2023/2/8発売の週刊少年サンデーに掲載されている名探偵コナンFILE1107「遠見の角行」の感想です。
シリーズ第5話。前回から黒田管理官の口によって語られ始めた17年前の事件。
いよいよRUMとアマンダが対面し...
各ページの情報量に、そろそろ年表的な形でまとめなければと思う次第です。
では、以下ネタバレあり感想です。
RUMとアマンダの対峙
ホテルに配置していたボディーガードをどうしたのかと聞くアマンダに対し、
私のこの左眼はねぇ一度瞳に焼きつけた物は忘れはしないから！
と答えるRUM。
フォトグラフィックメモリーの類で、一度目にしたものは全て、相手の仕草や癖まで記憶してしまうのだとか。
だからこそ、何度も雇って信頼しているボディーガードを見つけるなんて簡単だと。
フォトグラフィックメモリーですと！？これはちょっとまずいのでは...
キャメルは老人に扮したRUMに声をかけていますから、ばっちり顔を覚えられているはず。海猿島で黒ずくめに見つかったことから、ばっさり髪を切って変装はしていますが、そんな程度ではすぐにRUMにバレてしまいますよね。
大丈夫かな...
というか死んだことになっている赤井さんも、顔を変えて声まで変えていますけれども、癖まで覚えてしまうのであればちょっと不安かもしれない...最近隠れてる自覚あんまりなさそうだし😂
そしてもう1人心配なのは灰原ですよね。
幼少期を知っている組織の一員にバレるのは今までも懸念事項でしたけれど、癖までも覚えてしまうRUMであれば、例え幼少期を知らずともバレてしまう可能性があるのでは...元々年齢的にも灰原の幼少期知ってそうだし。
そんなRUMは集めたネタで脅し、財政界の大物を操り大きくなろうとしている組織の一員。そのバックは烏丸であるとアマンダも読んでいました。
アマンダの弱みは、浅香は死んだボディーガードの娘であるということ。
浅香を娘のように育ててきたのであるから、浅香を手中に収めればアマンダは組織の家族になると高らかに笑うのです。
しかし、アマンダはその一瞬の隙を狙い、RUMが手に持つ組織が開発した毒薬を自ら飲み、命を絶つのです。
苦しむアマンダを前に、情報を離されている可能性もある浅香を捜索する指示を出すRUM。
去り際に、RUMはあだ名ではなく、長年あの方に仕えた父から継いだコードネームであると言い残します。
コードネーム、まさかの世襲制だった！！！やっぱり組織の歴史は長いんだなぁ。
そうなるとやっぱり烏丸蓮耶は今のボスというだけで、前は烏丸蓮耶の父親がボスだった、とかいうこともあるかもしれないなぁ。だって長生き過ぎるしな...
羽田浩司の名演技
羽田浩司の元へ着いた浅香は、ナイトの駒を忘れたというのは嘘で、逃がすためだったと羽田浩司から指摘されます。
寝起きの名演技で訪ねてきたRUMを追い返すと、浅香をスタンガンで眠らせ、本棚の中に隠れさせます。お守りとして、角行を持たせて。
「遠見の角に好手あり」ってね！これを持っていれば敵に見つかりにくいし...ずっと睨みを利かせていれば...いつか反撃も...できますよ...
というセリフが沁みる...羽田浩司、演技派だし頭切れるし勇敢だし、すごすぎる。
やっぱりチュウ𠮷と似たところを感じるなぁ。ちょっと世良ちゃん味もある気がする。
再度訪ねてきたRUMは本棚のファイルがずれていることに気づき、ずかずかと中へ。
本棚をいじろうとするRUMに対し、羽田浩司は
烏丸蓮耶...偶然ネットで記事を見かけたんですが...30年くらい前の国際経済フォーラム年次総会に出てましたよね？隊長不良で欠席した烏丸会長の代理として...あなた達...烏丸蓮耶と何か関係ありそうですね...
と目ざといコメント。
ネットで見ただけの記事で、しかもただの代理の顔を覚えているなんて...凄すぎる羽田浩司。
暴行を受けても浅香の居場所を吐かない羽田浩司の一方、アマンダの遺体が見つかったようで、騒がしくなるホテル。
警察と出くわす前にずらかるため、羽田浩司にも毒薬を飲ませ殺すことに決めたRUM。
ただ浅香を庇っただけなのに...羽田浩司...辛すぎる...
一方の黒田管理官は
休暇ではなく、上司からの密命によりアマンダへ会いに来た黒田管理官。
会議の前の顔合わせのつもりだったのですが、連絡が来るはずなのに来ない。そしてトイレで襲われたこともあり、アマンダのところへすぐに駆け付けたい黒田管理官。
しかし、部屋番号がわからず、フロントも教えてくれません。
そこで、携帯をわざと落としてホテルマンに拾わせ、アマンダの部屋まで届けるように仕向けます。
スマホなのは...まあ...考えないようにしましょう。笑
そして黒田管理官はアマンダの部屋で机に突っ伏しているアマンダをホテルマンと一緒に発見するのです。
すでに息はありませんでしたが、チェス盤に置かれたナイトの駒と腕時計。これはアマンダが残したダイイングメッセージ？
腕時計の文字盤にはキスマーク、ナイトの駒の目玉には口紅。わざわざ腕時計を駒に巻いているのも気になります。
そして黒田管理官は、アマンダのチェスの対戦相手が羽田浩司であることに気づき、羽田浩司の安全を確かめようとするのです。
最後に
アマンダが呼んだSWATは、組織に加わった若い女ことベルモットがアマンダの声でキャンセルしていたとのこと。
え、ベルモットは最近組織に加わったの？でもジョディ先生の両親を殺したのもベルモットよね...？組織入ってそうそうにいくつもの任務をこなしているのかな。
流石にこんがらがってきたので、そろそろ年表的にまとめなければ。誰が何を知っているのかとかも、最近複雑になってきましたもんね。
でもだからこそ面白くなるコナン！いよいよ次回はシリーズ最終話。きっと浅香が目覚めて羽田浩司の死に気づくのでしょうね...つらい...
あとはPUT ON MASCARAのダイイングメッセージをどう残すのかが楽しみです。
それにしても、取り込む予定のアマンダを自殺させてしまい、何にも関係ない有名人である羽田浩司も殺してしまい、そのうえ浅香を逃がしてしまうRUM抜かりすぎじゃん...
では、お読みくださりありがとうございました！
