの新一と蘭が初期絵なのが推せるし、アクリルキーホルダーの場面チョイス最高ですし、コナンと蘭のウォールステッカーとか私得でしかない。
アクリルキーホルダーの、園子のチョイスがもはや神。
博士のメガネクロスはコナンを支える博士の歴史を感じられて素敵ですし、実際に登場したものをそのままグッズ化するのが嬉しい私的にはヨーコちゃんのヘアターバンも興奮します。(伸ばし棒のところが血で汚れてない。笑)
そして突然の津川館長には笑ったし、ジンのファブリックスプレーは効きそう。笑
原作絵には目がないのでこれはもう散財の予感ですよ...どうやって絞り込もうかしら。
その他の企画もいろいろあるみたいで、楽しみですね~!
ユニバの企画については付近にトロピカルランドのイラストがあるので、もしやトロピカルランドが出現するのか?とか思ってしまいます。笑
続報が楽しみです!
推理ショー開催
では本編を。
偽新一と白馬は推理ショーを開催。
犯人はキッドがルーバーレンズを使うことを事前に予想し、キッドが展示室に入る姿が防犯カメラに映らないのであれば、展示室に戻る吉田社長の姿が映らずとも問題なだろうと考え、キッドが来る前に社長を殺したのです。
キッドはダミーの消火栓に隠れ、犯行を終えた後にルーバーレンズを外し、展示室の扉が開いていることに気づいた警備員が慌てて突入するのにまぎれて脱出すればいいので、予告時間の直前に停電させる必要なんてない。
つまり、その停電は犯人が仕組んだものだったのです。
皆でチェックを終え展示室から出ようとしてたその時、犯人は社長の背後から声をかけ、しゃがませて振り向かせた瞬間に殺害し、社長に扮した犯人が「確かめたいことがある」とまた展示室に戻り、社長の遺体を玉座まで運んだ後に、社長として展示室から出てOKサインを出したという流れ。
スタッフが1人増えたところでわかりませんし、フードを被りメガネに髭、そして声も枯れていたため気づかれない。
では誰が社長を殺し、社長のフリをしていたのか?
その人特有の癖、今回は両手を体の前で組む時に上になる手で明らかになりました。
容疑者のうち、秘書の上地1人だけ左手が上、そして映像の社長(偽)も左手が上。つまり、秘書の上地が犯人だったのです。
う~ん予想どおり!!やったね!
では遺体をたった10秒足らずでどう玉座まで運んだのか。
寝ている人の膝を立て、両足の靴のつま先を右足で踏んで固定し、そのまま相手の両手を掴んで、自分の方へ一気に引き寄せ、相手の体の下に潜り込む「ファイヤーマンズキャリー」をすることにより、一瞬で人を肩に担ぐことができるのです。
元消防士の秘書、上地ならこの方法を知っていて実践もできるうえ、靴のかかとに社長の血痕が残っているという何よりの証拠もありました。
これを偽新一を白馬が担ぐことで実践しているのですが、そのおぶられる時のキッドの表情が最高ですよね😂覇気のない面倒そうな顔。笑
動機は社長の妻との不倫が社長にバレたこと。
「キッドの件が片付いたら妻と別れてお前をクビにする」と言われ、社長を殺すことを決意し、喉をつぶして成りすましやすくするため部下にカラオケに連れて行かせたのです。
不倫してた自分が悪いのに、殺すなんて怖い...
キッドと白馬の攻防の行方
ファイアーマンズキャリーにより、白馬に担がれたままの偽新一。
いつまで担いでるつもりだと尋ねられた白馬は、
担いだまま警視庁まで歩いて行くっていうのはどうですか?怪盗キッド!!
とニヤリ。流石白馬、きっちり見抜いておりました。
しかしキッドは白馬の両足に手錠をかけ、煙玉を投げてその場を離れると、展示室から外へ出ます。
展示室の外にいた蘭に「後で電話する」と言ってその場を離れようとすると、
うんわかった!—って行かせると思ったら大間違いよ!!怪盗キッド!!!
わたしがキスしたのは新一の右のホッペ!アンタさっき左のホッペ指差してたじゃない!!
と蘭に言われ、右手首を掴まれます。
さすが蘭、やっぱり気づいてた!!!お付き合い後は強いな~!
しかし、お得意のマジックで蘭をひるませた隙にキッドは逃げます。
全部キッドのデマカセだと怒る蘭に対し、手錠を外して出てきた白馬は「あれは工藤新一本人の言葉」と真相を伝えます。
今回の推理どおりであれば、キッドが展示室に入ったときにはすでに遺体があったはず。しかしカードに遺体のことが書かれていなかったのは、すぐにコナンが入ってきて書く暇がなかったから。
キッドは袖口をコナンに嗅がせて自分は撃っていない、犯人は別にいるのにこの謎を解かなくていいのか?と主張。
そしてコナンは工藤新一に電話して、殺人事件の真相を解明してもらうことに決めた。電話で聞いた新一の推理をコナンがマイクを通してキッドに伝え、キッドは新一のフリをして話していた。
蘭に言ったあの言葉も、新一がコナンを通してキッドに言わせた言葉なんだと。
新一が泥棒の味方をするなんてびっくり、と言う蘭に対し、白馬は
君は探偵というものをわかっちゃいない...そこに謎があれば解かざるを得ない...言い換えるなら...謎を解くしか脳がないんですよ...探偵ってヤツはね...
と名台詞を吐きます。
くそかっこいいなこのセリフ!!!
そしてきちんと蘭にあれは新一の言葉だって伝えてくれてありがとう!!
最後に
流石に白馬はコナンの正体にまでは辿り着きませんでしたね~まあ、なかなか体が縮んでいるという発想には至らないか。
それにしても、劇場版では何度も新一に化けるキッドが蘭とラブコメもどきを繰り広げていましたが、青山先生からこうやってラブコメするんだよと大正解の回答をいただいたみたいな感じでしたね。
コナンは蝶ネクタイ型変声機を使っているのと同じように、キッドという箱を使って自分が蘭とラブコメしてるんだもん。素晴らしい発想です。最高でした。
だからこそもう劇場版では安易に新一に変装しないでくれ。
それと、顔が似ているのに新一と怪斗の顔が全然違うのも本当に流石先生だと思いましたね。流石です。素晴らしすぎた。本当に白馬に担がれてる時の怪斗の表情が好き。笑
そして怪斗本人は、あんなラブラブっぷりを見せつけられてどう感じていたのか気になるところですね~笑
では、お読みくださりありがとうございました!